オープン(前日)
いよいよ明日がオープン日。
計画しながら進めてきたはずの準備作業ですが、
いざとなると抜け漏れがぽろぽろ。予想以上に。
珈琲という商品を作り、それをお客さまに販売し、お金を頂戴する。
このプロセスを日本一小さな店舗スペースで効率的に行う。
これだけのことなのに、これが奥深い。そして難解。
湯水のように投資をすればできないことはない。
限られた予算だからこそ、その中でそれを実現するのが難解だし、奥深い。
何より大事なのは、言うまでもなく商品。おいしい珈琲が作れているか。
ところで、”おいしい”とは
何をもって、”おいしい”と判断するのか(できるのか)
人の味覚は百人十色。珈琲の好みも、ひとそれぞれ。
さらに、味に影響を及ぼすものとして、天候・気候。
もっと計算できないのが、珈琲を飲む人の体調と気持ち。
これらが複雑に絡み合って、珈琲を飲んだ感想、一例として、”おいしい”につながる。
オープンを3日後に控えた22日の夜。焙煎の師匠とオープンを祝う晩酌。
出会ってから約1年。あっという間だったような、いろいろあったような。
そんなことを思い出しながら今だから言える話しを思いつくまま語る。
お互い多忙な身、21時過ぎにはお開きにしようと思っていたのに、
時計を見ると23時前。楽しい時間はこんなにもあっという間に過ぎるのかと愕然。
そんな師匠が酔いながら言い放った言葉がこちら。
「お客さまの”おいしい”は信用しない。この人は優しいんだなぁと思うだけ。」
「”おいしい”以外の感想は胃がキリキリするほど気にする。」
「いまだに珈琲の味に自信がもてない。自分の珈琲を”おいしい”と思ってない。」
師匠が自家焙煎店を運営して8年。
振り返れば、この考え方で運営してきたからこそ、味の探求を日々続けることができた。
その結果として今の味があり、お客さまがいると思えるようになったとのこと。
目から鱗が落ちるとはまさにこのこと。
驚くほど多くのお客さまに指示され、日々捌けないほどの注文を受けている
人気店のオーナーから出る言葉がこれかぁと驚きながらも、
ここに味の真髄があることも同時に納得した瞬間。
まったく同じ考えをもって運営するわけではないにせよ、
たまじ珈琲として大事にすべき言葉として心に刻んだ。
泣いても笑っても、残すところ1日。
遠足の前の日のようなワクワク感と、受験の前の日のような不安。
いろいろな気持ちが複雑に絡み合って、地に足がついていない心地。
たまじ珈琲のコンセプトは「ゆっくり・ゆったり」。
こんな時こそ、深く深く鼻呼吸。ヨガで習ったのを思い出して。
考え始めれば、まだまだ準備しなきゃならないことはあるけれど、
今晩はぬるま湯にゆっくり入って、冷蔵庫で冷やしたカルピスウォーターを飲みながら
ただただリラックスすることに。
ケセラセラ
なるようになるさ。ここまでくれば、開き直ってこれしかない。
大型台風の影響で生憎の天気で迎えるオープン日。
将来振り返った時に、忘れられない印象的な日となるだろうなぁと思う。
オープン日がこんな天候になるのも、
焦らずじっくりとスロースタートしなさいという神様の思し召しと解釈。
ここまで書いて読み返してみると・・・脈略がなくて、独り言のような文章。
本日はこんな心境だということで、読者の皆さま、どうかお許しを。
それでは、今週のブログはこのあたりで。
ではでは。
オープン(5日前)
2008年10月に運用開始した、たまじ珈琲。
2009年5月から、たまじカフェ(ブログ)を開始し、週1回のペースで更新。
いつまで続くことやらと思いながらも振り返ると53ヶ月が経過。
最初の頃は何を書いていいのやらと悶々としていた日々を思い出す。
ブログなんて始めなきゃ良かったと何度思ったことか。
ひとつ書くのに3時間ぐらいかかるし。
文書はビジネスメールみたいに堅すぎと突っ込まれるし。
継続は力なりなのか、4年以上が経過したいま、
1時間もかからず、自然体で書けるようになった。
しかし、その内容は乱筆乱文の嵐になっているような。
