ガジュマル
店舗オープン記念に親友の水梨からプレゼントされた「ガジュマル」。
彼は大学の同級生であり、たまじ珈琲のお客さま。
敢えて親友と書いたのは、大学を卒業して入社した企業に緊急連絡先として
家族・親族以外の情報を提出してくださいと言われた時に
彼の顔が瞬時に浮かんだことを、ふと思い出したから。
(それにしても、この年齢で親友って改めて書くこと、ちょっと恥ずかしいものですね・・・。)
そんな昔の想いも含めて今週のブログは、「ガジュマル」についてつらつらと。
たまこさんに聞くまで、水梨がくれた植物が「ガジュマル」だと知らなかった自分。
名前の響きが魅力的なのと、他の植物より葉がつやつやとしてたくましく、
冬を超えたあたりからその成長は著しいので妙に目に付いて調べることに。
現在のガジュマルの様子がこちら。
まず、ガジュマルの花言葉は、「健康」。その風貌から妙に納得。
世界の熱帯地方を中心に800種といわれるガジュマルの仲間は、
クワ科、イチジク属の常緑高木。日本では主に南西諸島などに自生し、
土地の物となって景観を作り出している。ガジュマルが自生している場所と言えば、
沖縄や屋久島というイメージが強いので、このあたりの説明も「確かに」と深く納得。
樹木や岩の上から伸ばした根がぐんぐんと成長し、太く長い気根となって
垂れ下がったり、宿主に絡みついて巨大なオブジェを形作っていく様子は、
たくましい生命力の証。花言葉の「健康」そのものですね。
さらに、ガジュマルにはキジムナーと呼ばれる沖縄に伝承される
樹木の精霊が宿るとのこと。キジムナーの姿かたちについては諸説あるそうですが、
凡そ人間に似ているように描写される事が多く、沖縄では大木に宿る精霊を
「キーヌシー」(樹の主)と呼び、キジムナーはこれを擬人化した存在だとも
言われているそうです。
魚捕りが巧みであり、しかも捕った魚の左目だけしか食べない。
その為、キジムナーと友達になると漁運に恵まれるいう言い伝えがあるとのこと。
また、キジムナーは多くの幸せをもたらすと言われることから、
それが宿るガジュマルは『多幸の樹』と呼ばれたりもするとか。
ここまで調べてきて、ガジュマルとともに、そこに宿る精霊であるキジムナーを愛おしむことで、
ガジュマルはたまじ珈琲に幸運をもたらしてくれる、とてもありがたい存在と理解したわけです。
お店に飾って半年が経過し、寒かった冬を無事に超えてぐんぐんと成長。
ここまでは良好に付き合えているようなので、ひと安心。
というのも、キジムナーの機嫌を損なるような行為をすると、
倍返しを食らうというエピソードもあったり。
ガジュマルとの付き合いはなかなか気が抜けないわけです。
ガジュマル、キムジナーのことが理解できてからというもの、
店舗のガジュマルを見ると、何か語り掛けられているようなオーラを感じます。
お客様もご来店の際には是非ともこのガジュマルと会話してみてくださいね。
幸せの御裾分けがあるかも・・・ですよ。
ちなみに、暖かくなった今の時期はメニューを置いてある木箱の後ろに。
寒い季節は店舗内の一番暖かい場所(焙煎機の近く)に置いてます。
ガジュマルやキムジナーについての情報をお持ちの方はお待ちしてます。
今週のブログはこのあたりで。
ではでは。
ゴールデンウィーク
2014年のゴールでウィーク、皆さま、いかがでしたか
飛び石連休だったので、近場で過ごされた方が多いと言われてますが、
全般的に過ごしやすい天気が続いたこともあり、
アウトドアで楽しい思い出を作られた人も多かったのでは。
私どもは、ゴールデンウィークに突入する前の4/27(日)と
最終日となる5/6(火)にお休みをいただき、
いずれも楽しい時間を過ごすことができました。
今週のブログはゴールデンウィークと題してつらつらと。
店舗をオープンして初めてのゴールデンウィークということもあり、
お客さまがいつ来られるか、来られないかが全く読めず、
今年はできるだけ多くの日をオープンして様子を見てみることに。
そんな理由から、お休みにしたのは4/27(日)と5/6(火)の2日のみ。
まさに、ゴールデンウィークの最初と終わりの日ですね。
まず、お店の状況としては、ゴールデンウィーク中は驚くほど閑散。
