珈琲本
2013年もいよいよ残すところ10日あまり。
相変わらず時間に追われる日々を過ごしながらも、
オープンした店舗も約2ヶ月が経過し、生活のリズムに溶け込んで
。
珈琲を飲みながらゆっくり・ゆったりを感じられる時間が増えてきた
。
そんな気持ちでいつもの本屋
にふらりと立ち寄る。
電子ブックを読む人が確実に増えている昨今、本屋に来るたびに想う。
自分はやっぱり本だなぁと
。
この本屋に入る瞬間に感じるドキドキ・ワクワク感。
自宅の本棚に並んでいる本を見る時の不思議な満足感。
昔読んだ本を何気なく手に取り、例えば栞代わりに挟んでいた昔の名刺が
出てきたときにフラッシュバックする想い。
ゆっくり・ゆったりした気持ちで本屋に行くときは良い本に出会う
。
気持ちのゆとりがあると視野が広くなるから

いつもの本屋に入り、いつものコースで物色開始。
色鮮やかな本が並ぶ中で、2冊の本が目に留まる
。
それがこちら
。
「純喫茶トルンカ」は美味しい珈琲が自慢のレトロな喫茶店。
東京の下町にひっそり佇む店には、魔法をかけられたようなゆっくりした時間が流れ、
高校生の看板娘・立花雫の元気な声が響く。(中略)
孤独や悲しみを抱えた人々の心がやわらかくドリップされていく・・・。
++++ 「純喫茶トルンカ」の背表紙より
小さな岬の先端にある喫茶店。そこでは美味しいコーヒーとともに、お客さんの人生に
寄り添う音楽を選曲してくれる。その店に引き寄せられるように集まる、心に傷を抱えた人人。
彼らの人生は、その店との出逢いと女主人の言葉で大きく変化し始める。
疲れた心にやさしさが染み入り、温かな感動で満たされる。
++++ 「虹の岬の喫茶店」の背表紙より
珈琲、コーヒーという言葉がタイトルや背表紙の説明に入っていると
迷わずレジに走る悪い癖
。
今回もどんなストーリーかは後での楽しみ言い聞かせ、購入して家に帰って背表紙を一読。
そして不思議なことに気付く
。本のストーリーはまったく違えど、不思議と重なるフレーズ。
これって珈琲、コーヒー、喫茶店が作り上げるイメージ・価値なんだろうなと。
20年前と比べるとそのイメージ・価値は確実に変化してるなぁと
。
重なるフレーズに自分なりに感想を・・・。
・美味しい珈琲(コーヒー)
おいしいことが重要かと。おいしくないと気持ちまでホッとできないですもんね。
珈琲か、コーヒーの表記を使い分けることは大事。
純喫茶とか、歴史や重みはやっぱり漢字の珈琲。
・魔法をかけられたようなゆっくりした時間/引き寄せられるに集まる
喫茶店という空間が、こういう価値・イメージを作り出すんでしょうね。
これがカフェだとまたイメージがちょっと違いますよね。喫茶店という響きがいいのかと。
なぜか足を運びたくなる、いろいろな想いに耽りたくなる、そんな場所なんですね。
・心がやわらかくドリップされていく/やさしさが染み入り、温かな感動で満たされる
こんな気持ちになれるから、なりたいから、おいしい珈琲を求めて喫茶店という空間に
人は足を運ぶってことですね
。
そもそも珈琲っていつからこんなに優しい飲み物になったんでしょうか
自分の学生時代のイメージは味気ない白い珈琲カップにピーナツが添えられて、
これでもかというほど苦くてドロッとした飲み物。つまり大人だから、飲んでる姿が
かっこいいから憧れた飲み物。なんてイメージが強かった気がするんですが
。
珈琲が健康飲料として認知されてきたこともあって、老若男女を問わず親しまれる飲み物に。
さらに、丁寧にハンドドリップする様子から「やわらかい」「やさしい」というフレーズで
形容されることに違和感がなくなってきて
。