思うことを、自然体で書けるようになったのと、
時間をかけずに(乱筆乱文で)書けるようになったのを
はき違えていたかもと振り返りながら反省。
すべては、たまじ珈琲のコンセプトである「ゆっくり・ゆったり」を
自ら有言実行できていないことに起因していると分析。
そんなこんなを反省をしたくなった2013年10月。
目標の1つである店舗をオープンすることに決定。オープン日は25日に。
この時期を目標としていたわけでもなく、
場所もコンセプトも決めていたわけではなく。
ただ漠然と今年のはじめあたりから、店舗オープンを真剣に考え始めた。
いざ探してみると店舗ってなかなか見つからない。
近所の不動産屋に足を運んでも運んでも、まったくと言っていいほど
条件にあった店舗の紹介はなし。
自分の足で見つけるしかないかと、自宅から徒歩10分圏内あたりを中心に
暇さえあれば歩き回って店舗物件を物色。
探すのに疲れはじめたころに父親がネットで偶然見つけた物件。
それが、今回オープンした店舗。
店内2.6坪、テラス1.6坪の合計4.2坪しかない狭小店舗。
最初は家賃の安さに惹かれ、次にこの狭さをどう活用するかの面白さに惹かれ。
ここにすると決めてからは、あの手この手で工夫を重ね、
何とか自分たちのスタイルで自家焙煎珈琲を販売できる形に。
限りある予算の中で、できるだけメリハリをつけて取捨選択。
これ、本当に難しい仕事でした。
そして、出来上がった店舗がこんな感じ。
【店舗全体:店内2.6坪、テラス1.6坪の日本一小さな自家焙煎珈琲屋】
【店内:屋根裏スペースへの秘密の入口】
【テラス:メキシコタイルを埋め込んだオリジナルベンチ】
オープンまであと5日。
いまはスーパー焙煎機と格闘しながら、味の調整に専念する日々。
珈琲の味に100点満点は一生あり得ないけれど、
オープンまでに、最高の準備をして、いまの最高と言える商品を
ひとりひとりのお客さまに届れられればと。
(最近スポーツ選手が良く使う言葉「最高の準備」。
使いたくなりますね。なんだか気持ちが引き締まる。)
前回のブログで掲載した写真が60点の珈琲豆。
本日は75点ぐらいまでアップした写真がこちら。
生豆が全体的にふっくら。
皮がピンと伸びてるところと皺が寄るところにメリハリ。
水分をばっちり飛ばして、芯までしっかり焙煎。
豆の状態ではそれほど強くない香りも、
ミルでカリカリ挽いてドリッパーに落とした瞬間に、
パッと珈琲ならではの芳ばしさと甘みがふわっと一気に広がる。
この香りが強烈であればあるほど、焙煎直後に急冷することで、
キュッと閉じ込めることに成功してる証拠。
皆さん、珈琲、飲みたくなってきましたか
来週末、予定のない方は、井の頭線に乗って途中下車の旅はいかがですか
西永福駅には、大宮八幡宮や善福寺川公園など自然がいっぱい。
たまじ珈琲でテイクアウト珈琲して、のんびり散歩。
自分の散歩コースをご案内しますよ。
今週のブログはこのあたりで。
ではでは。
オープン(10日前)
10月14日(月)。秋晴れ。夏を感じさせるような暑さ。
1週間ほど前に焙煎機が納品され、本日から味調整をスタート。
店舗の内装も80%完成。
今週から3週間にわたって、オープンに至るまでの様子をつらつらと。
(毎週土曜日にアップしていたブログが店舗準備の関係で遅れました。)
ちなみに、オープンは、10月25日(金)11:00に決定。
翌日26日(土)には、ボサノバ生演奏(14:00~/15:00~)のイベントを開催予定。
詳細は、来週のブログにて。
しばらくの間はオープン準備でバタバタとなりそうなので、
写真中心のブログとすることに(いわゆる手抜き)。
ブログを読んでいただいている皆さま、写真でお楽しみくださいね。
まずはこちら。
生豆を保管する棚。
最初はアンティーク風にオリジナル製作を考えてましたが、
値段が高すぎて手が届かず。
目黒のアンティークショップを訪れた際に
たまたま見つけた棚に一目ぼれして購入したもの。
高さ2m以上なので、上の棚にある生豆をとるときは梯子や踏み台を利用。
