Black Coffee
秋の味覚をたらふく食べて
、食後にたまじ珈琲を飲みながら読書
なんていかがですか
散歩が趣味な自分は本屋にふらっと立ち寄ることがしばしば。
小休止するときにちょうどいい
。
文庫本コーナーで「珈琲」「コーヒー」という文字が目に入ると
内容に関係なくとりあえず購入
。
その目的はたまじ珈琲のアンテナショップを開いたときのオブジェ用。
こういう買い方をすると意外なメリットがあることに気づく
。
それは普段読まないジャンルが体験できること
。
例えば珈琲の医学本とか。
先日のこと。そんな珈琲文庫本の中でも推理小説を発見
。
これで推理小説の発見は6冊目。
今回発見したのは著者がアガサ・クリスティー、
主役はもちろんあの名探偵エルキュール・ポアロ。
タイトルは「ブラック・コーヒー」。
今週のブログは、この本紹介をつらつらと
。


裏表紙の解説(松坂 健さん)
高名な科学者エイモリー卿の邸宅の金庫から極秘書類が盗まれた。
卿は名探偵エルキュール・ポアロを呼び寄せる一方で、
邸内にいた容疑者全員を集め、書類の返却を迫る。だが・・・
劇作家としても高い評価を得ているクリスティーが、
初めて手掛けたオリジナル戯曲「ブラック・コーヒー」と、
幻の傑作「評決」を収録


ここで、推理小説好きな方には不要かもしれませんが、
ご存じない方のために名探偵エルキュール・ポアロについて。
いつものとおり、Wikipediaさんの力をお借りして
。


エルキュール・ポアロ(Hercule Poirot, ポワロとも)は、
アガサ・クリスティ作の推理小説に登場する架空の名探偵。ベルギー人。
ホームズ以来のそれまでの推理小説の主人公から一線を画した探偵であり、
滑稽ともいえるほどの独特の魅力で高い人気を誇る。
クリスティが生み出した代表的な探偵と同時に、
一般的にも著名な名探偵の一人である。事件の真相に近づくと、
「私の灰色の小さな脳細胞(little grey cells)が活動を始めた」と口走るのが癖。


ポアロ、相当魅力的なキャラ
。
残念ながら彼の好きな飲み物は「紅茶」ですが・・・。
そんなわけでポアロが主人公の小説でタイトルが「珈琲」なのは意外
。
紅茶を飲みながら頭を整理して推理。
テレビ朝日の大ヒットドラマ「相棒」の杉下右京を観るたびに、
ポアロがヒント
になっているのではと思ってしまう。
ポアロが推理して見事に犯人を追いつめるシーン。
(水戸黄門で言えば、あの有名な紋所をば~ん
と出すシーン。)
クライマックスに来るまでの過程で、飲み物(紅茶)の果たす役割は大きい。
スピーディーに動いていくストーリーの中で「時間」がゆっくり流れる
。
「珈琲」も「紅茶」も主役のリズムを作ったり、集中したり、
気分をリラックスしたり、いろいろな場面でとても大事な脇役を果たす
。
今回ご紹介するこちらの本ではポアロでありながら「珈琲」が主役。
そんなところも楽しみながら秋の読書を楽しんでいただければと
。
もちろん、たまじ珈琲
を飲みながら
。
珈琲に関連する文庫本をご存じの方、オーナーまでご一報を
。
1冊ずつ吟味しながらコレクター
として収集していきますので。
今週のブログはこのあたり。
ではでは
。



