たまじのつらつら記 「ゆっくり・ゆったり」コンセプトとしたたまじブログ。

子供焙煎2

昨年の11月下旬にブログで紹介し、スタートした「子供焙煎」。
その内容はそのままズバリ「子供が焙煎を体験できるイベント」。
今週のブログは「子供焙煎」を実際に体験された様子をつらつらと

窯内は300℃近くまで加熱される焙煎機。
万が一、子供が火傷などしたら本末転倒なので、焙煎機の近くで見学しながら、
自ら焙煎しているような体験を楽しんでもらう

生豆を焙煎機に投入し、次第に焼き色がついて珈琲豆ができる様子を一緒に見学
見る楽しみもさることながら、白っぽい(実際は緑っぽい)生豆が次第に茶色くなり、
ポップコーンのような芳ばしい香りが出てくると子供の目は興味津々に
さらに珈琲豆に近づくことで、珈琲の甘い香りがほわぁ~っと

少し離れた場所からわが子を見守る親が子供に声をかけても無反応
もう何も聞こえない。目と鼻を刺激する焙煎という作業に集中する子供が多い。
そんな姿を一緒に見ている瞬間は何とも言えず楽しい。
こちらはその1シーン

子供焙煎2

焙煎が進み、そろそろ仕上がりが近くなると、子供に大事な作業をお願いする。
それが焙煎終了ボタンを押すこと
タッチ画面の「キャンセル」と表示された黄色いボタンを触るだけなのに、
それによって焙煎していた豆が一気に冷却ボックスの中に落ちていく
その瞬間を見た子供の多くは「豆がなくなった~」と大きな声で叫ぶ。
そうでない子供は豆がなくなった事実に驚き、ただただ茫然とする。
どちらの反応も子供の自然な姿が出ていて、言葉に表現できないほど可愛い

焙煎した珈琲を丁寧に商品として仕上げ、それを子供からご両親に渡してもらう
もちろん「僕が焙煎した珈琲だよ。」という言葉とともに

この瞬間、子供の背中が妙に頼もしく見える
何かをやり遂げ、それを両親から褒められる。
焙煎する前と後で子供の顔付きや誇らしく、体つきが頼もしくなるような。
そんな光景をみるたびに、「子供焙煎」というイベントをやって良かったと思う。

ちなみにですが・・・
子供が焙煎体験することによって、焙煎がいい加減になることはありませんのでご心配なく。
逆に子供が焙煎した珈琲を両親が心底おいしいと思ってもらえるように
いつも以上にプレッシャーがかかるような

こんな風にして出来上がった珈琲という商品を
そのご家族が自宅で笑いながら飲んでるシーンを想像すると、自然とニンマリしちゃいますね

子供焙煎をご希望の方はメールでも電話でも結構ですので
事前にご連絡いただけると嬉しいです。楽しい時間を一緒に過ごしましょう

今週のブログはこのあたりで。
ではでは

バターコーヒー

店舗にお越しになられたお客さまとの会話

「たまじ珈琲さんは、バターコーヒーってご存知
「いえ、存じ上げませんが。」
「神戸のコーヒーらしくて東京にもあるみたいよ。コクがあっておいしいんだって。」
「ネットで調べて勉強しておきますね。」

というのが昨年末のこと。

年が明けて、その会話をふっと思い出しネットで調べたところ。
神戸に本店がある「ダンケ」さんのことと判明
お客さまの言われるとおり、東京にも店舗があり、それが近くの吉祥寺だったので
お休みを見つけて足を運ぶことに

【ダンケ 吉祥寺店】
http://tabelog.com/tokyo/A1320/A132001/13130185/

吉祥寺駅から徒歩5分ほど。
線路沿いの分かりやすい場所に発見
早速お店に入ってみると、とても品のあるカフェ。
お客様の目の前でハンドドリップで珈琲を淹れてくれる。
特徴は好きなコーヒーカップを選べること
たまこさんがセレクトしたカップがこちら

