【ボサノバミニライブ】
葉書、電子メールなどでご案内しております
たまじ珈琲 オープン記念イベント「ボサノバミニライブ」は、
台風の影響で以下の日時に延期とさせていただきます。
〔日時〕 10月27日(日) 14:00~/15:00~(それぞれ30分程度)
〔場所〕 たまじ珈琲店舗(杉並区永福4-19-10)
天気予報があたって、日曜日の午後はどうか晴れますように
イベントの詳細は以下をご覧ください。
場所 :〒168-0064 東京都杉並区永福4-19-10 京王井の頭線「西永福駅」徒歩約2分
ギター&SONG :西澤 沙苗
※西澤 沙苗・オフィシャルサイト
http://sanaenishizawa.com/
珈琲を飲みながら、心地よいボサノバでゆっくり・ゆったりしませんか
皆さん是非遊びにいらしてください。
オープン(前日)
いよいよ明日がオープン日。
計画しながら進めてきたはずの準備作業ですが、
いざとなると抜け漏れがぽろぽろ。予想以上に。
珈琲という商品を作り、それをお客さまに販売し、お金を頂戴する。
このプロセスを日本一小さな店舗スペースで効率的に行う。
これだけのことなのに、これが奥深い。そして難解。
湯水のように投資をすればできないことはない。
限られた予算だからこそ、その中でそれを実現するのが難解だし、奥深い。
何より大事なのは、言うまでもなく商品。おいしい珈琲が作れているか。
ところで、”おいしい”とは
何をもって、”おいしい”と判断するのか(できるのか)
人の味覚は百人十色。珈琲の好みも、ひとそれぞれ。
さらに、味に影響を及ぼすものとして、天候・気候。
もっと計算できないのが、珈琲を飲む人の体調と気持ち。
これらが複雑に絡み合って、珈琲を飲んだ感想、一例として、”おいしい”につながる。
オープンを3日後に控えた22日の夜。焙煎の師匠とオープンを祝う晩酌。
出会ってから約1年。あっという間だったような、いろいろあったような。
そんなことを思い出しながら今だから言える話しを思いつくまま語る。
お互い多忙な身、21時過ぎにはお開きにしようと思っていたのに、
時計を見ると23時前。楽しい時間はこんなにもあっという間に過ぎるのかと愕然。
そんな師匠が酔いながら言い放った言葉がこちら。
「お客さまの”おいしい”は信用しない。この人は優しいんだなぁと思うだけ。」
「”おいしい”以外の感想は胃がキリキリするほど気にする。」
「いまだに珈琲の味に自信がもてない。自分の珈琲を”おいしい”と思ってない。」
師匠が自家焙煎店を運営して8年。
振り返れば、この考え方で運営してきたからこそ、味の探求を日々続けることができた。
その結果として今の味があり、お客さまがいると思えるようになったとのこと。
目から鱗が落ちるとはまさにこのこと。
驚くほど多くのお客さまに指示され、日々捌けないほどの注文を受けている
人気店のオーナーから出る言葉がこれかぁと驚きながらも、
ここに味の真髄があることも同時に納得した瞬間。
まったく同じ考えをもって運営するわけではないにせよ、
たまじ珈琲として大事にすべき言葉として心に刻んだ。
泣いても笑っても、残すところ1日。
遠足の前の日のようなワクワク感と、受験の前の日のような不安。
いろいろな気持ちが複雑に絡み合って、地に足がついていない心地。
たまじ珈琲のコンセプトは「ゆっくり・ゆったり」。
こんな時こそ、深く深く鼻呼吸。ヨガで習ったのを思い出して。
考え始めれば、まだまだ準備しなきゃならないことはあるけれど、
今晩はぬるま湯にゆっくり入って、冷蔵庫で冷やしたカルピスウォーターを飲みながら
ただただリラックスすることに。
ケセラセラ
なるようになるさ。ここまでくれば、開き直ってこれしかない。
大型台風の影響で生憎の天気で迎えるオープン日。
将来振り返った時に、忘れられない印象的な日となるだろうなぁと思う。
オープン日がこんな天候になるのも、
焦らずじっくりとスロースタートしなさいという神様の思し召しと解釈。
ここまで書いて読み返してみると・・・脈略がなくて、独り言のような文章。
本日はこんな心境だということで、読者の皆さま、どうかお許しを。
