ホームページリニューアルのお知らせ
2013年10月25日の店舗オープンに続き、クリスマス+1dayにホームページのリニューアルを行いました。
オンラインショッピングをスタートするとともに、たまじ珈琲のおいしさの秘訣、定期郵送サービスのお客様を対象とした「たまじ倶楽部」などもスタートして、これまで以上に情報が盛りだくさんとなりました。
お時間ありますときに、珈琲でも飲みながらゆっくり・ゆったりとご覧ください。
また、たまじカフェとして毎週1回更新してきたブログにつきましても、各ページの「たまじのつらつら記」にリニューアルしましたので、こちらも引き続き、お楽しみください。
珈琲本
2013年もいよいよ残すところ10日あまり。
相変わらず時間に追われる日々を過ごしながらも、
オープンした店舗も約2ヶ月が経過し、生活のリズムに溶け込んで。
珈琲を飲みながらゆっくり・ゆったりを感じられる時間が増えてきた。
そんな気持ちでいつもの本屋にふらりと立ち寄る。
電子ブックを読む人が確実に増えている昨今、本屋に来るたびに想う。
自分はやっぱり本だなぁと。
この本屋に入る瞬間に感じるドキドキ・ワクワク感。
自宅の本棚に並んでいる本を見る時の不思議な満足感。
昔読んだ本を何気なく手に取り、例えば栞代わりに挟んでいた昔の名刺が
出てきたときにフラッシュバックする想い。
ゆっくり・ゆったりした気持ちで本屋に行くときは良い本に出会う。
気持ちのゆとりがあると視野が広くなるから
いつもの本屋に入り、いつものコースで物色開始。
色鮮やかな本が並ぶ中で、2冊の本が目に留まる。
それがこちら。
「純喫茶トルンカ」は美味しい珈琲が自慢のレトロな喫茶店。
東京の下町にひっそり佇む店には、魔法をかけられたようなゆっくりした時間が流れ、
高校生の看板娘・立花雫の元気な声が響く。(中略)
孤独や悲しみを抱えた人々の心がやわらかくドリップされていく・・・。
++++ 「純喫茶トルンカ」の背表紙より
小さな岬の先端にある喫茶店。そこでは美味しいコーヒーとともに、お客さんの人生に
寄り添う音楽を選曲してくれる。その店に引き寄せられるように集まる、心に傷を抱えた人人。
彼らの人生は、その店との出逢いと女主人の言葉で大きく変化し始める。
疲れた心にやさしさが染み入り、温かな感動で満たされる。
++++ 「虹の岬の喫茶店」の背表紙より
珈琲、コーヒーという言葉がタイトルや背表紙の説明に入っていると
迷わずレジに走る悪い癖。
今回もどんなストーリーかは後での楽しみ言い聞かせ、購入して家に帰って背表紙を一読。
そして不思議なことに気付く。本のストーリーはまったく違えど、不思議と重なるフレーズ。
これって珈琲、コーヒー、喫茶店が作り上げるイメージ・価値なんだろうなと。
20年前と比べるとそのイメージ・価値は確実に変化してるなぁと。
重なるフレーズに自分なりに感想を・・・。
・美味しい珈琲(コーヒー)
おいしいことが重要かと。おいしくないと気持ちまでホッとできないですもんね。
珈琲か、コーヒーの表記を使い分けることは大事。
純喫茶とか、歴史や重みはやっぱり漢字の珈琲。
・魔法をかけられたようなゆっくりした時間/引き寄せられるに集まる
喫茶店という空間が、こういう価値・イメージを作り出すんでしょうね。
これがカフェだとまたイメージがちょっと違いますよね。喫茶店という響きがいいのかと。
なぜか足を運びたくなる、いろいろな想いに耽りたくなる、そんな場所なんですね。
・心がやわらかくドリップされていく/やさしさが染み入り、温かな感動で満たされる
こんな気持ちになれるから、なりたいから、おいしい珈琲を求めて喫茶店という空間に
人は足を運ぶってことですね。
そもそも珈琲っていつからこんなに優しい飲み物になったんでしょうか