小さな店舗スペースを有効に活用するため、捻り出したアイデア。
ちなみに、店舗のキャッチは「日本一小さな焙煎屋」。
お店に来られた方はきっと驚かれるはず。
小さな場所を有効に活用する工夫をいっぱいしてありますので、
そんなところも楽しみに来てくださいね。
次が自慢の焙煎機。それがこちら。
名前は、スーパー焙煎機(と我々は勝手に呼んでる)。
熱窯と熱風で短時間でふっくらとむらなく焼き上げる。
焙煎時に生豆から漂うポップコーンに似た香りが、
徐々に珈琲らしい芳ばしい香りに。
焙煎直後に急速冷却で味と香りをしっかりと閉じ込めて。
味の調整中で、現在60点ぐらいの焼き上がった珈琲がこちら。
植物である珈琲と、スーパー焙煎機の熱風や窯の温度、
その日の気候など、様々な環境要因を考慮しながら、
その豆の一番おいしいを引き出す作業が焙煎。
いつまでやっても満点はあり得ないけど、それを追及する楽しさをお客さまと分かち合う。
そんなスタイルで、ゆっくり・ゆったりと運営していきますので、
今後ともご愛顧をよろしくお願いします。
今週のブログはこのあたりで。
ではでは。
珈琲ブーム
10月1日は珈琲の日。
毎年この時期になると珈琲の日をブログで紹介していますが、
珈琲屋としては、この時期になると何だか落ち着かない。
ワクワクというか、ドキドキというか。
ちなみに、10月1日が珈琲の日となった理由は・・・
国際協定によって、コーヒーの新年度が始まるのが10月で、
この日がコーヒーの年度始めとなります。
さらに、日本では、秋冬期にコーヒーの需要が高くなることから、
1983年に社団法人 全日本コーヒー協会によって10月1日が
「コーヒーの日」と定められました。
「全日本コーヒー協会のWebより」
去年と今年で何が違うかという、珈琲を取り上げているメディアの数。
新聞、雑誌、テレビなど目にすることが多い。
ちょっと大きな本屋さんに行くと、珈琲本の特集コーナーもちらほらと。
なんとも嬉しいことです。はい。
さて、そんなことを思っていた日のこと。
ブログ読者の方から、珈琲本発見メールを受信。
またまた本屋でコーヒー本見つけましたので思わずメールしました。
Hanako for menの最新号 「男の珈琲」というテーマです。
http://magazineworld.jp/books/c/hanakoformen/
既にご存知かもしれませんが、お知らせまでです。
数日後・・・。
ヨガ教室のある三軒茶屋のキャロットビル内にある本屋で購入。
それがこちら。
1冊まるごと珈琲特集は珍しくなくなったものの、「男の珈琲」というタイトルが斬新。
学生時代に喫茶店で飲んだ珈琲は、まさに男の珈琲だったなどと感慨に耽ったり。
さらに、特集記事がいい。その目次がこちら。
珈琲の雑誌にちらほら見受けられる、「第×の波」という表現。
「第1の波」は、20世紀初頭のアメリカ。珈琲の大量消費時代のこと。
この時代の珈琲は、ある意味で安かろう・悪かろう。
その反動で急成長したのがスターバックスに代表される「第2の波」。
味や香りを楽しむ時代に。
さらに最近世界的なブームの予感を感じさせる
アメリカのブルー・ボルト・コーヒーに代表される「第3の波」。
1杯1杯に手の込んだ淹れ方で、味や香りに加えて、
珈琲を飲む時間を楽しむ風潮に。
今回の雑誌で取り上げているのは「第4の波」。
その内容に興味のある方は、購入してご覧くださいね。
珈琲ブーム、一気に盛り上がって、一気に下がることなく、
ほそ~く、なが~く続いてほしいものです。
今週のブログはこのあたりで。
ではでは。
メキシコ
9月も下旬に入り、秋らしくなってきましたね。
ウォーキングが趣味で、珈琲きちがいの自分にとっては1年で最も好きな季節。
この時期の楽しみは、目当ての喫茶店までのしっかりウォーキングと読書。
「しっかり」とは、片道1時間程度で往復すると15,000歩程度稼げる距離。
心地よい疲れを感じながら喫茶店に到着し、その日の気分で珈琲をチョイス。