この2冊の本を偶然同時に購入して背表紙を見ながら、妙に感慨深くなったのでブログに
。
読み返してみて、今週は想いが強すぎて書きすぎた感が・・・。
文章がやわらかくないですね
。一部、ビジネスメールみたいで。
想いのままつらつら書くブログということでお許しを
。
それにしても珈琲屋として何とも嬉しい本の発見でした
。
まだ背表紙しか読んでないので、これからゆっくり・ゆったりと読書しますね。
もちろん、たまじ珈琲を飲みながら
。
今週はこのあたりで。
ではでは
。
たまじトリビア
いきなりですが、「トリビア」の語源を
。


トリヴィア(trivia)は、くだらないこと、瑣末なこと、雑学的な事柄や知識、豆知識を指す。
一説に、ラテン語で「三叉路」3(tres)+道(via)を意味する言葉で、古代ローマの都市において
三叉路が多かったことから、「どこにでもある場所」「ありふれた場所」を指すようになり、
さらに転じて、くだらないこと、瑣末なことを意味するようになったという。
また、中世の教養科目(リベラル・アーツ)のうち基本となる3つ(文法・修辞学・弁証法)の
ことをtrivium(三学、複数形でtrivia)と呼んだため、そこから「初歩的でつまらない」
という意味が生じたともいう。

ウィキペディア「トリビア」より
我々の世代(40代半ば)にとっては、
トリビアと聞くと「トリビアの泉」というテレビ番組を思い出す人も多いのでは
。
副題が「素晴らしきムダ知識」でタモリさんが出演していたのが印象的。
さらに「へぇ」の言葉がブレイクしたのも記憶に新しい。
トリビアを知ると、ついつい人に話したくなる。自慢したくなる
。
知らなくても困らないけど、知っていると得した気分になる不思議な情報
。
そんなイメージのトリビアをたまじ珈琲でも製作することに
。
もちろんテーマは珈琲
。
店舗に来店され、珈琲を購入いただいたお客様にちょっと得した気分を味わっていただく。
珈琲を買うたびに新しいトリビアを1枚ずつプレゼント
。
集めてくれる人も出てきたりして(密かな期待)
。
その1枚目がこちら
。
このシリーズをまずは50まで作ってみるつもり。
50番を配る方=50回珈琲を購入しに来てくれた方となるので、
このカードを使うのはかなり先に話しになる分、じっくりとトリビアを考えることに
。
さて、トリビアというもの。
製作しようとするとかなり難しい
。珈琲の専門知識というよりはムダ知識。
まさに「へぇ」と思わず言いたくなるような情報に価値がある。
これだ
と思う情報を頭から捻り出そうとするが、これがなかなか苦労する。
今やネット時代なので、誰も気づいていないトリビアを見つけるのは難しい
。
それでもオリジナルを作りたいので、自分が珈琲仕事で体験した
ムダ知識を穿り出すアプローチ。とりあえず、現在まで作ったのが10番まで
。
20番までの候補はあるものの、自分の中では「へぇ」が足りないものが多い(つまり落第点
)。
50までの道のりは想像以上に遠い・・・。
苦労と思わずに、まさにクイズ感覚で楽しんだと自分に言い聞かせる。
お客様にもその楽しみ感(裏に潜む苦悩も
)がカードを通して伝われば最高ですね。
そんなトリビアのスタートは今月中頃を予定。
気になる方はお店に足を運んでくださいね
。
たまじ珈琲は、生豆を店舗に並べ、お客様のご注文を受けて焙煎し、
新鮮でフレッシュな「生珈琲」を販売する自家焙煎珈琲店。
(ちなみに焙煎中はハンドドリップ珈琲を無料で提供する、たまじならではサービスも売り
。)
言い換えれば、自家焙煎珈琲しか商品のないお店。
珈琲好きな方は、このプロセスを楽しんでもらえるが、
