試飲会(あみ)
10月6日土曜日。
暑かった夏も和らぎ、秋らしい日が増えてきた。
3連休初日で早稲田の街はお休みモード。
自分は近くのクリーニング屋さんからの帰り道。
どっぷり休みたいところだけど本日は珈琲仕事が盛りだくさん。
真っ青な空を見上げて気合を入れなおして家路へ急ぐ。
午後は、先月から開始したルピシア・ボンマルシェさんでの試飲会。
今回は「あみプレミアアムアウトレット店」。
そんなわけで今週のブログは「試飲会(あみ)」と題してつらつらと。
クリーニング屋から戻ってきた白いシャツと珈琲道具を持ってお店へ向かう。
最初の仕事は「ドリップ作業」。
本日発送して明日7日はお客さまの手元に。
お客さまの顔をイメージしながら1つ1つ手作業で。
単純だけど珈琲の香りをダイレクトに感じる作業。
かなり気に入ってる。
ドリップを作り終えて時計を見れば「あみプレミアアムアウトレット店」に向かう時間。
早稲田駅から東西線で高田馬場へ。
高田馬場から山手線で日暮里へ。(お昼の時間がないので駅の立ち食い蕎麦)
日暮里から常磐線で荒川沖へ。
荒川沖からバスでアウトレット店へ。(時間がなくて結局タクシーに・・・)
14:00スタートの2分前にお店に到着。
急いで準備をして、試飲会スタート。
こんな感じで珈琲を淹れてお客さまに提供。
豆をミルで挽く。
ミルを開けて、ドリッパーに粉を移す。
この瞬間の香りがたまらない。
足を止められたお客さまに、その香りをおすそ分け。
どのお客さまも一瞬目を瞑って微笑む。
珈琲の香りが苦手な人はいないですね。
400g(40杯分)準備した試飲用珈琲を300g使ったところで予定の16:00に。
300gということは、珈琲カップで30杯分。
1杯分を約10杯に分けての一口試飲。
ざっと計算すると300人ぐらいに楽しんでいただけた計算。
たまじ珈琲を飲んで感想を言い合うご夫婦。
ゴクッと飲み干して表情を変えず、すたすたと出て行かれる男性。
試飲しながら、たまじ珈琲のコーナーで買うか買わないかを相談する新婚さん。
珈琲を淹れる様子に興味津々の女の子。
そのお母さんが、たまじ珈琲を購入してくれたのを見て、
胸につけていた、たまじバッジを衝動的にその女の子へプレゼントすることに。
「はい、どうぞ。」
「あ、ありがとう。」
戸惑いながら、間違いなく本日一番の笑顔。
幸せの瞬間
最後に・・・
スタッフの皆さんに珈琲の種類や淹れ方を説明。
店長さんと商品の改良点を相談。
2時間ちょっとお店にいただけでも、分かること・感じることがたくさん。
やっぱり現場で見て、話して、感じることが一番。
なが~い珈琲仕事の1日が終了。
帰りは、上野駅行きのバスで楽々帰宅。
もちろんバスの中は爆睡っす。
来月は木更津。
代官山、あみ、木更津の3店舗での試飲会をとおして、
2013年に向けた商品開発をやろうかと。
日々進化ですね。
次回の試飲会レポートもお楽しみに。
今週のブログはこのあたりで。
ではでは。
Black Coffee
秋の味覚をたらふく食べて、食後にたまじ珈琲を飲みながら読書なんていかがですか
散歩が趣味な自分は本屋にふらっと立ち寄ることがしばしば。
小休止するときにちょうどいい。
文庫本コーナーで「珈琲」「コーヒー」という文字が目に入ると
内容に関係なくとりあえず購入。
その目的はたまじ珈琲のアンテナショップを開いたときのオブジェ用。
こういう買い方をすると意外なメリットがあることに気づく。
それは普段読まないジャンルが体験できること。
例えば珈琲の医学本とか。
先日のこと。そんな珈琲文庫本の中でも推理小説を発見。
これで推理小説の発見は6冊目。
今回発見したのは著者がアガサ・クリスティー、
主役はもちろんあの名探偵エルキュール・ポアロ。
タイトルは「ブラック・コーヒー」。