味と香りを楽しみながら読書。最高に贅沢な時間。
安上がりで、心身ともにリフレッシュできるので、皆さんもお試しを。
さて、今週のブログは「メヒコ」についてツラツラと。
「メヒコ」とはご存知の方も多いと思いますが、「メキシコ」のこと。
得意のウィキペディアでメヒコの由来について調べてみるとこんな記述が。
国名のメキシコは、独立戦争の最中の1821年に決定したものであり、
アステカの言語ナワトル語(nāhuatl)で、「メシトリの地」という意味。
メシトリ(メヒクトリとも表記される)は、アステカ族の守護神であり、
太陽と戦いと狩猟の神であるウィツィロポチトリの別名で、
「神に選ばれし者」という意味がある。アステカで最も信仰された
この神の名に、場所を表す接尾語「コ」をつけて、この地における国家の
独立と繁栄に対する願いを込めた。
「ウィキペディア メキシコより」
そんなメヒコ。
ブログでも紹介した、おいしいオーガニック珈琲も有名。
ちなみに、たまじ珈琲でも「マヤビニック」というブランドを販売中。
http://www.organic-space.com/hpgen/HPB/entries/10.html
さらに、メキシコ陶器が魅力的。
色鮮やかで、思わず気持ちがほんわかするような形と手触り。
お気に入りのメキシコ陶器を紹介しますと。
まずは、テキーラが入っていた瓶。
形もさることながら、デザインがメヒコらしくていい。
次が猫の置物。
正面と上からの写真をパチリ。
メキシコ陶器の問題は、壊れやすいこと。
ちょっとぶつけただけで、かけたり、割れたり。
オブジェとして飾っておくのが良いと思いつつも、普段使いもしたい。
最近は、物はいつかは壊れると割り切って、普段使いを実践中。
10月中旬にオープン予定のお店でメキシコ陶器で珈琲を提供予定。
それがこちら。
ご来店の際には珈琲はもちろん、メキシコ陶器も楽しんでくださいね。
今週のブログはこのあたりで。
ではでは。
珈琲本
先日の台風18号、本当にすごかったですね。
家の中で、激しい雨と風の音を聴きながらテレビのニュースを見ていると、
自然の脅威にただただ圧倒されました。
猛暑、竜巻、台風などの異常気象が早く沈静化して欲しいものです。
今週のブログは、読書の秋も近いということで、珈琲本の紹介を。
たまじ珈琲を飲みながら、ゆっくり・ゆったりした気持ちで読書はいかがですか
まず、最初の本は小川洋子さんの「カラーひよことコーヒー豆」。
そもそもタイトルがおもしろい。
働く女性に向けた心温まる応援メッセージがテーマのエッセイ集。
その中に「カラーひよことコーヒー豆」というタイトルを発見。
エッセイの1つが本のタイトルになっているということは、これを読めば
本全体の雰囲気がわかるのではと本屋で立ち読み開始。
その話は、著者が幼少の頃にお祭りで鮮明に記憶しているカラーひよこと、
年老いた愛犬(ラブ)の耳にできたコーヒー豆とそっくりな疣(いぼ)の話し。
カラーひよことコーヒー豆のような疣から、著者は以下のように語る。
『私もラブを見習わなければと、思う。カラーひよこが消えても、
仕事場の仲間が皆年下になっても、未来より過去の分量が多くなっても、
動揺してはいけない。どんなに慌てても、やはり時は流れていくのだ。
ならばラブのように、堂々と年を取ろうじゃないか。』
(「カラーひよことコーヒー豆」より)
温かな応援メッセージと、繰り返される日常こそが、かけがえのない幸せだと
読む人に気づかせてくれる。
2冊目は、吉永 南央さんの「萩を濡らす雨(紅雲町珈琲屋こよみ)」。
珈琲屋を舞台とした小粋なおばあちゃんが主役。
意外だったのは、主役のおばあちゃんが行動派の探偵であって推理小説であること。
舞台となる珈琲店は以下のような雰囲気。
『高い天井と太い梁と漆喰の白が印象的な古民家風の造りの小蔵屋は、
和食器とコーヒー豆を商っていて、コーヒーの試飲、つまり、
無料でコーヒーを1杯飲めるサービスが評判だ。店の奥が草の住居になっており、
小蔵屋は、河原と観音像が立つ丘陵の中間地区、紅雲町にある。』