珈琲カップ

カフェでカップは大事だなぁと改めて実感
女性を中心に、カップを選ぶサービスに目をキラキラさせてながら楽しまれてる。

たまじ珈琲ではお気に入りのメキシコの陶器を使っている。
自分で言うのもなんだけど、女性のお客さまを中心に評判がいい
なかなか入手できないので、ダンケさんのようにお客さまにセレクトいただくサービスは
難しいけれど、これから徐々に増えていったらそんなサービスもいいなぁと妄想。

毎回思うことですが、珈琲を商売にされている方々と出会ったり、
そのお店に足を運ぶことは本当に勉強になり、大いに刺激を受ける

さて、早速楽しみにしていた珈琲の試飲に
注文したのはもちろんバターブレンドコーヒー。
ちなみに、ダンケさんのホームページによれば、バターコーヒーとは以下の商品のこと。

焙煎時に厳選された最高級バターを加えたこの世で唯一のオリジナルブレンドコーヒー。
まろやかで薫り高いバターブレンドコーヒー。

焙煎時にバターをブレンドって、いったいどこのタイミングでどうやってと
焙煎する人間としては大変興味があるものの、当然のことながら企業秘密
ここでは、ひとりのお客として、珈琲の味を純粋に味わうことに

バターをブレンドしたコクを想像しながら、まずは一口。
予想以上に優しい口あたり。ただ、バターの存在感が味にそれほど感じられずちょっと残念
コーヒーそのものの味はおいしい。バターブレンドと言われなければ、
普通においしい自家焙煎珈琲と違いが分からないぐらいクリアな味と、きれいな後味
冷めたときに嫌な酸味も出ず、最後までおいしくいただけた。

体に良い飲み物として注目を浴びる珈琲。
多くの方が毎日飲むものだからこそ、いろいろな楽しみ方、いろいろな味・サービスが
充実するのは嬉しいことですね。

一方でますます激化する珈琲ビジネス競争。
これに勝ち抜いていくためにも、今日は、どうしても「たまじ珈琲が飲みたい」という
お客さまがひとりでも増えるように毎日コツコツと努力を積み重ねていこうと想いながら、
帰路についた休日でした。

今週のブログはこのあたりで。
ではでは

2014年抱負

あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い致します

昨年10月に店舗をオープンしたこともあり、正月三が日は店舗で元気に営業し、
本日4日(土)に正月気分を満喫しております

さて、今週のブログは2014年の第1回ということもあり、抱負をテーマにつらつらと
節目節目に使っています「抱負」、それぞれの漢字の意味だけを考えると、
どうして「心の中にいだいている決意や志望」という意味になるのか不思議ですね。

少し脱線しますが、語源を調べてみると・・・

」は、「内面的に=心の奥底で」”抱える””持つ”という意味。
」は、責任を負うなどで使われる、”背負う”という意味。

この2つを組み合わせて、心の憶測で持っている想いを自ら背負うこと。
心の憶測に抱えていた想いを、自ら背負うことにより、それが決意や志望に

抱負を語る」なんて言葉がありますが、かみ砕けば、
心の奥底で持っている想いを自ら背負い、それを自らの言葉で語ることにより
第3者に決意や志望を伝える
」という感じに。

年明け早々、堅苦しくなりましたが、意味をしっかりと理解した上で2014年抱負を

最高のパフォーマンスを出すために心身ともに健康を維持
たまじ珈琲のコンセプトである「ゆっくり・ゆったり」を日々の行動で実践
飛躍の年と考え、新たなことに積極的にチャレンジ

2013年を振り返れば、何とも盛りだくさんで充実した1年であった反面、
今年掲げた3つの抱負を一つもクリアできなかった1年
そんな背景もあって、今年は抱負をしっかりと認識して日々を過ごすことに。

気づけば40歳ど真ん中の年齢も残り3ヶ月。
自分の年齢を思い出して頭をよぎるのが論語
ご存じ方も多いと思いますが、論語とは孔子と彼の高弟の言行を孔子の死後、
弟子達が記録した書物。『孟子』『大学』『中庸』と併せて儒教における「四書」の1つ。
早速、40歳と50歳の内容を確認してみると・・・。