今週のブログは、この本紹介をつらつらと。
裏表紙の解説(松坂 健さん)
高名な科学者エイモリー卿の邸宅の金庫から極秘書類が盗まれた。
卿は名探偵エルキュール・ポアロを呼び寄せる一方で、
邸内にいた容疑者全員を集め、書類の返却を迫る。だが・・・
劇作家としても高い評価を得ているクリスティーが、
初めて手掛けたオリジナル戯曲「ブラック・コーヒー」と、
幻の傑作「評決」を収録
ここで、推理小説好きな方には不要かもしれませんが、
ご存じない方のために名探偵エルキュール・ポアロについて。
いつものとおり、Wikipediaさんの力をお借りして。
エルキュール・ポアロ(Hercule Poirot, ポワロとも)は、
アガサ・クリスティ作の推理小説に登場する架空の名探偵。ベルギー人。
ホームズ以来のそれまでの推理小説の主人公から一線を画した探偵であり、
滑稽ともいえるほどの独特の魅力で高い人気を誇る。
クリスティが生み出した代表的な探偵と同時に、
一般的にも著名な名探偵の一人である。事件の真相に近づくと、
「私の灰色の小さな脳細胞(little grey cells)が活動を始めた」と口走るのが癖。
ポアロ、相当魅力的なキャラ。
残念ながら彼の好きな飲み物は「紅茶」ですが・・・。
そんなわけでポアロが主人公の小説でタイトルが「珈琲」なのは意外。
紅茶を飲みながら頭を整理して推理。
テレビ朝日の大ヒットドラマ「相棒」の杉下右京を観るたびに、
ポアロがヒントになっているのではと思ってしまう。
ポアロが推理して見事に犯人を追いつめるシーン。
(水戸黄門で言えば、あの有名な紋所をば~んと出すシーン。)
クライマックスに来るまでの過程で、飲み物(紅茶)の果たす役割は大きい。
スピーディーに動いていくストーリーの中で「時間」がゆっくり流れる。
「珈琲」も「紅茶」も主役のリズムを作ったり、集中したり、
気分をリラックスしたり、いろいろな場面でとても大事な脇役を果たす。
今回ご紹介するこちらの本ではポアロでありながら「珈琲」が主役。
そんなところも楽しみながら秋の読書を楽しんでいただければと。
もちろん、たまじ珈琲を飲みながら。
珈琲に関連する文庫本をご存じの方、オーナーまでご一報を。
1冊ずつ吟味しながらコレクターとして収集していきますので。
今週のブログはこのあたり。
ではでは。
ユニフォーム
10月スタートで秋到来ですね。
散歩してると少しずつですが紅葉の気配があちらこちらに。
この季節になると小泉今日子の「木枯らしに抱かれて」が頭の中をグルグルと。
我々の年代は好きな方も多いのでは・・・。
さて、今週のブログは「ユニフォーム」と題してつらつらと。
ユニフォームとは、珈琲仕事をする服装のこと。
ユニフォームのメリットは、
集中力アップ(仕事モード)
ブランディング
ユニフォームなので、オーナーである自分だけでなく
一緒に仕事をしてくれるスタッフも基本同じ格好で。
白いシャツ
茶色のエプロン
白いシャツはピシッとしたものではなく、
麻のような皺が味わいになる素材のシャツを選択。
茶色のエプロンはに統一。
こちら「テネリータ・メゾン」さんのエプロン。
http://www.tenerita.com/
エプロンの決定には、いろいろな商品をじっくり比較検討。
最終的に生地が気持ち良くて、シンプルで飽きがこないこちらに決定。
家でテネリータ・メゾンさんのバスタオルも使ってますが、
使えば使うほど馴染む感じがしてとても気に入っている商品。
このエプロンに先日制作した「たまじバッジ」を付けて完成。
付けるとこんな感じ。
基本的にユニフォームはここまで。
あとは一目でオーナーと分かるように自分だけ「ハンチング帽」。
こちらもいろいろなお店を探しまわったけど、