自分の学生時代のイメージは味気ない白い珈琲カップにピーナツが添えられて、
これでもかというほど苦くてドロッとした飲み物。つまり大人だから、飲んでる姿が
かっこいいから憧れた飲み物。なんてイメージが強かった気がするんですが。
珈琲が健康飲料として認知されてきたこともあって、老若男女を問わず親しまれる飲み物に。
さらに、丁寧にハンドドリップする様子から「やわらかい」「やさしい」というフレーズで
形容されることに違和感がなくなってきて。
この2冊の本を偶然同時に購入して背表紙を見ながら、妙に感慨深くなったのでブログに。
読み返してみて、今週は想いが強すぎて書きすぎた感が・・・。
文章がやわらかくないですね。一部、ビジネスメールみたいで。
想いのままつらつら書くブログということでお許しを。
それにしても珈琲屋として何とも嬉しい本の発見でした。
まだ背表紙しか読んでないので、これからゆっくり・ゆったりと読書しますね。
もちろん、たまじ珈琲を飲みながら。
今週はこのあたりで。
ではでは。
たまじトリビア
いきなりですが、「トリビア」の語源を。
トリヴィア(trivia)は、くだらないこと、瑣末なこと、雑学的な事柄や知識、豆知識を指す。
一説に、ラテン語で「三叉路」3(tres)+道(via)を意味する言葉で、古代ローマの都市において
三叉路が多かったことから、「どこにでもある場所」「ありふれた場所」を指すようになり、
さらに転じて、くだらないこと、瑣末なことを意味するようになったという。
また、中世の教養科目(リベラル・アーツ)のうち基本となる3つ(文法・修辞学・弁証法)の
ことをtrivium(三学、複数形でtrivia)と呼んだため、そこから「初歩的でつまらない」
という意味が生じたともいう。
ウィキペディア「トリビア」より
我々の世代(40代半ば)にとっては、
トリビアと聞くと「トリビアの泉」というテレビ番組を思い出す人も多いのでは。
副題が「素晴らしきムダ知識」でタモリさんが出演していたのが印象的。
さらに「へぇ」の言葉がブレイクしたのも記憶に新しい。
トリビアを知ると、ついつい人に話したくなる。自慢したくなる。
知らなくても困らないけど、知っていると得した気分になる不思議な情報。
そんなイメージのトリビアをたまじ珈琲でも製作することに。
もちろんテーマは珈琲。
店舗に来店され、珈琲を購入いただいたお客様にちょっと得した気分を味わっていただく。
珈琲を買うたびに新しいトリビアを1枚ずつプレゼント。
集めてくれる人も出てきたりして(密かな期待)。
その1枚目がこちら。
このシリーズをまずは50まで作ってみるつもり。
50番を配る方=50回珈琲を購入しに来てくれた方となるので、
このカードを使うのはかなり先に話しになる分、じっくりとトリビアを考えることに。
さて、トリビアというもの。
製作しようとするとかなり難しい。珈琲の専門知識というよりはムダ知識。
まさに「へぇ」と思わず言いたくなるような情報に価値がある。
これだと思う情報を頭から捻り出そうとするが、これがなかなか苦労する。
今やネット時代なので、誰も気づいていないトリビアを見つけるのは難しい。
それでもオリジナルを作りたいので、自分が珈琲仕事で体験した
ムダ知識を穿り出すアプローチ。とりあえず、現在まで作ったのが10番まで。
20番までの候補はあるものの、自分の中では「へぇ」が足りないものが多い(つまり落第点)。
50までの道のりは想像以上に遠い・・・。
苦労と思わずに、まさにクイズ感覚で楽しんだと自分に言い聞かせる。
お客様にもその楽しみ感(裏に潜む苦悩も)がカードを通して伝われば最高ですね。
そんなトリビアのスタートは今月中頃を予定。
気になる方はお店に足を運んでくださいね。