40歳:不惑=ふわく 「四十にして惑わず
「40歳になって事に当たって惑うことがなくなった。理知的に意志的に物事の道理に
惑わなくなった。富貴や権勢のために判断が誤るようなことがなくなる。」

50歳:知命=ちめい 「五十にして天命を知る
「50歳になってはじめて自分の人生についての天命・運命が何であったかがわかった。」

現在の自分にあてはめて、客観的に考えてみると恥ずかしい限り
特に40歳の不惑については、惑わなくなったものもあるものの・・・明らかに惑う方が多い。
逆に50歳の天命や運命は何であるかが見えてきたような。
50歳までの4年3ヶ月。
不惑の精神を鍛錬し、いま感じている知命が本物であるかを見極めることに
そのためにも2014年は抱負を意識し、1日1日を大切に過ごそうと思う。

人生とは何とも奥深いものですね。
ある本でこんなフレーズを見つけました。

「人生とは、星座である。」

星座を理解すると、一つ一つの星(ただの点)が、意味のある形を成す
読んだときは、うまいこと言うなぁ程度。
冬の寒い夜にたまたま星空を眺めていて、それを実体験したとき。
その意味が腹落ち(深く理解できた)ような
最初ということで力を入れ過ぎた感のブログですが、
こんな週もあるということでお許しを

来週からは、たまじ珈琲でも飲みながら気軽に読んでいただけるいつものブログに戻りますね。

今週はこのあたりで。
ではでは

ホームページリニューアルのお知らせ

2013年10月25日の店舗オープンに続き、クリスマス+1dayにホームページのリニューアルを行いました。
オンラインショッピングをスタートするとともに、たまじ珈琲のおいしさの秘訣、定期郵送サービスのお客様を対象とした「たまじ倶楽部」などもスタートして、これまで以上に情報が盛りだくさんとなりました。
お時間ありますときに、珈琲でも飲みながらゆっくり・ゆったりとご覧ください。

また、たまじカフェとして毎週1回更新してきたブログにつきましても、各ページの「たまじのつらつら記」にリニューアルしましたので、こちらも引き続き、お楽しみください。

お知らせ 2013.12.26

珈琲本

2013年もいよいよ残すところ10日あまり。
相変わらず時間に追われる日々を過ごしながらも、
オープンした店舗も約2ヶ月が経過し、生活のリズムに溶け込んで
珈琲を飲みながらゆっくり・ゆったりを感じられる時間が増えてきた
そんな気持ちでいつもの本屋にふらりと立ち寄る。

電子ブックを読む人が確実に増えている昨今、本屋に来るたびに想う。
自分はやっぱり本だなぁと
この本屋に入る瞬間に感じるドキドキ・ワクワク感
自宅の本棚に並んでいる本を見る時の不思議な満足感
昔読んだ本を何気なく手に取り、例えば栞代わりに挟んでいた昔の名刺が
出てきたときにフラッシュバックする想い

ゆっくり・ゆったりした気持ちで本屋に行くときは良い本に出会う
気持ちのゆとりがあると視野が広くなるから
いつもの本屋に入り、いつものコースで物色開始。
色鮮やかな本が並ぶ中で、2冊の本が目に留まる
それがこちら

珈琲本201312-1

純喫茶トルンカ」は美味しい珈琲が自慢のレトロな喫茶店。
東京の下町にひっそり佇む店には、魔法をかけられたようなゆっくりした時間が流れ、
高校生の看板娘・立花雫の元気な声が響く。(中略)
孤独や悲しみを抱えた人々の心がやわらかくドリップされていく・・・。

++++ 「純喫茶トルンカ」の背表紙より

珈琲本201312-2

小さな岬の先端にある喫茶店。そこでは美味しいコーヒーとともに、お客さんの人生に
寄り添う音楽を選曲してくれる。その店に引き寄せられるように集まる、心に傷を抱えた人人。
彼らの人生は、その店との出逢いと女主人の言葉で大きく変化し始める。
疲れた心にやさしさが染み入り、温かな感動で満たされる

