珈琲サロン
6月も終わりですね。2011年も折り返し地点。
来週からは7月ということで、待ちに待った夏に突入。
この夏は、水出しアイスのキャンペーンを大々的に開催することもあり、忙しくなりそう。
皆さん、いろいろと不安な日々が続きますが、
こんな時期だからこそ、まわりの方々と力を合わせて元気に乗り切りましょう。
さて、今週のブログは、先週開催した「たまじ珈琲サロン」の様子を。
今回からリニューアルして復活したサロン。
ちなみに、サロンとは、たまじ珈琲が運営するミニホームパーティー企画。
手作りランチとたまじ珈琲が扱う25種類の豆から、
自分がセレクトした味や個性の異なる3~4類の珈琲をお楽しみいただく。
さらに、「たまじオーナーのミニ珈琲教室(15分)」と「ミニ講話」などの企画も。
珈琲好きの方々と、休日のゆっくり・ゆったり時間をご一緒に過ごしましょうというコンセプト。
記念すべき先週の第1回では、
ミニ講話「ボランティア活動について」
ミニ珈琲教室
2本の企画+美味しいランチ・4種類の珈琲を9名の参加者と過ごしました。
ちなみに、料理はこんな感じ。
(ちなみに、これは最初の1皿。他にもグラタンや、オープンサンドなど盛りだくさん)
そして、珈琲は以下の4種類。
キャラメラード(ブラジル)
イルガチェフ(エチオピア)
エメラルドマウンテン(コロンビア)
スペシャルフレンチ
デザートは、シフォンケーキとシュークリーム。
シフォンケーキは、次回のたまじ珈琲による震災支援活動で珈琲と一緒に提供予定のものなんです。
これで、ひとり2,000円は、かなりのお得感。(でしょ)
今回のサロンに参加された9名のうち、3名の方は震災支援でつながった「ご縁」。
ボランティアについてミニ講話いただいた方、シフォンケーキをサロンにも提供いただいたご夫婦。
また、他3名の方々は、たまじ珈琲を提供いただいている赤坂のカフェ「Theory」さんの「ご縁」。
残りの3名は、自分を含めたサロン運営メンバー。
サロンが始まり、最初に自分が自己紹介しながら、順番に皆さんの顔を眺めていると、
ふと、このメンバーが集まる「不思議」と「縁」を感じる。
偶然なんだけども、必然のような。
こう感じるのは初めてじゃない。
話しながら、こう感じる時はあっという間に皆さんが打ち解ける。
つまり、自然と、いい空気感を持った方々が集まった証拠。
今回のけん引役は、ボランティア活動について熱く語ってくれた女性。
この方を中心に、コミュニケーションの輪ができる。
1時間もすると、大きな笑い声や、笑顔がちらほら。
こうなってくると、そろそろ珈琲教室の時間。
希望者の方々に、珈琲の淹れ方を説明。
ポイントは、何が味にどう影響するかの説明。
珈琲を美味しく淹れる方法は決して難しくない。
難しくないけれど、何がどう味に影響するかを分かりやすく説明しているものが少ない。
豆を挽くときの大きさは
お湯の温度は
お湯の注ぎ方は
いずれも、これが正解というのはなく、それぞれが味に変化を与える。
どういう変化を与えるか、どうしたら自分の好みに近くなるかを見つける楽しさを
このミニ珈琲教室で感じてもらえたらと毎回思う。
今回のサロンも、無事に終了し、日曜日の夕方をとぼとぼと歩く。
後ろから参加された皆さんの声が、笑い声が聞こえる。
毎回、この瞬間に表現できないような幸せと達成感を感じる。
サロン、開催して良かった(心の声)。
参加された皆様、お疲れ様でした。
サロンの運営を一緒にしていただいているM先輩、浜ちゃん、
いつも本当にありがとうございます
次回は、8月中旬なので、またよろしく
今週のブログはこのあたりで。
ではでは。
夏キャンペーン
梅雨ですね。それも、豪雨だったり暴風雨だったり。
外に出かけることが多いだけに、早く梅雨が空けてほしいと願う毎日です。
梅雨が空けると待ちに待った夏。特に今年の夏は猛暑+節電で厳しいと思いますが、