それでは、今週のブログはこのあたりで。
ではでは。
オープン(5日前)
2008年10月に運用開始した、たまじ珈琲。
2009年5月から、たまじカフェ(ブログ)を開始し、週1回のペースで更新。
いつまで続くことやらと思いながらも振り返ると53ヶ月が経過。
最初の頃は何を書いていいのやらと悶々としていた日々を思い出す。
ブログなんて始めなきゃ良かったと何度思ったことか。
ひとつ書くのに3時間ぐらいかかるし。
文書はビジネスメールみたいに堅すぎと突っ込まれるし。
継続は力なりなのか、4年以上が経過したいま、
1時間もかからず、自然体で書けるようになった。
しかし、その内容は乱筆乱文の嵐になっているような。
思うことを、自然体で書けるようになったのと、
時間をかけずに(乱筆乱文で)書けるようになったのを
はき違えていたかもと振り返りながら反省。
すべては、たまじ珈琲のコンセプトである「ゆっくり・ゆったり」を
自ら有言実行できていないことに起因していると分析。
そんなこんなを反省をしたくなった2013年10月。
目標の1つである店舗をオープンすることに決定。オープン日は25日に。
この時期を目標としていたわけでもなく、
場所もコンセプトも決めていたわけではなく。
ただ漠然と今年のはじめあたりから、店舗オープンを真剣に考え始めた。
いざ探してみると店舗ってなかなか見つからない。
近所の不動産屋に足を運んでも運んでも、まったくと言っていいほど
条件にあった店舗の紹介はなし。
自分の足で見つけるしかないかと、自宅から徒歩10分圏内あたりを中心に
暇さえあれば歩き回って店舗物件を物色。
探すのに疲れはじめたころに父親がネットで偶然見つけた物件。
それが、今回オープンした店舗。
店内2.6坪、テラス1.6坪の合計4.2坪しかない狭小店舗。
最初は家賃の安さに惹かれ、次にこの狭さをどう活用するかの面白さに惹かれ。
ここにすると決めてからは、あの手この手で工夫を重ね、
何とか自分たちのスタイルで自家焙煎珈琲を販売できる形に。
限りある予算の中で、できるだけメリハリをつけて取捨選択。
これ、本当に難しい仕事でした。
そして、出来上がった店舗がこんな感じ。
【店舗全体:店内2.6坪、テラス1.6坪の日本一小さな自家焙煎珈琲屋】
【店内:屋根裏スペースへの秘密の入口】
【テラス:メキシコタイルを埋め込んだオリジナルベンチ】
オープンまであと5日。
いまはスーパー焙煎機と格闘しながら、味の調整に専念する日々。
珈琲の味に100点満点は一生あり得ないけれど、
オープンまでに、最高の準備をして、いまの最高と言える商品を
ひとりひとりのお客さまに届れられればと。
(最近スポーツ選手が良く使う言葉「最高の準備」。
使いたくなりますね。なんだか気持ちが引き締まる。)
前回のブログで掲載した写真が60点の珈琲豆。
本日は75点ぐらいまでアップした写真がこちら。
生豆が全体的にふっくら。
皮がピンと伸びてるところと皺が寄るところにメリハリ。
水分をばっちり飛ばして、芯までしっかり焙煎。
豆の状態ではそれほど強くない香りも、
ミルでカリカリ挽いてドリッパーに落とした瞬間に、
パッと珈琲ならではの芳ばしさと甘みがふわっと一気に広がる。
この香りが強烈であればあるほど、焙煎直後に急冷することで、
キュッと閉じ込めることに成功してる証拠。
皆さん、珈琲、飲みたくなってきましたか
来週末、予定のない方は、井の頭線に乗って途中下車の旅はいかがですか
西永福駅には、大宮八幡宮や善福寺川公園など自然がいっぱい。
たまじ珈琲でテイクアウト珈琲して、のんびり散歩。
自分の散歩コースをご案内しますよ。
今週のブログはこのあたりで。
ではでは。
オープン(10日前)
10月14日(月)。秋晴れ。夏を感じさせるような暑さ。
1週間ほど前に焙煎機が納品され、本日から味調整をスタート。
店舗の内装も80%完成。
今週から3週間にわたって、オープンに至るまでの様子をつらつらと。
(毎週土曜日にアップしていたブログが店舗準備の関係で遅れました。)
ちなみに、オープンは、10月25日(金)11:00に決定。
翌日26日(土)には、ボサノバ生演奏(14:00~/15:00~)のイベントを開催予定。