++++ 「虹の岬の喫茶店」の背表紙より

珈琲、コーヒーという言葉がタイトルや背表紙の説明に入っていると
迷わずレジに走る悪い癖
今回もどんなストーリーかは後での楽しみ言い聞かせ、購入して家に帰って背表紙を一読。
そして不思議なことに気付く。本のストーリーはまったく違えど、不思議と重なるフレーズ
これって珈琲、コーヒー、喫茶店が作り上げるイメージ・価値なんだろうなと。
20年前と比べるとそのイメージ・価値は確実に変化してるなぁと

重なるフレーズに自分なりに感想を・・・。

・美味しい珈琲(コーヒー)
おいしいことが重要かと。おいしくないと気持ちまでホッとできないですもんね。
珈琲か、コーヒーの表記を使い分けることは大事
純喫茶とか、歴史や重みはやっぱり漢字の珈琲。

・魔法をかけられたようなゆっくりした時間/引き寄せられるに集まる
喫茶店という空間が、こういう価値・イメージを作り出すんでしょうね。
これがカフェだとまたイメージがちょっと違いますよね。喫茶店という響きがいいのかと。
なぜか足を運びたくなる、いろいろな想いに耽りたくなる、そんな場所なんですね。

・心がやわらかくドリップされていく/やさしさが染み入り、温かな感動で満たされる
こんな気持ちになれるから、なりたいから、おいしい珈琲を求めて喫茶店という空間に
人は足を運ぶってことですね

そもそも珈琲っていつからこんなに優しい飲み物になったんでしょうか
自分の学生時代のイメージは味気ない白い珈琲カップにピーナツが添えられて、
これでもかというほど苦くてドロッとした飲み物。つまり大人だから、飲んでる姿が
かっこいいから憧れた飲み物。なんてイメージが強かった気がするんですが

珈琲が健康飲料として認知されてきたこともあって、老若男女を問わず親しまれる飲み物に。
さらに、丁寧にハンドドリップする様子から「やわらかい」「やさしい」というフレーズで
形容されることに違和感がなくなってきて

この2冊の本を偶然同時に購入して背表紙を見ながら、妙に感慨深くなったのでブログに
読み返してみて、今週は想いが強すぎて書きすぎた感が・・・。
文章がやわらかくないですね。一部、ビジネスメールみたいで。
想いのままつらつら書くブログということでお許しを

