発酵コーヒー

酸素に触れない密閉容器で発酵させることで、従来の珈琲では感じられない独特の風味を持つフルーティーな香りと風味、 豊かな甘み、華やかな酸味が特徴の珈琲となります。珈琲の協議会でも多く使用される注目度の高い精製方法の1つです。
珈琲豆をタンクや容器などに入れて空気を抜き、酸素をなくした状態で発酵させます。 発酵による炭酸ガスの発生でタンクの内圧が高まり、成分が豆に浸透する嫌気性の微生物のみによる発酵が行われ、独特の風味が産まれる製法です。
発酵コーヒー(アナエロビックコーヒー)は主に以下の3種類に大別されます。
天日乾燥で精製される「ナチュラル」
水洗処理の「ウォッシュド」
ハニープロセスを用いた「ハニー」など
たまじ珈琲の発酵コーヒー(アナエロビックコーヒー)

発酵コーヒー(アナエロビックコーヒー)はまだまだ生産量が少なく、安定的な仕入れが難しいことから、 その時に入荷している発酵コーヒー(アナエロビックコーヒー)をパックにして、お手軽な価格でお楽しいいただける商品を準備しています。
たまじ珈琲でこれまでに販売してきた発酵コーヒー(アナエロビックコーヒー)には以下のような商品があります。 珈琲生産国としてはあまり知られていないアジアの国々の商品も数多く存在し、珈琲生産に新たに取り組む方々が増えていることからも、 発酵コーヒー(アナエロビックコーヒー)への期待が感じられます。

①天日乾燥で精製される「ナチュラル」◆<タイ>フアイチョンプー
ピンクの谷を意味する「Huai Chompu」。収穫期に桜のような花が咲くことが地名の由来です。 トロピカルなフルーツ感とワインを思わせるフレーバーが特徴的。 浅煎りではアナエロビックナチュラルならではの甘味が際立ちます。 深煎りではカラメル感が増し飲みごたえも十分。 淹れたてと冷めてからの味の違いをゆっくりお楽しみください。

②水洗処理の「ウォッシュド」◆<中国>雲南省 孟連天宇(メンリャン)
ほうじ茶のような芳ばしさの後にほのかにフルーティーさと甘味が感じられます。 東京ドーム156個分の栽培面積で珈琲だけでなくお茶の栽培もおこなわれている農園ならでは味わいとでもいいましょうか。 さわやかでさらりとした飲み心地が印象的です。

③ハニープロセスを用いた「ハニー」◆<インド>パパクチ農園 ロブスタ
アナエロビックでは珍しいロブスタ種のコーヒーです。 パパクチ農園は、インドの南西部、カルナータカ州のウェスタンガーツにあるコーグという町にあります。 農園主のパパンさんが新しく発酵タンクを導入し取り組み始めたロットのひとつです。 浅煎りでも酸味は少なく、ロブスタ種ならでは芳ばしさの中にほのかに感じられる発酵感がくせになります。 パバンさんの新しい取り組み、ロブスタ・アナエロビックのコーヒーをお楽しみください。

④ワイニー◆<インドネシア>ガヨ
チェリーを天日干しした後、温かいうちに密封されたプラスチック袋に入れて嫌気発酵を行っています。 5日後、チェリーを袋から取り出し、再び乾燥させ、また嫌気発酵を行うという作業を繰り返すこと約1ヵ月。 手間ひまかけて作られたロットならではのトロピカルな香りと個性的で複雑な余韻をお楽しみください。

発酵コーヒー(アナエロビックコーヒー)は、ワインの醸造プロセスから発想を得た手法であるため、 珈琲の新たな可能性を広げており、今後ますます生産国・生産量が増えていくものと思われます。 現在は販売しているお店が少ないですが、数年後には多くの焙煎店が扱うことで多くの皆さまに楽しんでいただけるようになることを期待しています。