(「萩を濡らす雨」より)
小蔵屋は珈琲屋の名前。草はおばあちゃんの名前。
珈琲を提供する喫茶・カフェではなく、豆を商うお店であることが
たまじ珈琲と共通で、何とも親近感が湧く。
草さんは65歳でお店をオープンして現在76歳。
現役を引退する年齢から、珈琲屋をスタートさせ、76歳となった今も
お店だけじゃなく探偵として活躍する草さん。
読んでるだけで、なんだか目に見えないパワーと元気をもらえる本。
今回の珈琲本はいかがでしたか
最近の珈琲ブームもあってか、本屋さんに行くたびに
「珈琲」がタイトルに入った新しい本が見つけられる。
無趣味の自分が唯一長続きしている珈琲本の蒐集。
皆さんも、本屋さんで「珈琲」がタイトルに入った本を見つけたら
オーナーまで連絡をお願いしますね。
今週のブログはこのあたりで。
ではでは。
試飲会(札幌3)
前回に続いて、北海道旅行の最終日についてつらつらと。
旭山動物園を散策すること1時間。
いろいろな動物に出会う中でも、他の動物園との違いを簡単にまとめると。
・動物との距離が近い
・動物のサービス精神が旺盛
いずれも動物と飼育員さんたちの距離感が近いことが理由と推察。
それがベースにあって、動物園全体の独特な雰囲気が醸し出されているのではと。
それにしても、飼育員さんたちの手書きによるちらし、説明文章がたくさんあって、
来場者に伝えたいという情熱がひしひしと伝わってくる。
愛情いっぱいに飼育されている動物たちの写真を撮りまくった中から、
良い表情で撮れた写真を紹介しますと。
まずはペンギン。
中に入れば下からペンギンの泳ぎを鑑賞できるのは有名。
その写真も何枚か撮ってみたものの、思いのほか動きが早くNG。
外で撮影した中でペンギンの表情が良くでてる(と思われるもの)をピックアップ。
歩き方はコミカルで可愛いけど、近くで見ると予想以上に体がでかく、表情がワイルド。
撮影した20枚ぐらいの中から一番気に入った写真がアザラシ。
暑いのはわかるけど、これだけたくさんの人がいるのに、
その怠けぶりはないんじゃないと思わず突っ込みを入れたくなるような態度。
それでも、しばらくの間、じ~っと眺めていると、こちらまで眠くなってくる。
たまじ珈琲のコンセプト「ゆっくり・ゆったり」はこうやるんだって
目の前で実践されているような。
何とも言えない表情で、力の抜け加減がいいですよね。
動物園を満喫して、北海道旅行は無事終了。
帰りのバスにゆられながら旭川空港へ。
夏空の中を歩き回った疲れで泥のように眠って、あっという間に空港到着。
飛行機までたっぷりある時間を利用して、お土産の物色、
さらに空港に設置されていたマッサージ機で疲れを癒す。
目をつぶるとあっという間に過ぎ去った2泊3日が走馬灯のよう。
充実した時間だったなぁと実感。
そんな気持ちで、撮影した最後の写真がこちら。
夕焼けの飛行場。何となく旅の終わりって感じで。
3週にわたって、つらつらと書いてきた「試飲会(札幌)」シリーズ。
お楽しみいただけましたか
ブログを読んで北海道に行きたいと思った方がいれば嬉しい限り。
来週は久々に最近入手した珈琲本の紹介をしようかと。
珈琲本を紹介すると、購入しましたとか、他にもこういうのがありましたなどの
反響を一番いただくシリーズなので楽しみ。
また、お待ちしてますね。
今週のブログはこのあたりで。
ではでは。
試飲会(札幌2)
今週のブログは先週に続いて、「試飲会(札幌2)」と題してつらつらと。
2日目の朝食を札幌で有名な宮越屋珈琲でいただき、その後に北海道大学へ。
緑豊かな北海道大学の中をプラプラ散歩。
散歩したことで、少しずつお腹が減ってくる。
昨晩はイタリアンを食べたから、お昼はお寿司に。(来る前から決めてた)
どこのお寿司屋さんに行くかがポイント。
数あるお寿司屋さんからセレクトしたのはこちら。
〔金寿司〕
http://tabelog.com/hokkaido/A0101/A010102/1000006/
札幌駅から歩くと15分ぐらいかかる場所。