それにしても珈琲屋として何とも嬉しい本の発見でした
まだ背表紙しか読んでないので、これからゆっくり・ゆったりと読書しますね。
もちろん、たまじ珈琲を飲みながら

今週はこのあたりで。
ではでは

たまじトリビア

いきなりですが、「トリビア」の語源を

トリヴィア(trivia)は、くだらないこと、瑣末なこと、雑学的な事柄や知識、豆知識を指す
一説に、ラテン語で「三叉路」3(tres)+道(via)を意味する言葉で、古代ローマの都市において
三叉路が多かったことから、「どこにでもある場所」「ありふれた場所」を指すようになり、
さらに転じて、くだらないこと、瑣末なことを意味するようになったという。
また、中世の教養科目(リベラル・アーツ)のうち基本となる3つ(文法・修辞学・弁証法)の
ことをtrivium(三学、複数形でtrivia)
と呼んだため、そこから「初歩的でつまらない」
という意味が生じたともいう。
 ウィキペディア「トリビア」より
我々の世代(40代半ば)にとっては、
トリビアと聞くと「トリビアの泉」というテレビ番組を思い出す人も多いのでは
副題が「素晴らしきムダ知識」でタモリさんが出演していたのが印象的。
さらに「へぇ」の言葉がブレイクしたのも記憶に新しい。
トリビアを知ると、ついつい人に話したくなる。自慢したくなる
知らなくても困らないけど、知っていると得した気分になる不思議な情報
そんなイメージのトリビアをたまじ珈琲でも製作することに
もちろんテーマは珈琲
店舗に来店され、珈琲を購入いただいたお客様にちょっと得した気分を味わっていただく。
珈琲を買うたびに新しいトリビアを1枚ずつプレゼント
集めてくれる人も出てきたりして(密かな期待)
その1枚目がこちら
トリビア
このシリーズをまずは50まで作ってみるつもり。
50番を配る方=50回珈琲を購入しに来てくれた方となるので、
このカードを使うのはかなり先に話しになる分、じっくりとトリビアを考えることに
さて、トリビアというもの。
製作しようとするとかなり難しい。珈琲の専門知識というよりはムダ知識。
まさに「へぇ」と思わず言いたくなるような情報に価値がある。
これだと思う情報を頭から捻り出そうとするが、これがなかなか苦労する。
今やネット時代なので、誰も気づいていないトリビアを見つけるのは難しい
それでもオリジナルを作りたいので、自分が珈琲仕事で体験した
ムダ知識を穿り出すアプローチ。とりあえず、現在まで作ったのが10番まで
20番までの候補はあるものの、自分の中では「へぇ」が足りないものが多い(つまり落第点)。
50までの道のりは想像以上に遠い・・・。
苦労と思わずに、まさにクイズ感覚で楽しんだと自分に言い聞かせる。
お客様にもその楽しみ感(裏に潜む苦悩も)がカードを通して伝われば最高ですね。
そんなトリビアのスタートは今月中頃を予定。
気になる方はお店に足を運んでくださいね
たまじ珈琲は、生豆を店舗に並べ、お客様のご注文を受けて焙煎し、
新鮮でフレッシュな「生珈琲」を販売する自家焙煎珈琲店。
(ちなみに焙煎中はハンドドリップ珈琲を無料で提供する、たまじならではサービスも売り。)
言い換えれば、自家焙煎珈琲しか商品のないお店。
珈琲好きな方は、このプロセスを楽しんでもらえるが、
より多くの人が珈琲を身近なものとして、プチ贅沢として楽しんでもらいたいのが我々の想い。
そんなメッセージを伝える方法の一つが「たまじトリビア」
楽しんでもらえたら幸せです
今週のブログはこのあたりで。
ではでは

日記 2013.12.14

生豆箱とタイル

今週のブログはオープンした店舗用に購入させていただいた
生豆箱とタイルについてつらつらと
日本一小さなお店であっても購入したアイテムは数知れず。
その中でも拘ったアイテムのトップグループに位置づけられるのが生豆箱とタイル
一目惚れで購入したアンティークの棚の中にどうやって生豆を
収容するかと悩んだ末、ネットで見つけたのがお店がこちら
【CRAFT HANDS GALLERY】
http://www.chg-store.com/
「全て当工房で制作しているクラフトハンズギャラリーオリジナル雑貨です。
ご注文頂いてからひとつひとつ丁寧にお作り致します。」
というフレーズを読んで、コンセプトがたまじ珈琲と同じだったので早速問い合わせ
いろいろと要望を伝え、出来上がった生豆箱、本当に気に入ってる
それがこちら
(さりげなくTamaji Coffeeって入ってるオリジナル木箱。)
生豆箱
ふんわりと柔らかいお店の雰囲気でありながら仕事は丁寧でスピーディーという印象
それがとても心地よくて、こんなお店に偶然出会えたことが素直に嬉しい
時間を見つけて工房に行き、製作してくださった方々にお会いできることを密かな楽しみに。
その嬉しさを伝えたいということで実際に店舗で飾って撮影した写真を送ったところ、
たまじ珈琲をブログで紹介いただけることに。掲載されるのが今から楽しみ
次に紹介するのが、メキシコタイル
メキシコのデザインは色が鮮やかで、手触りがいい感じでゴツゴツ。
持っているだけで不思議と優しい気持ちになる。ここにいるぞという存在感がいい
店舗で使っているのは、タイルと珈琲カップ
タイルは店内の壁とテラスにあるベンチで利用中。
ベンチの写真がこちら
ベンチ
数枚のタイルを張っただけで、グッと雰囲気が変わる。
写真で観るよりも、実際の方がゴツゴツとしていて、存在感がある。
変に綺麗すぎず、時間が経つにつれて味が出てくる雰囲気を今から感じる
こちらのタイルを購入させていただいたのが「コンティーゴ」さん。
店舗で利用させてもらっている写真を送ったところ、
ブログで紹介いただいたのが、こちら
【コンティーゴ】
http://contigo.blog69.fc2.com/blog-entry-406.html
最初に感心したのは、ブログの文章が自然体で読みやすいこと
さらにたまじ珈琲のコンセプトを理解していただき、紹介いただいているのが嬉しい
そのフレーズがこちら