頭の大きい自分にピッタリ合う帽子を見つけられず。
こうなったらオーダーメイドだということで、
日暮里の生地屋さんへ。
生地屋さんの多さと品ぞろえの豊富さに驚かされながら、
イメージどおりの生地を2種類ゲット。
(お客さんが女性だらけなので、かなり肩身が狭い。)
オーダーメイドのお店に生地を送り、2週間。
送られてきたのがこちら。
今回揃えたユニフォームの初試着は10月6日(土)14時からの
ルピシア・ボンマルシェ あみプレミアム・アウトレット店での試飲会。
おいしい珈琲を提供しますので、お近くにお越しの際はどうぞ。
今週のブログはこのあたりで。
ではでは。
秋珈琲
やっと秋らしくなってきましたね。
この季節、何が嬉しいって歩いていて汗をかかくなくなったこと。
それから、温かい飲み物、特に珈琲がよりおいしく感じられること。
昨年のブログでも紹介しましたが、10月1日は珈琲の日。
ひとつの理由は珈琲生産世界第1位のブラジルにおいて
珈琲豆の収穫が9月までに終了し、10月からは新たな珈琲年度を迎えるから。
もうひとつの理由は、日本でも珈琲の消費量が1年間で最も大きくなるから。
これらを理由に、全日本コーヒー協会が1983年に10月1日を珈琲の日と定めた。
珈琲がいつ頃から飲み始められたか、はっきりしていませんが、
文献では9世紀にその歴史は遡るとか。
1,000年以上、愛されている飲み物なんですね。
さて、今週のブログは「秋珈琲」と題してツラツラと。
8月。ブラジルの珈琲農園はまさに収穫の最盛期。
車で農園の中を走っていると、綺麗に収穫された農園と、これからの農園がさまざま。
実際にその様子を目でみてきただけに、2012年の珈琲の日はなんだか感慨深い。
10月。日本はまさに秋がスタート。
そんな秋に飲みたい珈琲はを考えてみると・・・。
自分の経験、お客さまからの声などを想い出してみると、
多くの人は「苦みしっかり」の珈琲を好む。
逆に言えば、夏などの暑い季節は「さっぱり」した味が好まれる。
寒い地域の人が濃い味を好むと言われることと関係してる
などと思って調べてみたが、それらしい回答は無。
ちなみに、寒い地域の人が好む濃い味とは「塩味」。
Yahoo知恵袋より
東北で塩分摂取量が高いことの理由として、
気候が寒冷であることが大きく影響しています。
寒い東北地方に住む人々は,塩分を摂取することで体温を維持してきました。
また、冷蔵技術が発達している現代では大分様子が変わりましたが、
1年の約3分の1が深い雪に覆われる東北に暮らす民にとって、
収穫した食料を塩蔵して保存することは生きていくための1つの知恵でした。
生活習慣を背景に寒い地域では塩味が濃いものが好まれたわけですね。
改めて本題に戻って。
肌寒くなるこの季節に、「苦みしっかり」が好まれる理由。
化学的根拠はわからないけど、自分なりに推察。
それは、食欲の出ない猛暑から、食欲の秋に季節が移り替わることで
人は食べ過ぎ、カロリーを摂取し過ぎる傾向に。
結果、「苦みしっかり」珈琲を飲むことで口の中を、胃の中を
「すっきり」させたいという感覚が理由の1つでは・・・。
逆に猛暑でソーメンしか食べられないときに
飲みたい珈琲を考えると、ホットでも、アイスにしても後味「すっきり」なもの。
珈琲の苦みですっきりしたい秋と、そもそもすっきりした飲み物を求める夏。
それが「秋珈琲」に「しっかり苦み」を求められる理由のような。
皆さん、いかがですか
ブログを読んだ方で、
前述の塩味の話しのように化学的根拠をご存知の方がいらっしゃればご一報を。
まぁ、理由はともあれ、
秋は珈琲が最もおいしい季節であることは間違いなし。
皆さん、秋珈琲をぜひとも楽しんでくださいね。
さて・・・。自分は肌寒い土曜日の朝なので、