そんな中でも夏を楽しむ企画を仕込中です。
今週のブログでは、その仕込中の企画をご紹介しますね。
その企画とは、『水出しアイス珈琲”攻めの”キャンペーン!』
昨年、水出しアイス珈琲が予想以上に好評だったので、
今年は”攻め”のキャンペーンにチャレンジすることに。
パートナーは、たまじ珈琲を扱っていただいているルピシア・ボンマルシェさん。
◆ルピシア・ボンマルシェ
http://www.lupicia.com/bonmarche/index.html
水出しアイス珈琲を使って、2つのイベントを企画開始。
【企画その1】ルピシア・ボンマルシェさんの6店舗でキャンペーン
札幌、越谷、代官山、神戸(2店舗)、滋賀の6店舗で、7月中旬からスタート。
ルピシア・ボンマルシェさんが出店しているのは、アウトレットとかショッピングモールなので
ショッピングの後、水出しアイス珈琲の試飲で喉を潤してくださいね。
※各店舗の住所などの情報は以下をご覧ください
http://tamajicoffee.com/shop
【企画その2】別荘地(蓼科)でのイベント
暑い夏は、涼しい別荘で。羨ましいですよね。
そんな、ゆったりした環境にいらっしゃる方に、水出しアイス珈琲を中心に
珈琲を試飲・販売するイベントを企画中なんです。
なぜ、蓼科か
決めた主な理由は、自分の珈琲師匠とルピシアさんの保養所が蓼科にあるから。
ルピシアさんの保養所は50名ぐらい入れるイベントスペースがあるので(さすが・・・)
そこで、「珈琲と紅茶のイベント」が共同で開催できたらいいなぁと。
時期は8月のお盆前後を想定しながら、詳細を検討中。
今年の夏は、この2つの企画で”攻め”のキャンペーンを展開したいと思うわけです。
いずれも詳細が決まりましたら、ブログで紹介させていただきますので、
近くに足を運ばれた時には、是非とも利用してみてくださいね。
さて、最後に、ルピシア・ボンマルシェさんに関する新たな報告を。
現在、たまじ珈琲は6店舗で扱ってもらってますが、年内に3店舗追加いただく予定です。
その場所は、以下の3ヶ所です。
◆長島(三重県)
◆倉敷(岡山県)
◆阿見(茨城県)
こちらも詳細が決まりましたら、ブログで紹介させていただきまね。
皆様のご支援に支えられ、たまじ珈琲もこの夏でまる3年を迎えます。
とにかく、珈琲をひとりでも多くの方に飲んでいただきたいという気持ちでスタートし、
振り返れば、あっという間の3年間でしたが、貴重な体験をたくさんさせてもらいました。
珈琲の力を信じてる
という言葉を自分は良く使いますが、たまじ珈琲を運営していたから出会えた方々、
実現できたプロジェクトがたくさんあります。
今回のキャンペーン企画も、今は構想段階ですが、実現した暁には、
新たな出会い、発見などを自分にたくさんもたらしてくれるとワクワクしてます。
それを糧にして、今年の厳しい夏を楽しみながら乗り越えたいと。
まとめますと、
水出しアイス珈琲をひとりでも多くの皆様に飲んでもらう
感動してもらう(最高の表情で「美味しかった」「涼しくなった」と言ってもらう)
結果として、たまじ珈琲のお客様・ファンを増やす
という3つを目標に頑張りたいと思います。
今週のブログはこのあたりで。
ではでは。
フレンチプレス
スーツを着るのが辛いシーズン。
梅雨と夏の日差しが交互に責めてくる。一番苦手な季節。
ユニクロのシルキードライインナー、手放せない。
さて、今週のブログはフレンチプレスを。
大学の同じバスケットチームで濃い時間を過ごした友人をfacebookで発見。
懐かしくて、「友達になる」でアプローチ。
しばらくすると「承認」の連絡。
話しはそれますが、
twitterとか、facebookとか便利な時代になりましたね。
便利過ぎて怖いと思うところも無きにしも非ずですが、
自分の感性が鈍らないように人並みに活用してます。
【twitter】cafepapatamaji