お客様個々の嗜好に合わせてブレンドされた豆をその場で焙煎し
販売されるショップとのこと、煎りたてホヤホヤのコーヒー豆の香り、
想像するだけで直ぐにでも飲みたくなりますね。
豆を焙煎するには少し時間が掛かりますが、もちろんその間は
このベンチに腰掛けて豆を煎る香りを楽しみながらコーヒーを
飲ませていただけるとのことです。
 Contigo @blogより
店舗をオープンしなければ出会うことのなかった方々。
不思議なご縁を感じながら、異なるフィールドでお互いの商売を応援するパートナーとして
今後もお付き合いいただけたらと
今週のブログはこのあたり。
ではでは

日記 2013.12.07

たまじ、ならでは

秋も深まり、冬の寒さを感じながら店舗にいた土曜日のこと。
前からどんなお店ができるのかしらって楽しみにしてたのよと
ニコニコしながら品のいい叔母様がご来店。
たまじ珈琲はどんな自家焙煎珈琲店か、どんな商品があるかを簡単に説明して、
本日はいかがなされますか?と質問すると・・・
「たまじ、ならではって何かしら?」
という質問。てっきり、ならではの商品って何かしら?と聞かれたと勘違いし、
「最近人気があるのはオーガニックとかカフェインが入っていないデカフェとかですよ。」
と回答したところ、さらにニコニコしながら品のいい返事が返ってきた。
「ごめんなさいね。商品じゃなくて、たまじ珈琲さんが他店と違うところが知りたくて。」
珈琲ブームによって自家焙煎店やカフェが増えてきている昨今、
お客さまからすれば、どう違うのか、特徴があるのかと聞きたくなるのは当然のこと。
ついつい、そんな意識もなく商品説明していた自分が恥ずかしくなる。
勘違いしていたことをお詫びし、分かりやすい言葉で「たまじ、ならでは」を
説明しようとした瞬間、あることに気づいて時間が止まる。
気づいたこととは、店舗の中に、「たまじ、らしさ」を具体的に説明しているものがないこと。
Webやパンフレットのツールには、一生懸命それを伝えたり、まとめたりしたけれど。
来店されたお客様への配慮が足りなかったことに気づく。
その晩のこと。たまこさん、デザイナーとエピソードを共有して、対策を練る。
そもそも店舗に重要な情報が欠落していた点は即合意。
次にどのように対策するかを協議する。
来店されたお客様がベンチに座って、パンフレットとかメニューを見てくれれば、
「たまじ、らしさ」は伝わる。今回の問題点は来店もしくはお店の前に立ち止まった瞬間に
それが伝わるもしくは興味を持ってもらえるようなメッセージを発すること。
もっと具体的に言えば、シンプルかつ大きな文字で「たまじ、らしさ」を書くこと。
さらに具体的にして、それをA3サイズのパウチ看板にすること。
課題~対策~具体的な施策に3人で合意し、数日後にはパウチ看板が完成。
それがこちら。
パウチポスター
多くの自家焙煎店が焙煎した珈琲豆を瓶などにつめて販売している。
5kgとか、10kgとかまとめた量を焙煎する。
たまじ珈琲は、生豆を店舗に置き、お客様から注文を受けてから焙煎する。
大事なのは、ひとりひとりのお客さま用に焙煎していること。
焙煎したばかりの珈琲を「生珈琲」と呼び、新選でフレッシュなものをお渡しできること、
お客さま用に焙煎しているので、焙煎度合いを微妙に調整できること、
これが1つめの「らしさ」。
もう一つは、3分~4分の焙煎という時間を会話などで一緒に楽しんでもらうこと。
店舗にある3人座れば満員の小さなベンチに座って、ハンドドリップした珈琲を飲みながら
御注文いただいた珈琲が焼きあがるのをお待ちいただく。珈琲豆(挽)を購入された
お客さまには漏れなく1杯の珈琲を無料でサービス。
忙しい毎日の中で、たまじ珈琲に来店されたときぐらいは、生豆が焙煎されて珈琲になる
までの数分ぐらいは、ゆっくり・ゆったり過ごしてもらいたいという考えから、
このスタイルをとっている。時間がなくて急いでいる方には不向きなスタイルかもと
想いながらも、珈琲で心身ともにゆったりして欲しいという「らしさ」を伝えるためには
続けていきたいスタイル。
店舗が混み合うと焙煎を待つ方々がベンチに並んで座って、珈琲を飲まれる。
スマートフォンをみたり、置いてある雑誌を捲ったり。それぞれの方々それぞれのスタイルで
ゆっくり・ゆったりされる。中には、珈琲をテーマとしたコミュニケーションがスタートし
自己紹介されてたり。そんな光景をみるたびに、「たまじ、ならでは」はこれでいいんだと思う。
皆さんも、「たまじ、ならでは」を感じに来ませんか?
今週のブログはこのあたりで。
ではでは。