より多くの人が珈琲を身近なものとして、プチ贅沢として楽しんでもらいたいのが我々の想い。
そんなメッセージを伝える方法の一つが「たまじトリビア」
。
楽しんでもらえたら幸せです
。
今週のブログはこのあたりで。
ではでは
。
生豆箱とタイル
今週のブログはオープンした店舗用に購入させていただいた
生豆箱とタイルについてつらつらと
。
日本一小さなお店であっても購入したアイテムは数知れず。
その中でも拘ったアイテムのトップグループに位置づけられるのが生豆箱とタイル。
一目惚れ
で購入したアンティークの棚の中にどうやって生豆を
収容するかと悩んだ末
、ネットで見つけたのがお店がこちら
。
【CRAFT HANDS GALLERY】
http://www.chg-store.com/
「全て当工房で制作しているクラフトハンズギャラリーオリジナル雑貨です。
ご注文頂いてからひとつひとつ丁寧にお作り致します。」
というフレーズを読んで、コンセプトがたまじ珈琲と同じだったので早速問い合わせ
。
いろいろと要望を伝え、出来上がった生豆箱、本当に気に入ってる
。
それがこちら
。
(さりげなく
Tamaji Coffeeって入ってるオリジナル木箱。)
ふんわりと柔らかいお店の雰囲気でありながら仕事は丁寧でスピーディーという印象
。
それがとても心地よくて、こんなお店に偶然出会えたことが素直に嬉しい
。
時間を見つけて工房に行き、製作してくださった方々にお会いできることを密かな楽しみに。
その嬉しさを伝えたいということで実際に店舗で飾って撮影した写真
を送ったところ、
たまじ珈琲をブログで紹介いただけることに
。掲載されるのが今から楽しみ
。
次に紹介するのが、メキシコタイル。
メキシコのデザインは色が鮮やかで、手触りがいい感じでゴツゴツ。
持っているだけで不思議と優しい気持ちになる。ここにいるぞという存在感がいい
。
店舗で使っているのは、タイルと珈琲カップ。
タイルは店内の壁とテラスにあるベンチで利用中。
ベンチの写真がこちら
。
数枚のタイルを張っただけで、グッと雰囲気が変わる。
写真で観るよりも、実際の方がゴツゴツとしていて、存在感がある。
変に綺麗すぎず、時間が経つにつれて味が出てくる雰囲気を今から感じる
。
こちらのタイルを購入させていただいたのが「コンティーゴ」さん。
店舗で利用させてもらっている写真を送ったところ、
ブログで紹介いただいたのが、こちら
。
【コンティーゴ】
http://contigo.blog69.fc2.com/blog-entry-406.html
最初に感心したのは、ブログの文章が自然体で読みやすいこと
。
さらにたまじ珈琲のコンセプトを理解していただき、紹介いただいているのが嬉しい
。
そのフレーズがこちら
。


お客様個々の嗜好に合わせてブレンドされた豆をその場で焙煎し
販売されるショップとのこと、煎りたてホヤホヤのコーヒー豆の香り、
想像するだけで直ぐにでも飲みたくなりますね。
豆を焙煎するには少し時間が掛かりますが、もちろんその間は
このベンチに腰掛けて豆を煎る香りを楽しみながらコーヒーを
飲ませていただけるとのことです。

Contigo @blogより
店舗をオープンしなければ出会うことのなかった方々。
不思議なご縁を感じながら、異なるフィールドでお互いの商売を応援するパートナーとして
今後もお付き合いいただけたらと
。
今週のブログはこのあたり。
ではでは
。
たまじ、ならでは
秋も深まり、冬の寒さを感じながら店舗にいた土曜日のこと。
前からどんなお店ができるのかしらって楽しみにしてたのよと