たまじ珈琲は、生豆を店舗に並べ、お客様のご注文を受けて焙煎し、
新鮮でフレッシュな「生珈琲」を販売する自家焙煎珈琲店。
(ちなみに焙煎中はハンドドリップ珈琲を無料で提供する、たまじならではサービスも売り。)
言い換えれば、自家焙煎珈琲しか商品のないお店。
珈琲好きな方は、このプロセスを楽しんでもらえるが、
より多くの人が珈琲を身近なものとして、プチ贅沢として楽しんでもらいたいのが我々の想い。
そんなメッセージを伝える方法の一つが「たまじトリビア」。
楽しんでもらえたら幸せです。
今週のブログはこのあたりで。
ではでは。
生豆箱とタイル
今週のブログはオープンした店舗用に購入させていただいた
生豆箱とタイルについてつらつらと。
日本一小さなお店であっても購入したアイテムは数知れず。
その中でも拘ったアイテムのトップグループに位置づけられるのが生豆箱とタイル。
一目惚れで購入したアンティークの棚の中にどうやって生豆を
収容するかと悩んだ末、ネットで見つけたのがお店がこちら。
【CRAFT HANDS GALLERY】
http://www.chg-store.com/
「全て当工房で制作しているクラフトハンズギャラリーオリジナル雑貨です。
ご注文頂いてからひとつひとつ丁寧にお作り致します。」
というフレーズを読んで、コンセプトがたまじ珈琲と同じだったので早速問い合わせ。
いろいろと要望を伝え、出来上がった生豆箱、本当に気に入ってる。
それがこちら。
(さりげなくTamaji Coffeeって入ってるオリジナル木箱。)
ふんわりと柔らかいお店の雰囲気でありながら仕事は丁寧でスピーディーという印象。
それがとても心地よくて、こんなお店に偶然出会えたことが素直に嬉しい。
時間を見つけて工房に行き、製作してくださった方々にお会いできることを密かな楽しみに。
その嬉しさを伝えたいということで実際に店舗で飾って撮影した写真を送ったところ、
たまじ珈琲をブログで紹介いただけることに。掲載されるのが今から楽しみ。
次に紹介するのが、メキシコタイル。
メキシコのデザインは色が鮮やかで、手触りがいい感じでゴツゴツ。
持っているだけで不思議と優しい気持ちになる。ここにいるぞという存在感がいい。
店舗で使っているのは、タイルと珈琲カップ。
タイルは店内の壁とテラスにあるベンチで利用中。
ベンチの写真がこちら。
数枚のタイルを張っただけで、グッと雰囲気が変わる。
写真で観るよりも、実際の方がゴツゴツとしていて、存在感がある。
変に綺麗すぎず、時間が経つにつれて味が出てくる雰囲気を今から感じる。
こちらのタイルを購入させていただいたのが「コンティーゴ」さん。
店舗で利用させてもらっている写真を送ったところ、
ブログで紹介いただいたのが、こちら。
【コンティーゴ】
http://contigo.blog69.fc2.com/blog-entry-406.html
最初に感心したのは、ブログの文章が自然体で読みやすいこと。
さらにたまじ珈琲のコンセプトを理解していただき、紹介いただいているのが嬉しい。
そのフレーズがこちら。
お客様個々の嗜好に合わせてブレンドされた豆をその場で焙煎し
販売されるショップとのこと、煎りたてホヤホヤのコーヒー豆の香り、
想像するだけで直ぐにでも飲みたくなりますね。
豆を焙煎するには少し時間が掛かりますが、もちろんその間は
このベンチに腰掛けて豆を煎る香りを楽しみながらコーヒーを
飲ませていただけるとのことです。
Contigo @blogより
店舗をオープンしなければ出会うことのなかった方々。
不思議なご縁を感じながら、異なるフィールドでお互いの商売を応援するパートナーとして
今後もお付き合いいただけたらと。
今週のブログはこのあたり。
ではでは。