日記 2013.11.30

子供焙煎

2013年も残すところ約1ヶ月ですね。
今年は大きな変化があっただけに、自分は例年以上にあっという間に終わってしまいそうな。
皆さんは、どんな1年になりそうですか
終わりよければ全てよし
なんて諺もありますので、2013年の終わり月である12月を充実した時間とするため、
11月にじっくりと時間の使い方を考えて、準備することに
・店舗オープンから1ヶ月が経過し、落ち着いてきたので何かイベントをしたい
・来店されるお客さまと一緒に楽しみたい
・たまじ珈琲ならではの内容にしたい
この3つをテーマにして、12月に店舗で実施するイベント内容を考えることに。
趣味の散歩をしながら、危ない人のようにぶつぶつと言いながら考えること数日。
ふと閃いたのが、こちら
子供
早速、看板を作ってみた
タイトルにあるとおり、その内容は「子供が焙煎を体験できるイベント」。
自家焙煎珈琲というと、プロ職人の技。焙煎機に近づくことも恐れ多い。
なんて印象が強いのでは・・・。
自分も数多くの自家焙煎店を見てきたけど、全体的にそういう印象が強い
たまじ珈琲としては、お客様が身近に感じる自家焙煎珈琲店でありたい。
それを実感いただけるイベントということで考えたのが今回のもの
子供が焙煎体験すると言っても、実際には焙煎見学
窯内は300℃近くまで加熱される焙煎機。万が一、子供が火傷などしたら本末転倒なので
焙煎機の近くで見学しながら、自ら焙煎しているような体験を楽しんでもらうもの
生豆を焙煎機に投入し、次第に焼き色がついて珈琲豆ができる様子を実際に見てもらう。
目を瞑って五感を研ぎ澄ますと、ポップコーンのような香ばしい香りがほわぁ~っと
この香りを嫌いな人はいない。皆さん、幸せそうな顔をする。
これまで親戚や知り合いの子供にこの体験をさせるとお父さんやお母さんに
こんなメッセージを伝える。
「いい香りでしょ
「いま、焼いてるからね。」
「おうちで飲んでね。」
お客様が入れない店内に入り、焙煎機の近くにいるだけで、
スタッフの一員になっている子供たちの気持ちが感じられる。
3分程度の焙煎をし、その豆に最適と思われる程度まで来たら、一番盛り上がるイベントへ
それは、終了のボタンを子供と一緒に「ポチ」っと押すこと。
そのボタンを押すと、豆が焙煎機の奥にす~っと落ちて消えていく。
これを見た子供はさらに興奮。数分急冷した後で焙煎機から出てくる珈琲豆を見てさらに興奮。
イベントの仕上げは、子供たちからお父さんや・お母さんに商品を渡してもらうこと
子供がお父さんやお母さんの飲む珈琲を焙煎した(焙煎にちょっと関わった)という体験により
その珈琲を家で飲むときに、ちょっとだけ「特別」が加わる
こんな体験をした子供の中には、将来、自分用に自家焙煎珈琲屋を目指す人がでてきたりして。
そんなことを感じさせてもらうと、こちらも幸せな気持ちになる
イベントに関与する人すべてが幸せな気持ちになれそうで、いい企画だと思いませんか
我々スタッフも相当幸せな気分が味わえることも最高だし。
自画自賛はよくないと思いながらも、今回の企画はかなりいいと言わずにいられない
2013年を素晴らしい1年にするための12月イベントとして、やってみますね
一人でも多くの幸せそうな顔を見ることができたら、
2013年は自分にとっても最高の締め括りができる1年となりそうな予感が
皆さんも12月に何か新しいこと、やってみませんか
チャレンジした方は、オーナーまで連絡くださいね。
今週のブログはこのあたりで。
ではでは