ニコニコしながら品のいい叔母様がご来店。
たまじ珈琲はどんな自家焙煎珈琲店か、どんな商品があるかを簡単に説明して、
本日はいかがなされますか?と質問すると・・・
「たまじ、ならではって何かしら?」
という質問。てっきり、ならではの商品って何かしら?と聞かれたと勘違いし、
「最近人気があるのはオーガニックとかカフェインが入っていないデカフェとかですよ。」
と回答したところ、さらにニコニコしながら品のいい返事が返ってきた。
「ごめんなさいね。商品じゃなくて、たまじ珈琲さんが他店と違うところが知りたくて。」
珈琲ブームによって自家焙煎店やカフェが増えてきている昨今、
お客さまからすれば、どう違うのか、特徴があるのかと聞きたくなるのは当然のこと。
ついつい、そんな意識もなく商品説明していた自分が恥ずかしくなる。
勘違いしていたことをお詫びし、分かりやすい言葉で「たまじ、ならでは」を
説明しようとした瞬間、あることに気づいて時間が止まる。
気づいたこととは、店舗の中に、「たまじ、らしさ」を具体的に説明しているものがないこと。
Webやパンフレットのツールには、一生懸命それを伝えたり、まとめたりしたけれど。
来店されたお客様への配慮が足りなかったことに気づく。
その晩のこと。たまこさん、デザイナーとエピソードを共有して、対策を練る。
そもそも店舗に重要な情報が欠落していた点は即合意。
次にどのように対策するかを協議する。
来店されたお客様がベンチに座って、パンフレットとかメニューを見てくれれば、
「たまじ、らしさ」は伝わる。今回の問題点は来店もしくはお店の前に立ち止まった瞬間に
それが伝わるもしくは興味を持ってもらえるようなメッセージを発すること。
もっと具体的に言えば、シンプルかつ大きな文字で「たまじ、らしさ」を書くこと。
さらに具体的にして、それをA3サイズのパウチ看板にすること。
課題~対策~具体的な施策に3人で合意し、数日後にはパウチ看板が完成。
それがこちら。
多くの自家焙煎店が焙煎した珈琲豆を瓶などにつめて販売している。
5kgとか、10kgとかまとめた量を焙煎する。
たまじ珈琲は、生豆を店舗に置き、お客様から注文を受けてから焙煎する。
大事なのは、ひとりひとりのお客さま用に焙煎していること。
焙煎したばかりの珈琲を「生珈琲」と呼び、新選でフレッシュなものをお渡しできること、
お客さま用に焙煎しているので、焙煎度合いを微妙に調整できること、
これが1つめの「らしさ」。
もう一つは、3分~4分の焙煎という時間を会話などで一緒に楽しんでもらうこと。
店舗にある3人座れば満員の小さなベンチに座って、ハンドドリップした珈琲を飲みながら
御注文いただいた珈琲が焼きあがるのをお待ちいただく。珈琲豆(挽)を購入された
お客さまには漏れなく1杯の珈琲を無料でサービス。
忙しい毎日の中で、たまじ珈琲に来店されたときぐらいは、生豆が焙煎されて珈琲になる
までの数分ぐらいは、ゆっくり・ゆったり過ごしてもらいたいという考えから、
このスタイルをとっている。時間がなくて急いでいる方には不向きなスタイルかもと
想いながらも、珈琲で心身ともにゆったりして欲しいという「らしさ」を伝えるためには
続けていきたいスタイル。
店舗が混み合うと焙煎を待つ方々がベンチに並んで座って、珈琲を飲まれる。
スマートフォンをみたり、置いてある雑誌を捲ったり。それぞれの方々それぞれのスタイルで
ゆっくり・ゆったりされる。中には、珈琲をテーマとしたコミュニケーションがスタートし
自己紹介されてたり。そんな光景をみるたびに、「たまじ、ならでは」はこれでいいんだと思う。
皆さんも、「たまじ、ならでは」を感じに来ませんか?