詳細は、来週のブログにて。
しばらくの間はオープン準備でバタバタとなりそうなので、
写真中心のブログとすることに(いわゆる手抜き)。
ブログを読んでいただいている皆さま、写真でお楽しみくださいね。
まずはこちら。
生豆を保管する棚。
最初はアンティーク風にオリジナル製作を考えてましたが、
値段が高すぎて手が届かず。
目黒のアンティークショップを訪れた際に
たまたま見つけた棚に一目ぼれして購入したもの。
高さ2m以上なので、上の棚にある生豆をとるときは梯子や踏み台を利用。
小さな店舗スペースを有効に活用するため、捻り出したアイデア。
ちなみに、店舗のキャッチは「日本一小さな焙煎屋」。
お店に来られた方はきっと驚かれるはず。
小さな場所を有効に活用する工夫をいっぱいしてありますので、
そんなところも楽しみに来てくださいね。
次が自慢の焙煎機。それがこちら。
名前は、スーパー焙煎機(と我々は勝手に呼んでる)。
熱窯と熱風で短時間でふっくらとむらなく焼き上げる。
焙煎時に生豆から漂うポップコーンに似た香りが、
徐々に珈琲らしい芳ばしい香りに。
焙煎直後に急速冷却で味と香りをしっかりと閉じ込めて。
味の調整中で、現在60点ぐらいの焼き上がった珈琲がこちら。
植物である珈琲と、スーパー焙煎機の熱風や窯の温度、
その日の気候など、様々な環境要因を考慮しながら、
その豆の一番おいしいを引き出す作業が焙煎。
いつまでやっても満点はあり得ないけど、それを追及する楽しさをお客さまと分かち合う。
そんなスタイルで、ゆっくり・ゆったりと運営していきますので、
今後ともご愛顧をよろしくお願いします。
今週のブログはこのあたりで。
ではでは。
珈琲ブーム
10月1日は珈琲の日。
毎年この時期になると珈琲の日をブログで紹介していますが、
珈琲屋としては、この時期になると何だか落ち着かない。
ワクワクというか、ドキドキというか。
ちなみに、10月1日が珈琲の日となった理由は・・・
国際協定によって、コーヒーの新年度が始まるのが10月で、
この日がコーヒーの年度始めとなります。
さらに、日本では、秋冬期にコーヒーの需要が高くなることから、
1983年に社団法人 全日本コーヒー協会によって10月1日が
「コーヒーの日」と定められました。
「全日本コーヒー協会のWebより」
去年と今年で何が違うかという、珈琲を取り上げているメディアの数。
新聞、雑誌、テレビなど目にすることが多い。
ちょっと大きな本屋さんに行くと、珈琲本の特集コーナーもちらほらと。
なんとも嬉しいことです。はい。
さて、そんなことを思っていた日のこと。
ブログ読者の方から、珈琲本発見メールを受信。
またまた本屋でコーヒー本見つけましたので思わずメールしました。
Hanako for menの最新号 「男の珈琲」というテーマです。
http://magazineworld.jp/books/c/hanakoformen/
既にご存知かもしれませんが、お知らせまでです。
数日後・・・。
ヨガ教室のある三軒茶屋のキャロットビル内にある本屋で購入。
それがこちら。
1冊まるごと珈琲特集は珍しくなくなったものの、「男の珈琲」というタイトルが斬新。
学生時代に喫茶店で飲んだ珈琲は、まさに男の珈琲だったなどと感慨に耽ったり。
さらに、特集記事がいい。その目次がこちら。
珈琲の雑誌にちらほら見受けられる、「第×の波」という表現。
「第1の波」は、20世紀初頭のアメリカ。珈琲の大量消費時代のこと。
この時代の珈琲は、ある意味で安かろう・悪かろう。
その反動で急成長したのがスターバックスに代表される「第2の波」。
味や香りを楽しむ時代に。
さらに最近世界的なブームの予感を感じさせる
アメリカのブルー・ボルト・コーヒーに代表される「第3の波」。
1杯1杯に手の込んだ淹れ方で、味や香りに加えて、
珈琲を飲む時間を楽しむ風潮に。
今回の雑誌で取り上げているのは「第4の波」。
その内容に興味のある方は、購入してご覧くださいね。
珈琲ブーム、一気に盛り上がって、一気に下がることなく、
ほそ~く、なが~く続いてほしいものです。
今週のブログはこのあたりで。
ではでは。