街から人がいなくなったと思えるほど、人通りが少ない。
出かける方も多いけど、家でのんびりしている方々が珈琲でも飲みに来られるのではと
思いきや・・・という感じ。
こんな時は開き直ってということで、たまこさんとそれぞれが飲みたい珈琲を淹れて
テラスで読書に勤しむことに。
店舗のテラスに座りながら、お客さまは普段こんな風に見えるんだなぁと感じながら
お客さま目線を理解する貴重な体験になったのが収穫。
一方、2日間に限定したお休み。
たまのお休みということで、家でのんびりではなく、アクティブに活動してリフレッシュ。
4/27は、たまこさんのご家族で渋谷でブラジル料理で豪快ランチ。
豪快ランチと表現するのは、ご存知の方も多いシュラスコ料理の食べ放題だったから。
大好きなブラジル料理にテンションも上がり、ついつい食べ過ぎ、飲み過ぎ。
朝ごはんを抜いて、ペコペコで臨んだものの、お店を出るときには
会話できないくらい辛い状態。でも、最高に楽しい時間でした。
そんな中でも凄く嬉しかったサプライズがこちら。
4月が誕生日だったということで、最後のデザートプレートがこんな感じに。
言わずもがな、お腹いっぱいで食べきれなかったけれど、記念に写したこの写真。
見るたびに嬉しかった気持ちが蘇る。
いくつになっても誕生日をお祝いされるって嬉しいものですね。
そんな気持ちにさせてもらった最高に幸せな休日初日でした。
さて、年甲斐もなく無理しすぎた食べ放題。この代償は大きく、なんと翌日の朝も昼も
空腹を感じることなく、やっとまともに食事ができたのは翌日の夕食。
若くないなぁと改めて実感した出来事でした。
そして2日目の休日。
この日は、母の日が近いこともあり銀座に買い物へ。
学生時代に毎日のように銀座に行っていたのを懐かしく思い出しながら、
10年ぶりぐらいの銀座の歩行者天国を散歩。
小腹が空いたので木村屋に立ち寄り、アンパンを購入して歩き食い。
「焼きたて」と思わず声に出してしまうぐらい、
ほんわりと温かくておいしいアンパン。
食べながら銀座の歩行者天国を歩く時間がなんとも幸せな気持ちに。
安上がりだけど、とても充実したゴールデンウィークに。
そんなこんなで、ゴールデンウィーク最終日の夜。
2日間しかなかったけど、お休みが充実したなぁと感慨に耽る。
来年のゴールデンウィークは皆さんと一緒に中盤はお休みをもらって、
前半と後半にオープンすることしようと、たまこさんと話しながら。
こんな学びの多かったゴールデンウィークを締めくくるイベントは珈琲のおいしさ追求。
今回はサイフォンを引っ張り出して、プレミアムショコラを試飲することに。
ショコラは、深く焙煎することで、しっかりしたコクが楽しめるブラジルのストレート珈琲。
サイフォンを使うことで、ペーパードリッパーでは出せないコクが
楽しめるのではということで試してみる。
それがこちら。
久しぶりのサイフォン。これが妙においしかった。
狙いどおり、ペーパードリップより強いコクが感じられ、
飲みごたえのある珈琲をじっくり楽しめた。
たまじ家の2014年ゴールデンウィークはこんな感じでした。
皆さま、お楽しみいただけましたか
今週のブログはこのあたりで。
ではでは。
水出しアイス珈琲
GWも残すところ本日を含めて3日。皆さま、楽しい休日をお過ごしですか
無事に社会復帰するためにも、そろそろ規則正しい生活に戻さなければですね。
さて、5月に入って夏の日差しを感じるような暑い日が増えてきましたね。
たまじ珈琲でも、テイクアウトのドリンクでアイスのご注文が増えてきましたので、
自家焙煎珈琲屋のこだわり水出しアイスを一人でも多く人に
知ってもらうべく、ポップを作ってみました。
それがこちら。
たまじ珈琲のいつものテイスト、色合いとはまったく違う、
何とも男っぽくて存在感のあるポップ、いかがでしょうか
自分は最初に見た瞬間、おぉ~っと思わず声を出して、ひと目ぼれでした。
お客さまの目に入る場所にドカンと貼ろうということで、
こんな感じに。
ポップの効果とは恐ろしいもので、
これを貼った日から(ちょうど暑い日だったこともあり)、水出しアイスのご注文が急増。