今週のブログはこのあたりで。
ではでは。
子供焙煎
2013年も残すところ約1ヶ月ですね。
今年は大きな変化があっただけに、自分は例年以上にあっ
という間に終わってしまいそうな。
皆さんは、どんな1年になりそうですか
「終わりよければ全てよし」
なんて諺もありますので、2013年の終わり月である12月を充実した時間とするため、
11月にじっくりと時間の使い方を考えて、準備することに
。
・店舗オープンから1ヶ月が経過し、落ち着いてきたので何かイベントをしたい
・来店されるお客さまと一緒に楽しみたい
・たまじ珈琲ならではの内容にしたい
この3つをテーマにして、12月に店舗で実施するイベント内容を考えることに。
趣味の散歩をしながら、危ない人のようにぶつぶつと言いながら
考えること数日。
ふと閃いた
のが、こちら
。
早速、看板を作ってみた
。
タイトルにあるとおり、その内容は「子供が焙煎を体験できるイベント」。
自家焙煎珈琲というと、プロ職人の技。焙煎機に近づくことも恐れ多い。
なんて印象が強いのでは・・・。
自分も数多くの自家焙煎店を見てきたけど、全体的にそういう印象が強い
。
たまじ珈琲としては、お客様が身近に感じる自家焙煎珈琲店でありたい。
それを実感いただけるイベントということで考えたのが今回のもの
。
子供が焙煎体験すると言っても、実際には焙煎見学。
窯内は300℃近くまで加熱される焙煎機。万が一、子供が火傷などしたら本末転倒なので
、
焙煎機の近くで見学しながら、自ら焙煎しているような体験を楽しんでもらうもの
。
生豆を焙煎機に投入し、次第に焼き色がついて珈琲豆ができる様子を実際に見てもらう。
目を瞑って五感を研ぎ澄ますと、ポップコーンのような香ばしい香りがほわぁ~っと
。
この香りを嫌いな人はいない。皆さん、幸せそうな顔をする。
これまで親戚や知り合いの子供にこの体験をさせるとお父さんやお母さんに
こんなメッセージを伝える。
「いい香りでしょ
」
「いま、焼いてるからね。」
「おうちで飲んでね。」
お客様が入れない店内に入り、焙煎機の近くにいるだけで、
スタッフの一員になっている子供たちの気持ちが感じられる。
3分程度の焙煎をし、その豆に最適と思われる程度まで来たら、一番盛り上がるイベントへ
。
それは、終了のボタンを子供と一緒に「ポチ」っと押すこと。
そのボタンを押すと、豆が焙煎機の奥にす~っと落ちて消えていく。
これを見た子供はさらに興奮
。数分急冷した後で焙煎機から出てくる珈琲豆を見てさらに興奮。
イベントの仕上げは、子供たちからお父さんや・お母さんに商品を渡してもらうこと
。
子供がお父さんやお母さんの飲む珈琲を焙煎した(焙煎にちょっと関わった)という体験により
その珈琲を家で飲むときに、ちょっとだけ「特別」が加わる
。
こんな体験をした子供の中には、将来、自分用に自家焙煎珈琲屋を目指す人がでてきたりして。
そんなことを感じさせてもらうと、こちらも幸せな気持ちになる
。
イベントに関与する人すべてが幸せな気持ちになれそうで、いい企画だと思いませんか
我々スタッフも相当幸せな気分が味わえることも最高だし。
自画自賛はよくないと思いながらも、今回の企画はかなりいいと言わずにいられない
。
2013年を素晴らしい1年にするための12月イベントとして、やってみますね
。
一人でも多くの幸せそうな顔を見ることができたら、
2013年は自分にとっても最高の締め括りができる1年となりそうな予感が
。
皆さんも12月に何か新しいこと、やってみませんか
チャレンジした方は、オーナーまで連絡
くださいね。
今週のブログはこのあたりで。
ではでは
。
記念写真
寒くなりましたね
。
珈琲が一番美味しい秋
を楽しもうと思っていたら、あっという間に冬
。
長袖のシャツだけで散歩するのはちょっと肌寒いぐらいの秋らしい気候が
もう少し長くあって欲しいもの
。
極度の寒がりな自分は11月初旬だと言うのに早速マフラー、コートと手袋で防寒対策。
春までどうやって凌ぐやら
。今から気が重い。
さて、今週のブログは「記念写真」と題して重い気持ちを吹き飛ばす
ことに。
元来、写真というものがあまり好きではない自分は節目節目で写真を撮らずに生きてきた
。
徹底的に避けてきたというより、何となく避けてきた。
そんな自分が生まれて初めて心の底から気に入った、