日記 2013.11.23

記念写真

寒くなりましたね
珈琲が一番美味しい秋を楽しもうと思っていたら、あっという間に冬
長袖のシャツだけで散歩するのはちょっと肌寒いぐらいの秋らしい気候が
もう少し長くあって欲しいもの
極度の寒がりな自分は11月初旬だと言うのに早速マフラー、コートと手袋で防寒対策。
春までどうやって凌ぐやら。今から気が重い。
さて、今週のブログは「記念写真」と題して重い気持ちを吹き飛ばすことに。
元来、写真というものがあまり好きではない自分は節目節目で写真を撮らずに生きてきた
徹底的に避けてきたというより、何となく避けてきた。
そんな自分が生まれて初めて心の底から気に入った、
ちょっと感動した写真を撮っていただいたので今週はそのエピソードをつらつらと。
それは店舗オープンした10月下旬のこと。
店舗業務にちょっと慣れてきて、知人の方が遊びに来てくれると
珈琲を淹れながら会話する余裕も少しずつ
珈琲屋にとって至極の時間ですな
立派なカメラを持って遊びに来てくれた友人が、
「上野さ~ん、そいじゃ、記念写真撮りますから、お店の外に出てきてください。」
この友人、年下なんですが、彼に言われると「は~い」と自然と従う気持ちになる。
うまく表現できませんが、そういうオーラを持っている人っていますよね
ちなみに立派なカメラはこちら
camera
お店の前に二人で並んで、カメラに向かうものの、自分は表情が固いらしい
「上野さ~ん、もっと自然に、力抜いて。」
そういわれても、どう自然じゃないか、自分では分からない・・・
と思っていると、友人がカメラを構えながら奥様とヒソヒソ話しながら笑ってる。
間違いなくからかわれていると思い、思わず「なになに」とリアクション。
悪口なら聞こえるように言って欲しい、なんて思いながら。
それに対して二人はガハハと大笑い。
何が何だか分からないけど、つられてこちらも大笑い。
その大笑いが終わったところで、友人がパチリ
「上野さ~ん、この表情いいっすよ。これいただき。」
いま撮ったの・・・。まぁ、彼が良いと言うならいっか。
まさにしてやられたという感じ。あっけなく記念写真の撮影は終了。
それから数日後、その写真をWebで見て、二人で「えぇ~」と大声を出して驚くことに。
それがこちら
【PHOTO YODOBASHI】
http://photo.yodobashi.com/gear/nikon/lens/afs5814.html
40半ばのおっさんが、夢だった店舗の前で満足そうに写ってる。
老けたなぁと自覚しつつも、これが自分の等身大。そして自然体。
まぁ、これでいいんじゃないかと。妙に納得
生まれてこの方、見た目を褒められたことのない自分は
じっくりと自分の写真など見たことがない
(今回初めて自分の写真をじっくり鑑賞したのでは・・・。)
自分で言うのもなんですがその時の気持ちが表情に出てる。いい表情してる
写真を撮ったKさんの腕に感服。
Kさん、記念写真ありがとうございました
何とも照れくさかったですが、お蔭さまで、人生の節目を形に残すことができました。
心から御礼申し上げます。
ここまで書いて読み返してみて・・・。
何だかとりとめのないブログとなってしまいました
こんな気持ちだったので、ありのまま書いたということでお許しを
今週のブログはこのあたりで。
ではでは

日記 2013.11.16