しっかり目を覚ますために苦みしっかりのマンデリンフレンチを
たっぷりとブレンドした、たまじ秋をゆっくり・ゆったりと淹れて楽しむことに。
今週のブログはこのあたりで。
ではでは。
試飲会(代官山)
4週にわたり、つらつらと書いてきたブラジル紀行、楽しんでいただけましたか
今週からはいつもどおり、珈琲関連のホットな話題を。
9月も後半。そして来月1日は珈琲の日。
そして、1年間で珈琲が最もおいしい季節である「秋」に。
珈琲屋としてワクワクする季節。
そんな季節だからこそ、
おいしい珈琲をお客さまに直接届けたいをコンセプトに
たまじ珈琲を販売いただいているルピシア・ボンマルシェさんで
「珈琲試飲会」を開催させていただくことに。
初回は、代官山店さん。9月15日(土)の14:00から約2時間にわたって開催。
今週のブログではこの様子をつらつらと。
こちらが、試飲会用のPOP。
遠くから見ても、メッセージが伝わるようにシンプルなデザイン。
こちらが、代官山店さんがある代官山アドレスのWebページに
掲載された試飲会の紹介コンテンツ。
13:30(開始30分前)から準備を開始。
14:00前から試飲用の珈琲を淹れ始める。
14:00ちょうどになると、珈琲の香りに誘われてお客さまがちらほらと。
その中の女性から
「Webのイベント情報を見て来ました。楽しみにしてました」
という言葉。
その言葉のお蔭で肩の力がスッと抜ける。
家やサロンと同じように自然体で珈琲を淹れる。
ポイントをできるだけ具体的に、ゆっくりと説明する。
お客さまが理解されているかを顔をみながら確認する。
淹れたてと冷ました珈琲を試飲いただく。
お客さまの表情で感想を探る。
ポイントは、80℃ちょっとの試飲と、5分ほどして冷めてからの試飲。
ブラックの珈琲でも温度でこれだけ味が変わること。
冷めるとその珈琲が綺麗に焙煎されてるか、丁寧に淹れているかが分かること。
珈琲には同じ豆でも淹れ方・飲み方でいろいろな楽しみ方があること。
などをお客さまに紹介。
次に、自分が珈琲屋のユニフォームで真剣に淹れてる様子がこちら。
ユニフォームとは茶色のエプロン、ハンチング帽(現在、オリジナルを制作中)、メガネ。
自分の中で珈琲屋さんはこういう格好。
賛否両論あると思いますが、たまじ珈琲はこういうスタイル。
試飲されたお客さまから「今飲んだのはどの商品」と質問され、
その後で7種類の中からお客さまと会話しながら好みの1種類を一緒に選ぶ。
お客さまが商品を手に取られ、レジに向かわれる。
至福の瞬間。
こんな機会をいただいたルピシア・ボンマルシェさんに感謝。
ちなみに、今後の試飲会予定は以下のとおり。
週末に、ふらりとアウトレットで試飲会、いかがですか
10月6日(土) 14:00~16:00
ルピシア・ボンマルシェ あみプレミアムアウトレット店
11月17日(土) 14:00~16:00
ルピシア・ボンマルシェ 木更津店
今週のブログはこのあたりで。
ではでは。
ブラジル(空)
ブラジルの旅、最後の報告は何にしようか迷ったあげく「空」をテーマに。
とにかく綺麗。同じ青色でも明るさと輝きが違う。
今回訪れた「リオデジャネイロイグアスの滝ヴィトリアリオデジャネイロ」
の順番でいろんな空を楽しんでくださいね。
まずはリオのポン・ジ・アスーカルの空。
あまりに綺麗な風景だったので持参した色鉛筆で描写。
絵心はないけれど、子供のころを思い出しながらしばし熱中。
次はイグアスの滝。
最初の写真がアルゼンチン側の公園で見上げた空。
ひろ~い公園でみんながイグアスの滝を目指すてズンズン歩く中、
ふと立ち止まり、空を見上げたときに思わずパチリ。
イグアスの滝に最も近づける「悪魔の喉笛」に到着。
たくさんの観光客がベストポジションをとりあって写真撮影。