水出しアイスは前日から準備する商品なだけに、売り切れてしまうのではとヒヤヒヤしたほど。
早速、水出し用ポットを買い増し、現在では十分な量を準備できるようになりました。
さて、そんな水出しアイスの種類は2種類。
すっきりした飲み口で、後味のキレがあるキリマンジャロベースの水出し専用ブレンドと、
苦みとコクをお楽しみいただけるベトナムのストレート。
また、水出しアイスのメニューは3種類。
テイクアウト用のメニューはこちら。
アイス用に牛乳をホイップしたものと水出しを混ぜ合わせる「水出しアイスオレ」。
さらに、メープルシロップで甘みを加えた「水出しメープルオレ」。
ちなみに、ここで使っているメープルシロップは、
オーガニックキッチンさんで販売されている
「カナダ産有機メープルシロップ アンバーNo.2」。
http://www.organic-space.com/SHOP/CF0022.html
一般で販売されているメープルシロップと比較すると、コクのある濃厚な味わいと風味、
キレのある甘さが特徴。
たまじ珈琲とオーガニックキッチンさんのコラボ商品をお楽しみください。
水出しアイスについては、テイクアウトだけでなく、
ご自宅やオフィスで水出しアイスを楽しんでいただける「水出しパック」での販売も
してますので、ご希望の方はお気軽にご相談ください。
お客さまの好みはもちろん、気候や体調に合わせ、珈琲をいろいろな形で楽しむ。
そんな楽しみ方のバリエーションをいろいろな形でご紹介していきますね。
今週のブログはこのあたりで。
ではでは。
お店グッズ
本日からGW突入ですね。
今年は暦どおりで行けば、飛び石連休と後半が4連休ということで、
GW期間は長いものの、連休という意味では短めという方が多いのでは。
なかには28日、30日~2日をお休みとられて11連休という、
社会復帰が難しくなるような長期休暇を楽しんでいる方もいらっしゃるんでしょうね。
何ともうらやましい限りです。
さて、たまじ珈琲のGWはと言えば・・・。
母の日ギフトが近いこともあり、5月6日(火)のみをお休みとさせていただこうかと。
西永福界隈にお越しの際にはふらっと遊びにいらしてくださいね。
さて、今週のブログはそんなGWを前に「お店グッズ」が充実したので、そのご紹介を。
まずは、焙煎中に珈琲を飲みながらお待ちいただくベンチの隅に置いてある珈琲本。
これまでは珈琲雑誌を5~6冊だけをおいてましたが、
春になってからベンチに座るのが気持ちいい季節になってきたせいか、
雑誌を手に取られるお客さまが増えたような。
そこで、珈琲にまつわる専門書籍も加えたのがこちら。
現在10~15冊ぐらいでしょうか。
他にも、タイトルに珈琲が入ってたり、その小説の舞台がカフェ・喫茶店で
珈琲が大事な役割を果たしてるような珈琲小説が10冊以上あるので、
さらに増やすときにはこれらを持ち込むことに。
珈琲小説を持ってくると続きをベンチで読むだけじゃなく、
家に持ち帰って読みたいお客さまもいらっしゃるのではと。
そうなると、図書館じゃないんですが、本の貸し出しも考えようかと。
そんな空想も楽しみながら、ゆっくりと充実させていきますね。
珈琲本、趣味として収集してますので、本屋さんやネットで見つけた方は教えてくださいね。
次にご紹介するお店グッズは鞄。
珈琲の生豆袋を使って作られている鞄。それがこちら。
いい感じの使い込まれ方、疲れ具合で、お店の雰囲気にもピッタリ。
どこに飾ろうか悩んだ末、アンティーク照明にそのままぶら下げることに。
ライトをつけない昼間の姿もいいんですが、
夜になってライトを灯したときに、ぼんやりと鞄が浮かび上がる姿がとてもいい感じ。
今はただぶら下げてるだけですが、
この鞄の中に何かを入れておくことで、さらにオブジェとして魅力的にならないかと悩み中。
ちなみに、この鞄は先日ブログで紹介した「椅子」を頂戴した
三軒茶屋のハタヨガ教室 沖中先生からのプレゼント。
最初に頂戴したクラシックなミルも沖中先生から。
それがこちら。
どれも、ず~っと前からこのお店に置いてあったようにしっくり馴染んで。
沖中先生、これからも大事に使わせていただきます。
