しおり
夏ですねぇ~。
梅雨明け宣言。夏の高校野球。蚊取り線香。
このあたりが自分は夏を感じるキーワード。
皆さんの夏キーワードはなんですか
今年の夏は日差しが例年より強く、暴力的な暑さ。
毎日のように熱中症の話題がテレビで取り上げられますが、
本当に身の危険を感じることありますよね。
皆さんも自分は大丈夫などと思わずに、ばっちり対策して、
夏の暑さを楽しみながら元気に過ごしてくださいね。
さて、今週のブログは「しおり」と題してつらつらと。
こちらの「しおり」は、
たまじ珈琲をひとりでも多くの人に知ってもらおうと3年ほど前に
制作したオリジナル。すべてデザイナーの「手作り」
。
手間暇かかるものなのでひとりひとりに手渡しで大事に配るのが基本。
これまでに作った数は全部で300個。
いま手元に50個ぐらいあるので250名ぐらいの方に渡った計算。
そもそも本のしおりにしたのは、
普段なにげなく持ち歩いて、思い出してもらえたらと。
たまじ珈琲のお客さまもそうでない方も。
こんなサービスがあったなぁ・・・オーナーは元気かなぁ・・・と。
思い出しついでにメッセージなどもられば、さらに嬉しい。
もちろん自分も愛用中。
使っているうちに、いい感じで疲れてクタクタになるとこがいい。
しおりが働いてるって感じで。いま使っているのは3代目。
本からしおりを出し過ぎると鞄の中で折れ曲がって申し訳ない感じになるので
ほんの少しだけ本から出るように丁寧に挟み込む。
あわただしい日々の中で、しおりを本に丁寧に挟む瞬間に、
なぜかゆっくり・ゆったりを感じ、ニンマリ。
この感覚、伝わりますか
(その様子をそばで見てる人は気持ち悪いと思いますが・・・)
さて、そんな「しおり」に纏わる出来事が。
それは数日前のこと。サラリーマン仕事を終えて、渋谷から池袋方面に乗った山手線。
かなりの混雑。しかも蒸し暑い。疲れた顔が多い社内というシーン。
ふとまわりを見渡した瞬間、たまじ珈琲オリジナルの「しおり」を発見。
仕事帰りの若い女性が本に挟んでる。
なぜか心臓がバクバク。
怪しい人と思われないように、しばらくしてからもう一度チェック。
今度は冷静に。すると、もう片方の手にルピシア・ボンマルシェの袋が。
渋谷から乗ってきた彼女。代官山店でたまじ珈琲を購入して、「しおり」をもらったと合点。
なにが嬉しいって、もらった瞬間にその「しおり」を使ってくれてること。
良く見ると真新しい。自分のくたくた「しおり」とは雲泥の差。
仕事の疲れも、混雑の不快感も一気に吹き飛ぶ。
体の中から血がどばぁ~っと湧き上がってくる感じで嬉しい。
++++ 「しおり」
しおりは、動詞「枝折る(しおる)」の連用形が名詞化された語。
「しおる」とは、山道などを歩く際、迷わないように木の枝を折って
道しるべとする動作のことで、そこから道しるべを「しおり」と言うようになった。
さらに意味が転じ、書物の間に挟んで目印とするものとなった。
++++ 語源由来辞典より
たまじオリジナルの「しおり」を
手にした方がたまじ珈琲に到着する「道しるべ」となることを祈りつつ。
今週のブログはこのあたりで。
ではでは。