外人パワーに負けず自分もしっかり撮影。
人だかりから少し離れて空を見上げると綺麗な雲。
滝じゃなくて空を主役に撮った写真がこれ。
後から見比べると滝の写真より、この方がいい感じに。
珈琲農園を見学できたヴィトリア。
この写真はカンブリ海岸。
砂浜をしばらく歩くと太陽の光で輝く緑。その先に鮮やかな空の青。
立ち止まって何枚かパチリ。その中でのベストショットがこちら。
空の大きさをいろいろと変えて、これがベストバランス(と思う)。
ヴィトリアはすばらしい出会いもあって、もう1度行ってみたい場所第1位。
最後はこれ。
最初からこれにしようと決めてた写真。
リオの朝焼け。この写真を見るたびに、湧き上がってくる感動とパワーを感じる。
ブラジルという街で生活した7日間。
振り返れば人生観が変わるような刺激と感動をもらえた時間。
片道27時間、とにかく遠くて時差でボロボロになるきっつい旅だけど
もう1度行ってみたいと心から思う。
終わりに・・・。
今回のブラジル旅行でお世話になった皆さん、本当にありがとうございました。
皆さんがいなければ、こんなにすばらしい旅は経験できませんでした。
皆さんとの出会いに感謝します。これからもお付き合いください。
4週にわたってツラツラと書いてきたブラジル紀行。
いかがでしたか楽しんでいただけましたか
今週はこのあたりで。
ではでは。
ブラジル(子供)
ブラジル旅行の3週目となる今週のテーマは「子供」。
一般的に外人(特に欧米)の子供はかわいい、って言いますよね。
自分もなんとなくそうだなぁと思ってたんですが、今回のブラジル旅行で納得。
とにかく表情が豊か。屈託のない笑顔をみると思わずこちらもニコッと。
旅行中に数多くの子供に出会ったわけですが、その中でも選りすぐりの4枚を。
「リオ」。とある学校に立ち寄ったときのこと。
そこにお父さんと娘さんと犬が1匹。どうやら近くに住んでいて散歩してる様子。
片言の英語でお父さんと会話していると、娘さんと犬がはしゃぎだす。
そんなシーンをでパチリ。
我ながら傑作(偶然の産物)。
すごい勢いで走ってくる娘さんと犬。
いずれもそろって愛らしい表情。心から楽しそう。
笑顔の絶えない素敵な家族に出会えたシーン。
同じく「リオ」。コパカバーナ海岸にて。
夕暮れ近くに、海の家でビールを飲んでのんびりしていると
大きな目をした男の子が興味津々の顔で自分に近づいてくる。
近くの砂浜にコテンと座り、しばらくするとこちらを振り返り、じ~っと見つめる。
正直どうして良いか分からず、思わずパチリ。
少々慌てたせいで、男の子の顔が左隅に・・・。
もう1回撮ろうと思ったときには、すくっと立ち上り、歩き去る後姿。
しまったと思いつつも、改めて写真を見直す。
じっくり見ているうちに、何となく味があっていい感じに見えてきた。
それがこの写真。
イグアスの滝(アルゼンチン側)「悪魔の喉笛」に向かう電車にて。
お父さんとお母さんと3人で乗車してきた男の子。
電車に乗ってくるなり、まわりのお客さんのアイドルに。
とにかく表情が豊かでかわいい。
負けじと自分も写真を撮るも、なかなか動きが早くミスショットの連続。
諦めかけたその瞬間、こちらにくれた表情がこの写真。
突然やってきたシャッターチャンスに慌てて、ややぶれ気味。
ヴィトリアにて。珈琲農園に向かう途中で見つけたカフェ。
こちらのカフェは今年の春まで名古屋に12年間住んでいたブラジル人家族が経営。
久しぶりに通じる日本語を店主と楽しんでいると子供が登場。
とにかく元気でやんちゃ。写真を撮ろうとすると逃げ回る。
諦めると、撮ってもらおうとからかいに来る。
またまた多少ぶれ気味ですが、これがベストショット。
このぶれとはみ出し具合が子供の元気を表しているということでご勘弁を。
楽しんでいただけましたか