ちょっと感動した写真
を撮っていただいたので今週はそのエピソードをつらつら
と。
それは店舗オープンした10月下旬のこと。
店舗業務にちょっと慣れてきて、知人の方が遊びに来てくれると
珈琲
を淹れながら会話する余裕も少しずつ
。
珈琲屋にとって至極の時間ですな
。
立派なカメラ
を持って遊びに来てくれた友人が、
「上野さ~ん、そいじゃ、記念写真撮りますから、お店の外に出てきてください。」
この友人、年下なんですが、彼に言われると「は~い」と自然と従う気持ちになる。
うまく表現できませんが、そういうオーラを持っている人っていますよね
。
ちなみに立派なカメラはこちら
。
お店の前に二人で並んで、カメラに向かうものの、自分は表情が固いらしい
。
「上野さ~ん、もっと自然に、力抜いて。」
そういわれても、どう自然じゃないか、自分では分からない・・・
。
と思っていると、友人がカメラを構えながら奥様とヒソヒソ話しながら笑ってる。
間違いなくからかわれていると思い、思わず「なになに
」とリアクション。
悪口なら聞こえるように言って欲しい、なんて思いながら。
それに対して二人はガハハと大笑い。
何が何だか分からないけど、つられてこちらも大笑い。
その大笑いが終わったところで、友人がパチリ
。
「上野さ~ん、この表情いいっすよ。これいただき。」
へ
いま撮ったの・・・。まぁ、彼が良いと言うならいっか。
まさにしてやられたという感じ。あっけなく記念写真の撮影は終了。
それから数日後、その写真をWebで見て、二人で「えぇ~
」と大声を出して驚くことに。
それがこちら
。
【PHOTO YODOBASHI】
http://photo.yodobashi.com/gear/nikon/lens/afs5814.html
40半ばのおっさんが、夢だった店舗の前で満足そうに写ってる。
老けたなぁと自覚しつつも、これが自分の等身大。そして自然体。
まぁ、これでいいんじゃないかと。妙に納得
。
生まれてこの方、見た目を褒められたことのない自分は
じっくりと自分の写真など見たことがない
。
(今回初めて自分の写真をじっくり鑑賞したのでは・・・。)
自分で言うのもなんですがその時の気持ちが表情に出てる。いい表情してる
。
写真を撮ったKさんの腕に感服。
Kさん、記念写真ありがとうございました
。
何とも照れくさかったですが、お蔭さまで、人生の節目を形に残すことができました。
心から御礼申し上げます。
ここまで書いて読み返してみて・・・。
何だかとりとめのないブログとなってしまいました
。
こんな気持ちだったので、ありのまま書いたということでお許しを
。
今週のブログはこのあたりで。
ではでは
。
たまじ倶楽部
2013年も残すところ1ヶ月半
。
20代より30代、30代より40台の方が時間が経つのが早いとよく耳
にしますが、
本当にそうだと心から納得
。
カレンダーをみながら「もう今月も終わりかぁ」と何度呟いたことか。
だからこそ、1日1日を大切にしなきゃですよね。
ゆっくり・ゆったりの精神を忘れずに、ものすごい速度で過ぎてゆく時間を
悔いの残らぬよう大切に。これが言うほど簡単じゃないんですが・・・
。
さて、今週のブログは「たまじ倶楽部」と題してつらつら
と。
ご存知の方も多いと思いますが、
たまじ珈琲は全国のお客さまに定期配送するサービスを基本として運営してます
。
1回に郵送する量は豆・挽で約420~430g。1杯あたり10gですから、42~43杯分。
郵送タイミングは以下の4種類。
「毎月」 :毎日1.4杯
「2ヶ月に1回」:毎日0.7杯
「3ヶ月に1回」:毎日0.5杯(2日に1杯)
「4ヶ月に1回」:毎日0.35杯(3日に1杯)
契約期間は1年(1年経過後は「毎月」と「2ヶ月に1回」は6ヶ月も選択可)。
1回あたりの料金が送料込みで3,000円(全国一律)。
(ただし、地域によって郵送日時をご指定いただける地域=ゆうパック、
できない地域=レターパックがあります。)
「毎月」 :36,000円(1年間=毎月郵送で12回分)
「2ヶ月に1回」:18,000円(1年間=2ヶ月に1回郵送で6回分)
「3ヶ月に1回」:12,000円(1年間=3ヶ月に1回郵送で4回分)
「4ヶ月に1回」:9,000円(1年間=4ヶ月に1回郵送で3回分)