【facebook】Yasuhiro Ueno
話しを戻して。
その友人から以下のメッセージがfacebookで届く。
昔と変わらない彼らしいメールだったのでそのまま貼付。
(いいでしょ特に、「さあ」ってとこ。昔を思い出しながら、思わずにんまり。)
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珈琲好きです。
毎朝、30gをフレンチプレス。
500mlをふたりで。
さあ、どんな提案してくれる
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「フレンチプレス」って言葉をご存じない方も多いと思いますので、まずは解説を。
フレンチプレスは、別名コーヒープレスとも言います。
おいしい珈琲が手軽に淹れられるという理由で、人気があります。
特徴は、専用の道具を使い、金属フィルターを使用することで珈琲オイルと微粉を抽出する点。
微粉があるから好きという方と、微粉があるから嫌いという方と、評価は大きく別れます。
飲んだことがない方は、道具を手に入れれば淹れ方は簡単なのでお試しあれ。
苦手と思っている人ほど、嵌る可能性が高いかと。
〔フレンチプレスの淹れ方〕
http://www.flavorcoffee.co.jp/7f/7f-11.html
※出典:フレーバーコーヒー(愛知)さんのWebサイトより(写真付で分かりやすい)
フレンチプレスを美味しく飲むためには、いくつか条件があります。
新鮮なコーヒー豆を使う
飲む寸前に豆を挽く
粗挽きにする
珈琲の量は12~15g/1人分(ペーパーフィルターの場合と比べて多め)
お湯の温度は90℃程度(ペーパーフィルターの場合と比べて高め)
蒸らし時間は3~4分(できればコーヒーカップも温めておく)
どれも大事なんですが、一番大事なのは「新鮮な珈琲豆を使う」。
フレンチプレスの場合、珈琲豆に含まれているオイル(油分)の中にある
成分を逃さず抽出することが味の決め手なので、
その珈琲豆が新鮮であることは最重要なんです。
友人は、30g/1日ですから、900g/1ヶ月。これってかなりの消費量。
たまじ珈琲のコースでいえば、最も量が多い5,000円/月(900g郵送)コースとなるわけです。
このコース、契約されているお客様の多くは企業。
つまり、何人かでオフィス珈琲を楽しまれているパターン。
よって、個人となると、珈琲に1ヶ月5,000円は高すぎ(自分が言うのも何ですが)。
これらを総合的に勘案して、今回は以下のように提案することに。
まずは無料トライアルで試飲
味を気に入ってもらえたら1,500円/月(250g郵送)でスタート(現在の珈琲豆と併用)
2種類の珈琲の最適バランスを模索
自家焙煎と言えども、味(個性)はそれぞれ。
特に、ダイレクトに珈琲オイルを味わえるフレンチプレスなら、その個性を強く感じるはず。
フレンチプレスに合う珈琲はと質問されると、一般的にはシティ程度の中煎りが適している。
ただ、自分は思うんです。
珈琲は飲む人が一番美味しいと感じるものが一番だと。
例えば、珈琲の中で缶コーヒーが一番、インスタントコーヒーが一番と言う人もいる。
これ、なんら不思議なことではなく自然なことかと。
そんなわけで友人の好みに合うかどうかは分からないけれど、
最後まで悩んだ末、フレンチプレス用の無料トライアルとしては以下の2種類を選択。
・スペシャルフレンチ(深煎/苦みの中に甘み)
・コスタリカ(中煎/綺麗で品のある味・有機栽培)
この2つはまったく違った味のベクトル。
一般的にはコスタリカの方が合うはず。でも、友人はスペシャルフレンチを
気に入ってくれるような直観が・・・。
どちらかがストライクとなってくれることを祈りながら友人に一言。
さあ、どんなジャッジをしてくれる
今週のブログはこのあたりで。
ではでは。
震災支援 報告!