皆さま、当店にお越しの際にはこれらの魅力的なグッズも合わせてご覧ください。
時間とともに珈琲の香りや色がしみ込むことで、いい感じで色褪せて重厚感が増してきますので。
そんな、ゆっくりとした変化も楽しむ心のゆとりを常に持ちながら運営していければと。
今週のブログはこのあたりで。
ではでは。
母の日ギフト
いつもありがとうございます。
4月5日から、「母の日ギフト」を販売開始しました。
今回は、プリザーブドフラワーと焼き菓子の組み合わせによる3種類(A・B・C)となります。
今後ともご愛顧のほどよろしくお願いします。
母の日ギフト
毎週土曜日に更新しているブログ。
通常であれば、土曜日の朝にはアップしているんですが・・・。
今週はなんだかドタバタで時間がとれず、土曜日にお店の中でパソコンに向かっております。
本日は春らしいお天気で、テラスで珈琲を飲むお客さまも気持ち良さそう。
店内のカウンター越しにお客さまが珈琲を飲んでる様子を
ちらっと眺めてる時間も何とも言えずいいものです。
さて、今週のブログは「母の日ギフト」と題してつらつらと。
5月の第2日曜日が「母の日」ということで、2014年は5月11日(日)。
ちょうど1ヶ月前となる本日から、たまじ珈琲でも「母の日ギフト」を販売開始することに。
そのポップがこちら。
母の日のギフトにかかせないものは、お花ですよね。
フラワーギフトもいろいろありますが、今回はブリザードフラワーにしたいなぁと思い、
西永福周辺でコラボしていただけそうなお店を探して見つけたのがこちら。
【フレンチスタイル プリザーブドフラワーギフト ciel bleu】
http://ciel-bleu2010.com/
ホームページを拝見し、ピンと来たので早速アプローチ。
ありがたいことに、すぐにご返事いただけてコラボできることに。
メールや店舗で相談を重ねること数度。
今回のギフトに合わせて完成したがのオリジナルのブリザードフラワー。
柔らかい色合いで、感謝の気持ちがじんわりと伝わる感じがいい。
当初は、珈琲とブリザードフラワーの組み合わせによる
2種類のギフトを予定していましたが、ふと、ここに以前からコラボしている
荻窪の老舗焼き菓子店「プチグレース」さんのスノーボールを
セットに加えてはと思い、最終的に全部で3種類のギフトになりました。
【焼き菓子プチグレース】
http://www.todoland.co.jp/petit-grace.html
「母の日ギフト」のご注文は店舗でも、電話でも、メールでも承ります。
ポップでは、珈琲は「たまじ春ブレンド/ドリップ」になっていますが、
お好みの珈琲に変更したり、ドリップを豆や挽に変更することもできますので、
お気軽にご相談ください。
今回のギフトで、ひとりでも多くのお客さまの笑顔が見れると幸せですね。
今週のブログはこのあたりで。
ではでは。
いざ館山
2013年10月25日に店舗オープンし、もうすぐ半年。
たくさんの嬉しいこと、楽しいこと、トラブルが毎日のように発生したものの
改めて振り返ってみると、あっという間に過ぎ去った時間。
ふと高校時代に部活中心に過ごした日々を思い出す。
一心不乱に物事に打ち込むと、体感的な時間はいつもとこんなに違うんだと
30年ぶりぐらいに実感。
良く言えば充実した日々、悪く言えばテンションが上がりすぎて
気持ちだけが前のめり、体はついてこれないアンバランスな状態。
このままのペースでは、そのうち・・・。
ということで、たまこさんを連れて、千葉県館山市にバス散策でリフレッシュに。
たまじ珈琲を販売いただく、ルピシア・ボンマルシェさんに試飲会へ行く関係で、
東京駅八重洲口初の高速バスで千葉に行く頻度が増加。
このルート、便利さ、楽さ、価格、景色どれをとっても素晴らしい。
今回もこのルートで行けるところで、館山をセレクト。
天気が良かったこともあり、散歩できるスポットを中心にセレクト。
まずはこちら。
那古寺(なごじ)。
寺伝によれば、行基が元正天皇の病気平癒を祈るためこの地を訪れ、
千手観世音菩薩を安置して祈願すると、天皇の病気は平癒し、
天皇の勅により建てられたのがこの寺とのこと。
<出展:Wikipedia-那古寺より>