決して便利な場所ではないけど、店内に入った瞬間に湧き上がる期待。
いい感じの緊張感とどっしりした落ち着き。
地元の方から高い評価を受けている老舗。
ランチの握りメニューから、旅行で気が大きくなっていることもあり、
上から2つ目の贅沢プランをセレクト。
それでも1人前2,600円と夜に食べることを考えたら、かなりのお得感。
早速、運ばれてきたのがこちら(一皿目)。
味も量も、大満足。
札幌に来たら、足を運ぶ価値ありかと。
食後は楽しみにしていた映画「少年A」を鑑賞。
先に文庫で読んでストーリーを理解した上で観たので、俳優に、画像に集中。
映画の世界にどっぷりと浸かる。
映画館を出て、現代の幸せを改めて実感する。
毎日いろいろとあるけど、前向いて頑張らんといかんですね。
からだの中からじんわりと湧き上がるパワーをもらえた映画。
夕方、旭川に移動し、夜はジンギスカンをがっつりと。
食べることに夢中で写真を撮り忘れ・・・。
2日目は、朝から夜まで北海道ならではの食事を楽しめた最高の1日に。
そして最終日である3日目。朝はホテルのバイキング。
北海道らしく、イクラが食べ放題。焼き魚やアスパラなどの野菜もおいしい。
いつものことながら、バイキングだとツイツイ食べ過ぎ。
残念だったのは珈琲がおいしくないこと。
ホテルの珈琲代は、ほぼ場所代と分かっていても、
もう少しおいしいものが出せるのではといつも思う。
さて、最終日のメインイベントは旭山動物園。
一度は行ってみたいと思っていた場所。それにしても動物園なんて、何年振りだろう。
まだまだ夏休み。行きのバスも満員。ホテルから約30分ほどで到着。
早速、動物園の入口を通過して、たどり着いたのが「ととりの村」。
目に飛び込んできた、色鮮やかなベニイロフラミンゴをパチリ。
王選手のように一本足打法。
次が「ほっきょくぐま館」。
当日暑かったこともあって、シロクマの動きも緩慢。
やっと立ち上がって、のそりのそりと動き出した姿をパチリ。
ピンクと白が鮮やかだったので、写真並べてみました。
なかなか綺麗でしょ。
来週の最終回は、旭山動物園の続きと東京への帰りの様子をつらつらと。
今週のブログはこのあたりで。
ではでは。
試飲会(札幌1)
本日で8月も終わりですね。
自宅近くのスーパーで使える割引券が本日までということに気づき、
慌てて出かけ、いつもよりちょっとだけ贅沢な肉を購入(ちなみに500円割引)。
まだまだ夏真っ盛りなのにスーパーのビール売り場は秋一色。
もうすぐ夏も終わりだなぁと思い、残暑の厳しさを楽しむことに。
さて今週のブログは「試飲会(札幌1)」と題して。
ルピシア・ボンマルシェさんの札幌北広島店での試飲会は
ここ2年ぐらいの念願だったので久々に大きな達成感を感じられた旅。
ちなみに、タイトルに「1」を付けた意味は、これから3週にわたって、
札幌の旅をお伝えする予定だから。
たまじ珈琲を飲みながら、夏の北海道を一緒に楽しんでいただければ。
さて、第1回の今週は初日から2日目の前半について。
まずは、旅の最大イベント、試飲会。
今回の場所はなんとレジの隣。
レジに並んでいるお客さまが、珈琲淹れてるんだぁと興味深々の目。
ひとりずつ丁寧に珈琲を渡していくと、「どこで売ってるの」の質問。
「きたぁ~」と思いながら、写真の売り場を案内。
札幌も暑いせいか、お客さまが手に取るのは水出しアイスばかり。
約150人分ぐらいの珈琲を提供し、あっという間に3時間が経過。
試飲会後は、札幌在住の知り合いの方と共通の先輩の話題で盛り上がる。
今思い出しても、思わずニヤッと笑ってしまうほど楽しい時間。
翌日。ビジネスホテルをチェックアウトし、札幌駅内にある宮越屋珈琲へ。
札幌で有名な自家焙煎珈琲屋さん。
いただいたチーズトーストとブレンド珈琲がこちら。
シンプルなトーストなのに、とてもおいしい。
チーズトーストに胡椒がとても合うことを後学のためにメモ。
腹こなしということで、札幌駅北側にある北海道大学へ。