5月29日(日)8:30に宮城県七ヶ浜中学校に到着。
テニスコートだった第2グラウンド内に建てられた仮設住宅。
避難所から仮設住宅に引越しされている方々に挨拶しながら集会所へ。
しばらくすると、あいち生協のバン数台が到着。
生活物資のダンボールを集会所にリレー方式で運び込む。
手際の良さを感心しながら見学していると、NPOの方から声をかけられる。
「たまじ珈琲さんですか」
ここから怒涛のような時間が始まる。
集会所の中に準備された喫茶スペースに荷物を運び込み、
珈琲を淹れるスペース、喫茶スペースを机と椅子の位置をアレンジしながら準備する。
30分ほどで、何とか喫茶スペースっぽく変身完了。
(喫茶スペースの机にひくクロスを持って来れば良かったと後悔。次回の教訓。)
入口に準備した看板(ちらしをパウチしたもの)を貼り、お化粧完了。
次に珈琲を淹れる準備を開始する。これが一番大変だった。
お湯を沸かす
沸騰したお湯を適応(83℃程度)まで下げる
珈琲豆をミルで挽く
珈琲を淹れる
クッキーと一緒に提供する
これを効率よく進められる配置を考える。
とても大事なのが淹れ終わったペーパーフィルターをどこに捨てるか、
フィルターをどこで洗うかなど。
(最適と思った配置も結局やりながら改善したが・・・)
調理スペースがお客様から見えないところにあれば別だが、今回はまさにオープンスペース。
珈琲を淹れる作業の最初から最後までお客様から丸見え。これは正直かなり緊張した。
あっという間に9:30になり、入り口からお客様の声が聞こえてくる。
朝から引っ越しを終えた方々が、集会所に足を運ぶ。
生活物資や、せとものなど、支援物資として提供されるものを受け取り、
帰り際に喫茶スペースに立ち寄る。
最初のお客様。男性。とにかく緊張した。
挨拶をしたあと、じっと珈琲を淹れる作業を見つめてる(と感じる)。
丁寧に抽出し、香り、温度、色などをチェックして提供する。
その男性は、カップを持ち上げると目を瞑り香りを吸い込む「いい香りだ~」。
一口飲んだ後に「美味しい~」。自分に満面の笑みを見せてくれた。
「ありがとうございます」
と思わず体育会系の血が騒ぎ、自分が思っている以上に大きな声で挨拶。
男性、ちょっと驚いた表情(スミマセン)。あまりに嬉しかったので。
そんな余韻に浸っていると、NPOの方が
「珈琲3杯お願いしま~す。」
その声でNPOの方々が集会所の中や外で、珈琲の営業をしてることに気付く。
すると、次々にお客様が喫茶スペースに。7つほど準備した椅子はあっという間に満席。
こうなると、1杯ずつ淹れることは諦め、人数に合わせて3~5杯パターンに切り替える。
最初の緊張はどこへやら。長距離運転の疲れもどこへやら。
パワーが漲って、マシンのように珈琲を淹れ続ける。
お客様ひとりひとりの顔を見る余裕はなかったが
「久しぶり~」「美味しい~」「香りに癒される」などの言葉が聞こえる。
じんわりと嬉しさが込み上げる。
被災された皆さんに喜んでもらえていると、この時に実感。
気づくと12:30。3時間あまり珈琲を淹れ続けた。
お昼どきで、NPOの皆さんもお客様も、ひと休み。
足が棒のようになっていることを感じ、しばし休憩。
コンビニで調達したパンを齧りながら、これまで感じたことのない充実感と心地よい疲労感。
窓の外を見ると降り続く雨の中で、仮設住宅に荷物を運び込む方々。
その姿を見ながら、気持ちを込めて珈琲を淹れることに集中しようと思う。
振り返ると、子供が覗き込んでいた。
午前中にクッキーを「美味しい」と食べていった女の子。
ニコっと笑いながら、
「珈琲屋さん、お父さんとお母さんにクッキーを持って行っていい」
集会所の中にある手作り感いっぱいの喫茶スペースが、本物の喫茶店になったような。
そんな気持ちにさせてくれる言葉だった。
イベントが終わる15:00をあっという間に迎え、これから長い長い帰途につく。
疲れはピークに達しているが、気持ちは元気。
東京までノンストップで帰れそう(現実はまったくそうではなかったが)。
珈琲による支援ができたらと思いついたのが、4月初旬。
想いだけでは実現できないと諦めた時期もあったけど、たくさんの方々の御支援で形になった。
自分の予想以上に、被災された皆様に喜んでいただけた。NPOの方々にも。
これからも要望があれば、1つ1つ形にしていきたいと思う。
最後に、今回の活動に支援いただいた以下の皆様に心から感謝申し上げます。
・クッキー300人分:プチグレースさん(荻窪)
http://www.todoland.co.jp/petit-grace.html
・ドリッパーなど珈琲器具:カフェデニムさん(川崎)
http://mochi-kochi.sakura.ne.jp/denim/
・雑巾250枚:M先輩(新宿)
皆さん、本当にありがとうございました。これからも、どうぞよろしくお願い致します。
今週のブログはこのあたりで。
ではでは。