こちらには軽い山登りと言えるような散歩道があり、
それを必死に上ること30分ほど。いきなり眼下に広がるのが館山の海。
晴天だったこともあり、富士山まで(小さくですが)くっきり見えて。
苦労して上っただけに、ここで感じられる景色と空気は
まさに都会の喧騒を忘れさせてくれる癒し空間。
次に訪れたのがこちら。
大福寺(崖の観音)。
船形山中腹にあり、断崖の途中にはりついたように観音堂が造られていることから
通称「崖の観音」と呼ばれているそうです。
どうやってあんなところに寺を作ったと思わず突っ込みたくなるような。
当然のことながら、大福寺までの道のりは急な階段。
このスポットも、足腰がしっかりと鍛えられる最高のリフレッシュポイント。
運動不足が気になっている皆さん、館山、おススメですよ。
最後はこちら。
大福寺から歩いて高速バス乗り場がある「枇杷倶楽部」に向かう途中にパチリ。
寒くて長かった冬が終わり、春が近づいてきた3月末に早くも思いっきり春らしさを
感じさせてくれた花々たち。咲き乱れる花の色がお見事。
お店と自宅を行ったり来たりの毎日の中で、
高速バスに飛び乗り、普段の生活から離れた今回のミニ旅行。
あっという間の時間でしたが、予想以上に心身はリフレッシュ。
心地よい疲れから、帰りのバスは気持ちよく爆睡してあっという間に東京駅。
たまにはいいもんですね。
今週のブログはこのあたりで。
ではでは。
テーブルと椅子
3月も後半ですね。いよいよ春到来。
自宅近くの善福寺川緑地公園の桜も、徐々に色づき始めて。
こちらは3/24に撮影。
昨年10月下旬に店舗をオープンしたこともあって、暖かい季節の営業は初体験。
寒さを凌ぐためほとんど締め切っていた扉を大きく解放すると雰囲気が劇的に変化。
店内とテラスの一体感が増し、珈琲を飲まれるお客さまとの距離がぐっと近づく。
ある土曜日の夕方。
テラスの気持ち良さを実際に体験してみようということで、
たまこさんと2杯の珈琲を淹れてテラスに着席。
まだ、少し肌寒かったけれど、大きく解放されたドアから覗く店内は
これまでよりもぐっと近く感じられ、ボサノバも心地いい音量。
この空間、妙に癒されるなぁと実感。
きっとお客さまも同じように感じ、気に入っていただける方も多いのでは。
そう思った瞬間に大きな問題に気づく。それは椅子とテーブルの少なさ。
テラスには作り付けのベンチがあり、大人4人が座るので精一杯。
お客さま用のテーブルは1つかないのでお客さまが2組になった瞬間にテーブルがない。
Yahooオークション、家具屋さんのサイトなどを検索するも、
これと思える椅子やテーブルに出会えず。春は日に日に近づいてくるのに。
焦る気持ちを抑えつつ、納得できるものを探し続ける。
そんな状況に幸運が舞い降りる。しかもほぼ同時に。
まずはテーブル。
たまこさんの実家で使っていたものをお借りできることに。
何を隠そうオープン時から使っている2つのテーブルは、
たまこさんの実家からお借りしているもの。
1つはお客さま用テーブル、もう1つはメニューなどを置くテーブルとして。
今回さらにもう1つをお借りし、合計3つに。
デザインもまったく同じ折り畳みテーブルなので、お店にもピッタリ。
次に椅子。
たまこさんが通う三茶のヨガ教室の外に
何気なく置いてある椅子がイメージにぴったりという、たまこさん情報。
早速、自分も足を運び、その椅子を拝見。
先生にどこで購入されたかなどを聞いて、それに近いものを購入しようと
思っていたところに、先生から「それ持っていっていいよ。」というお言葉。
そこまでは甘えられないと心の中で思いながらも、
この椅子をテラスに置いた雰囲気をイメージし、自分の中で葛藤、葛藤。
どうしたら良いかと悩むこと数分。
先生のご厚意に甘えちゃいけないという気持ちは、
この椅子をテラスに置きたいという気持ちにあっさり敗北し、
「先生、ありがとうございます。お言葉に甘えます。」と発言する自分が・・・。
このお礼は別の機会に何かできっちりしよう。
そう自分に言い聞かせ、自分の判断を一生懸命正当化。
少し高さの異なる2つの椅子を抱え、田園都市線で渋谷、井の頭線で西永福駅へ。