料金はすべて「前払い」。あしからず
。
このスタイルで運営してきたのが、これまでの「定期配送サービス」。
先月、店舗をオープンしたことに合わせて、
今月(2013年11月)から定期配送サービスをリニューアル
した
新たなサービスが「たまじ倶楽部」。
これまでとの違いとは・・・
。
ひとことで言えば、割引と特典がついたこと。具体的には以下のとおり。
【割引】
「毎月」 :12%割引(31,680円)
「2ヶ月に1回」:9%割引(16,380円)
「3ヶ月に1回」:6%割引(11,280円)
「4ヶ月に1回」:3%割引(8,730円)
【特典】
・ギフトや、定期配送とは別に珈琲を購入された場合も前述の割引率を適用
「たまじ倶楽部」の詳細は
11月下旬にリニューアルオープンするオフィシャルサイトに掲載予定です
。
お申込みをご希望される方、内容についてご不明な方は、
オーナー宛(cafepapa.tamaji@gmail.com)にお気軽にご連絡
ください。
来週のブログは、店舗スタートに合わせて新たに販売開始した
「お試しパック」と「ドリンクメニュー」について紹介しますね
。
「たまじ倶楽部」を考える前に、まずは自宅で飲んでみたい、
あるいは、店舗に行って飲んでみたいというお客さまには
最適なメニューですよ。お楽しみに
。
今週のブログはこのあたりで。
ではでは
。
オープン(1週間)
店舗オープンから1週間が経過した土曜日。
飛び散らかっていた、あれやこれやが、それぞれの収まるべきところに収まって
。
久しぶりに秋の青空を見上げて、ほわぁ~とした気持ちに
。
ちょっと、ひと段落という気分ですね。
真っ青な空だけど、秋らしい冷たい風。
珈琲が1年でもっともおいしい季節というのが頷けますね。
いつも以上に珈琲が恋しくなる、最高の季節
。
さて、今週のブログは先週末の店舗オープンからの1週間を想い出しながらつらつら
と。
大安の25日(金)にオープン。雨が降り、寒い1日。
のんびりスタートしろという神様の思し召しと理解し、朝からのんびり構えることに
。
そう思った矢先に飛び込んできてくれた第1号のお客さまは、
住まいの最寄り駅 浜田山駅で45年鰻屋を続けるさかいさんのご主人。
「ここかぁ。とにかく、おめでとう!!」
握手、握手。涙が出るほど嬉しかった
。
鰻のさかいさんには、最近でこそ家族でお世話になっているが、
中学時代から住んでいたこの街で、初めて足を運んだのはつい10年ほど前。
それから年に1回ぐらいのペースでちょこちょこ。
4月に浜田山に引っ越してきて、最近でこそ、1~2ヶ月に1回程度足を運ぶものの、
それでもその程度のお付き合い。
その人が朝一番で駆けつけてくれて、自分のことのように嬉しそうに祝ってくれる。
体の中から熱いもの
がこみ上げてくる。不思議と学生時代を想い出す
。
そうこうしていると、宅急便のお兄さんが次から次に花

の配達。
日本一小さな自家焙煎珈琲店は、あっという間に花いっぱいのメルヘンなお店に。
こんな感じ
。
営業開始から3日間でいただいたお花は、写真の3倍程度
。
台風による生憎の天候も、たくさんの花で店全体が元気な雰囲気に。
中学、高校、大学時代の友人。
社会人になってからの同僚、取引先。
今回の店舗オープンで仕事を依頼した皆さん。
地元の知り合い。
親・兄弟・親戚。
これまでの人生をいろいろと思い出させてくれる皆さんに足を運んでいただいた
。
たまじ珈琲を運営開始して5年。
これまでは店舗を持たずに運営するスタイル。
今回、店舗という「場」を作ってみて改めて感じたことは、
お客さまとの距離感がぐっと近づいたこと
。
店舗の狭さをうまく隠しながら、
お客さまと自分のやり取りのシーンを撮ってくれたこちらの写真
。
とても気に入ってます。Sさん、ありがとうございました
こんな感じでお店でお待ちしておりますので、
近くにお越しの際には、ふらっと遊びに来てくださいね
。
(ちなみに、自分は土曜日に必ずおります。)
お店の詳細情報は以下をご覧ください。
http://tamajicoffee.sakura.ne.jp/wp-content/uploads/2012/05/dm.pdf
今週のブログはこのあたりで。
ではでは
。
【ボサノバミニライブ】
葉書、電子メールなどでご案内しております