以前に来たことがあり、大学の中とは思えないほど、広くて緑が多くてとても綺麗。
暑いけど、北海道の気持ち良い風を感じながら、30分ほど散歩。
途中に見つけたベンチでひとやすみ。
大学の中なのに、一般の人が普通に散歩。夏休みということもあり学生も少ない。
そんなところに、愛嬌をふりまきながら歩いてきたのがミニチュアダックス。
ちょっと太り気味のせいか息切れ気味でご主人の後を追いかけてる。
何枚か撮影した中で、表情が出ている1枚をチョイス。
札幌の旅はこんな感じでスタートしたのでした。
来週はこの後ランチで訪れた絶品すし屋から紹介しますね。
思わずゴクリとしたくなる写真が撮れましたのでお楽しみに。
今週のブログはこのあたりで。
ではでは。
ブランマンジェ
今週のブログは久しぶりに珈琲ネタにて。
10月中旬頃にオープン予定のお店で販売する商品は言うまでもなく自家焙煎珈琲。
商品は珈琲だけで勝負とかっこよく言いたいところですが、
実情は小さな小さなお店なので、それ以外の商品を販売するスペースがほぼ皆無。
それでも来店されるお客さまに少しでも響く商品を他におけないかと悩む、ここ数日。
自家焙煎珈琲屋さんを見かけるたびにフラッと覗いて、市場調査。
珈琲関連グッズ、珈琲に合うスィートなど、なるほど、やっぱりなぁという感想。
いろいろ思いつくものの、最後にはスペース問題で断念。
さて、どうしたものかと・・・。
そんなある日のこと、以下のフレーズが目に飛び込む。
白いコーヒーのブランマンジェ
白いコーヒー、インパクト抜群。ところでなんで白なんだと素朴な疑問。
ブランマンジェ、なんかカッコいい。
レシピや写真が掲載されている中でも、素敵だなぁと思ったのがこちらのサイトと写真。
http://plaza.rakuten.co.jp/maman1106/diary/200903040000/
珈琲を使ったスィートであることを確認し、
白い理由とブランマンジェの意味を理解することに。
まずは、なぜ白いコーヒーなのかという疑問。レシピを読んでみると
「珈琲豆を、牛乳につけて2日以上冷蔵庫で寝かせることで、珈琲ミルクができあがる。」
というフレーズを発見。珈琲味なんだけど、白い色の商品にするための苦肉の策。
白いコーヒーの理由は分かったが、そうまでして白に拘るのはというのが次の疑問。
そこでブランマンジェという言葉を調べてみると。
ブラン・マンジェ(フランス語: blanc-manger、ブラマンジェとも)は冷菓の一種。
現在の日本では砂糖、洋酒、生クリーム、バニラなどで風味をつけた牛乳を、
ゼラチンで固めたレシピが多いが、本来は砕いたアーモンドからアーモンドミルクを
抽出して牛乳に香りを付けて作り、肉が入ることもあった。
名称は古フランス語で「白い食べ物」という意味の「blanc mangier」に由来する。
「Wikipedia ブラン・マンジェより」
この説明で一気に疑問がクリアに。
白い食べ物という名前なんだから、白に拘るのは当然。
それにしても、本来はアーモンドの香りを牛乳に付けてアーモンドミルクを作るのが
由緒正しき製法だとすると、先ほどの珈琲豆をミルクに付けるのは
苦肉の策ではないことも理解。
この商品に興味を持った理由は以下5つ。
白いコーヒーのインパクト
珈琲とも相性バッチリ
ちょっとレアな感じ(どこでも販売している商品じゃない)
冷蔵庫で保管するので狭いお店でもOK
自家焙煎珈琲の良さをダイレクトにPRできる商品
甘さをつけるのも蜂蜜、砂糖などいろいろな選択肢があるので、
以前にブログで紹介した天然甘味料であるカナダのメープルシロップ、
メキシコのアガベシロップなどを使った、たまじ珈琲オリジナルのブラン・マンジェを
扱おうかと。
大事なのは、手ごろな価格と、オリジナルのおいしさ。
自家焙煎珈琲以外の最有力商品として、まずは取り組んでみることに。
納得できる商品ができあがりましたら、ブログで紹介しますね。
ブラン・マンジェ以外でも、こんな商品はどうなど提案あればオーナーまで。
今週のブログはこのあたりで。
ではでは。