暗くなってきた店舗に明かりを灯して椅子を置いたのがこちら。
いま置いたばかりの椅子が、何年も前からここにあったような一体感。
その椅子に座って、押し寄せる嬉しい気持ちを深呼吸しながら落ち着かせる。
次第に、ゆったりした気持ちとなり、妙にリラックス。
普通の椅子よりも、気持ち低い高さが不思議な癒しを与えてくれるような。
これが最近起こった、テーブルと椅子の奇跡。
ご来店いただくお客さま、テーブルと椅子がこのような奇跡で増えました。
より快適に過ごせるようになったテラス空間ができあがりましたので、
天気の良い日にこの空間での癒し時間をを是非お楽しみください。
多くの方に支えられて、たまじ珈琲が運営できていることに心から感謝。
感謝、感謝でが8回も登場した今週のブログはこのあたりで。
ではでは。
モチベーション
珈琲屋になって6年。
先日のこと、お客さまから素朴な質問なんですがという前置きのあとで・・・
「珈琲のお仕事をされていて良かったと思うのはどんな時ですか」
という質問をされ、その場では思うことを回答したわけですが、
その日の晩に風呂に入りながら、なんだかモヤモヤするので、じっくりと考えなおしてみることに。
お客さまにおいしいと言われたとき
お客さまにとって店舗という場所がいきたい場所になったとき
珈琲をとおしてお客さまとの距離が近づいたとき
珈琲という商品がお客さまの生活に良い影響を及ぼしたとき
たまこさん、スタッフがこの仕事を楽しい、充実していると言ってくれたとき など
どれも間違いなく良かったと思う事柄。言われて本当に嬉しい言葉ばかり。
そこに共通しているものが何なのかを今回はじっくりと考えてみることに。
大別すると、とが同じグループ。
とが同じグループ。
が前述の2つと違ったグループ。つまり3つのグループに分類できそう。
とは、
「自分たちで作る商品・空間をお客さまに認めらた」ことが嬉しい理由。
真っ白なキャンパスに絵を描いて、それを褒められたり、認められたりするのと同じような感覚。
何かルールがあって、それに基づいて行う仕事とは異なり、
自分たちの感性、価値観、味覚などを信じて作り上げる達成感と
さらにそれを認めてもらえたという満足感が遣り甲斐やモチベーションにつながっている。
とは、
珈琲の販売をとおして、店舗を運営する我々の人となりがお客さまに伝わり、
心を開いてくれたお客さまは自然とご自分のことを語ってくださる。
1回目、2回目、3回目と会う回数を重ねるごとに少しずつ情報が増え、距離が近くなる。
あるいは、珈琲をギフトで贈られたり、自宅で家族と飲まれたりすることで、
お客さまのまわりにいる方々に珈琲が届き、その方の生活に良い影響が生まれたり。
良い影響の意味が分かりにくいので一例を。
たまじ倶楽部で定期郵送をはじめられたお客さまから、
毎朝の珈琲で夫婦の会話が一層楽しくなったというメールをいただきました。
奥さまが、毎朝豆をミルで挽き、ハンドドリップして珈琲を淹れられる。
5分ほどかけて、香りを楽しみながら珈琲を淹れる時間は香りであったり、味の違いだったり、
どれが好みで、どれがいまいちかだったり・・・。そんな新たな会話が自然に生まれてくると。
他のお客さまからは、珈琲を飲むと胃が痛くなると言って飲めなかったお母様が、
たまじ珈琲は雑味がなく、後味がさっぱりしているので砂糖もミルクもなしで飲めますよと。
いずれのケースも、お客さまの向こう側にいらっしゃる、我々がお会いしたことのない方々が
珈琲でより深くつながったり、喜びがうまれたり。このようなメールをいただくたびに
嬉しくて、何度も何度も読み返すんです。
なぜ、こんなに嬉しいんだろう
考えた末の結論は、我々がお会いした、お話ししたお客さまが、本当に幸せそうだったからかと。
そのお客さまの役に立てた気がしたから。
最初の達成感や満足感とは違った感動がそこにあるような。
そして最後のは、
これまでの2つがあるからこそ、自分も、たまこさんも、スタッフも感じられることかと。
逆に、があるからこそ、これまでの2つを実現できているという想いも。
「鶏と卵」なんて良く言いますが、まさにどっちが先かどっちが後かはわからないけど、