たまじ珈琲 オープン記念イベント「ボサノバミニライブ」は、
台風の影響で以下の日時に延期とさせていただきます
。
〔日時〕 10月27日(日) 14:00~/15:00~(それぞれ30分程度)
〔場所〕 たまじ珈琲店舗(杉並区永福4-19-10)
天気予報があたって、日曜日の午後はどうか晴れ
ますように


イベントの詳細は以下をご覧ください。
場所 :〒168-0064 東京都杉並区永福4-19-10 京王井の頭線「西永福駅」徒歩約2分
ギター&SONG :西澤 沙苗
※西澤 沙苗・オフィシャルサイト
http://sanaenishizawa.com/
珈琲を飲みながら、心地よいボサノバでゆっくり・ゆったりしませんか
皆さん是非遊びにいらしてください
。
オープン(前日)
いよいよ明日がオープン日
。
計画しながら進めてきたはずの準備作業ですが、
いざとなると抜け漏れがぽろぽろ。予想以上に
。
珈琲という商品を作り、それをお客さまに販売し、お金を頂戴する。
このプロセスを日本一小さな店舗スペースで効率的に行う。
これだけのことなのに、これが奥深い。そして難解
。
湯水のように投資をすればできないことはない。
限られた予算だからこそ、その中でそれを実現するのが難解だし、奥深い
。
何より大事なのは、言うまでもなく商品。おいしい珈琲が作れているか。
ところで、”おいしい”とは
何をもって、”おいしい”と判断するのか(できるのか)
人の味覚は百人十色。珈琲の好みも、ひとそれぞれ
。
さらに、味に影響を及ぼすものとして、天候・気候。
もっと計算できないのが、珈琲を飲む人の体調と気持ち。
これらが複雑に絡み合って、珈琲を飲んだ感想、一例として、”おいしい”につながる。
オープンを3日後に控えた22日の夜。焙煎の師匠とオープンを祝う晩酌
。
出会ってから約1年。あっという間だったような、いろいろあったような。
そんなことを思い出しながら今だから言える話しを思いつくまま語る
。
お互い多忙な身、21時過ぎにはお開きにしようと思っていたのに、
時計を見ると23時前。楽しい時間はこんなにもあっという間に過ぎるのかと愕然
。
そんな師匠が酔いながら言い放った言葉がこちら。
「お客さまの”おいしい”は信用しない。この人は優しいんだなぁと思うだけ。」
「”おいしい”以外の感想は胃がキリキリするほど気にする。」
「いまだに珈琲の味に自信がもてない。自分の珈琲を”おいしい”と思ってない。」
師匠が自家焙煎店を運営して8年。
振り返れば、この考え方で運営してきたからこそ、味の探求を日々続けることができた。
その結果として今の味があり、お客さまがいると思えるようになったとのこと。
目から鱗が落ちる
とはまさにこのこと。
驚くほど多くのお客さまに指示され、日々捌けないほどの注文を受けている
人気店のオーナーから出る言葉がこれかぁと驚きながらも、
ここに味の真髄があることも同時に納得した瞬間
。
まったく同じ考えをもって運営するわけではないにせよ、
たまじ珈琲として大事にすべき言葉として心に刻んだ。
泣いても笑っても、残すところ1日。
遠足の前の日のようなワクワク感と、受験の前の日のような不安。
いろいろな気持ちが複雑に絡み合って、地に足がついていない心地
。
たまじ珈琲のコンセプトは「ゆっくり・ゆったり」。
こんな時こそ、深く深く鼻呼吸。ヨガで習ったのを思い出して
。
考え始めれば、まだまだ準備しなきゃならないことはあるけれど、
今晩はぬるま湯にゆっくり入って、冷蔵庫で冷やしたカルピスウォーターを飲みながら
ただただリラックスすることに
。
ケセラセラ
なるようになるさ。ここまでくれば、開き直ってこれしかない
。
大型台風
の影響で生憎の天気で迎えるオープン日。
将来振り返った時に、忘れられない印象的な日となるだろうなぁと思う。
オープン日がこんな天候になるのも、
焦らずじっくりとスロースタートしなさいという神様の思し召しと解釈
。
ここまで書いて読み返してみると・・・脈略がなくて、独り言のような文章
。
本日はこんな心境だということで、読者の皆さま、どうかお許しを
。
それでは、今週のブログはこのあたりで。
ではでは
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