相互に深く関係して、ぐるぐる回っていくものではないかと。
読み返してみると、何だか小難しくて、おかしなブログとなってしまいました。
読んでいただいた皆さま、ありがとうございます。
将来、自分がこのブログを読み返したときに、いま感じてることを思い出せるように
敢えて文章を修正せず、書いたままにさせてもらいますね。
今週のブログはこのあたりで。
ではでは。
西永福(その1)
先週のブログ後半で、たまじ珈琲がある「西永福駅」を軽く紹介しましたので、
今週はこの街の魅力についてもう少し踏み込んで。
ちなみに、たまじ珈琲は「西永福駅」から徒歩3分ですが、住所は「杉並区永福」なので、
まずは「永福」という地名の由来から。
「永福」は、1522年に開創された「永福寺」という古寺の名前に由来する。
北条氏の家臣であった武士が、この寺の住職を頼ってこの地に身を寄せ、
永福寺の檀家となって村の開発に尽くしたと伝えられています。
記録には残っていませんが、その頃からこの一帯は「永福寺村」と
呼ばれるようになったという説があります。明治に入って「永福寺村」という
村名はなくなりましたが、「永福」の地名は残り、その西部に位置していた
ことから「西永福駅」という駅名が付けられました。
[出典] 京王ニュース よくばり散歩「西永福駅」より
西永福駅を中心に徒歩圏内を見渡すと目に飛び込んでくるのはこちら。
和田堀公園/善福寺川緑地
大宮八幡宮
高千穂大学
【和田堀公園】
ぐるりと深い緑に覆われた和田堀池を中心に、多くの生き物が生息する和田堀公園。
「つり堀 武蔵野園」は自分が中学生だった頃に実家から歩いていける釣堀として
遊びに行った懐かしい思い出の遊び場。今から30年以上も前なのにその当時の雰囲気が
今も残っている空間。そこに足を踏み入れると、真夏のギラギラした太陽のしたで
蝉を追い掛け回す子供たちの姿を思い出す。甘酸っぱいですね。
【善福寺川緑地】
和田堀公園のまわりを囲むのが全長4.2kmの善福寺川緑地。綺麗な川が流れる横を
散歩すると、緑豊かな街に旅行へ来たような気分に。約20年ぶりとなる昨年4月に
この地に戻ってきてからは、散歩コースとして毎日のように利用中。
野球場、サッカー場、バスケットボールのゴールや公園ははもちろんのこと、
広い駐車場を完備したバーベキュー専用スペースまであって、花見のシーズンには
遠くから足を運ばれるお客さまも多く、とても賑やか。
【大宮八幡宮】
東京のへそ、子育・厄除八幡さまと称される「大宮八幡宮」。
毎年家族で初詣はもちろん、厄除などでお世話になっているお宮様。
閑静な住宅街の中に古き良き時代の重厚な雰囲気でどっしりと構える大宮八幡宮は、
行くたびに気持ちがすっと綺麗になるような、心地良い空間。
昔から勝手にパワースポットと思っていたところ、本当にそうだったことを最近知った場所。
そもそも東京の重心「東京のへそ」だからこそパワーが集まるとか。
胎内回帰の出来る神秘的な場所を称えられ、そのパワーを求めて全国から参拝者が多数訪問。
【高千穂大学】
高千穂とは、日本の建国神話に由来する日本人の心のふるさと、天孫降臨に象徴される
日本民族の精神的な発祥の聖地、すなわち日本人の精神的原点を指している言葉。
すぐ横に、東京のへそなる大宮八幡宮と、このあたりはパワーが集まっている場所なんですね。
高千穂大学は授業公開・公開講座も盛んで、自分の父も通学させてもらっている大学。
大学時代にもっと勉強しておけば良かったと思う方、この機会にぜひどうぞ。
かく言う自分もその一人で、大学時代にもう少し遊び時間を削って勉強しておけばと
猛省している今日この頃なので機会をみて参加するつもりです。
魅力満載の西永福は1回では紹介しきれませんので、
次回はグルメスポットを中心に紹介させていただきますね。
大きな商店街はありませんが、個性あるこじんまりとしたお店が点在しており、
それぞれのお店を運営する方々も魅力的。
店舗運営の仲間入りを果たしたことで、そういう方々ともお近づきになれてきたので
その目線で紹介させていただきますね。
自分が実際に食べたお店、食べたグルメを紹介ますので、リアル情報な情報で。
今週のブログはこのあたりで。
ではでは。