帰国して写真を見ながら振り返ったときに、ほとんどが風景や食事の写真の中で
たまに子供の活き活きとした表情の写真を見ると声や空間を一気に思い出す。
写真って本当にいいもんですね。
今週のブログはこのあたり。
ではでは。
ブラジル(食事)
先週に続いて、今週はブラジル旅行の「食事」編をつらつらと。
ブラジル料理と言えば、皆さんは何を思い浮かべますか
自分は「シュラスコ」ぐらいしか知らなかったというのが正直なところ。
強めの塩味で焼き上げた牛の様々な部位を机まで運んできてくれて
豪快にカットしてくれるパフォーマンスが魅力。
リオに到着したその日の夜に、サンパウロに住んでいる友人と楽しみました。
27時間のフライトでの寝不足や疲労など何のその。
友人との久しぶりの時間が楽しかったこともあり、旺盛な食欲でいただきました。
一緒に飲んだカイペリーニャというお酒もうまかった。
そしてリオ2日目の夕食。
前日が肉だったこともあり、ブラジルの魚介料理ということで「バカリャウ」。
バカリャウとは塩漬けにして軽く乾燥させた鱈のこと。
ポルトガルはもちろん、イタリアなどの南欧ラテン各国でよく食べられている食材。
ブラジルの場合はかなりな高級食材。
日本に置き換えるなら、アンコウと同じくらいの扱いだとか。
豪快な野菜の下に、どでかい鱈。
見ためとは違ったやさしい味わいで、これもうまい。
このあたりからブラジル料理に嵌りはじめる。
ブラジル到着5日目。
ヴィトリアから車で1時間ほどにあった洒落たレストラン。
昔ながらの小屋を適度に改装されていて雰囲気抜群。
こちらのお店は従量課金。
30種類ぐらいあるブラジル料理から好きなものを好きな量だけチョイス。
大皿に1.5杯分で約600円。かなり大満足なランチ。
ブラジルに到着してから6日目。
ヴィトリア在住の日系ブラジル人のご夫婦に連れていっていただいた夕食。
この日は朝から珈琲農園などへ1日ドライブして腹ペコでお店に。
今回のブラジル旅行で一番食べたかった「ムケッカ」を体験。
ムケッカは、ブラジル式海の家の定番メニュー。
大元はアフリカの海岸部でよく食べられていたシーフードのシチューだとか。
煮込み料理でありながら水は使わず、シーフードと野菜と油だけで煮るのが特徴。
これ、「最高」。
まさに、癖になる味・嵌る味。
もう動けないというぐらい頑張ったが完食できず。
ブラジル最終日。
最後となればこれしかない。今や世界的に有名となった「フェイジョアーダ」。
ここでフェジョアーダだけに豆知識。いつもどおりWikipediaより。
ブラジルのフェジョアーダは、世界で最も有名なフェジョアーダである。
代表的なブラジル料理のひとつで、ブラジルの国民食と呼ばれる。
「完全なフェジョアーダ」という意味のフェジョアーダ・コンプレタ(feijoada completa)とも称される。
フェイジャオン・プレトと呼ばれる黒いフェイジャオン(隠元豆)と豚の脂身、
豚や牛の干し肉または燻製肉、リングイッサという生ソーセージ、
豚の耳や鼻、豚足、尾、皮などを、ニンニクと岩塩の塩味でじっくり煮込んだ料理。
素焼きの壺に入れ、皿に盛ったバターライスや籠に入れたパン、
繊切りにして炒めたコウヴェ、ファロファと呼ばれるバターやベーコンで炒めたマンジョッカ芋の粉、
オレンジのスライスと一緒に供される。
見ためは、真っ黒のかなりグロテスク。
最初にきつい塩味がきて、その後に奥深い味わい。
コメにフェジョアーダをカレーのようにかけ、
コウヴァとマンジョッカを混ぜながら食べる。
それぞれが個性ある強烈な味にもかかわらず、一緒にすると複雑で妙に後を引く味わいに。
オレンジのスライスがこれまで絶妙。
長く、深い歴史を経て現代に伝わる世界的なレシピ。
それだけに安い食材でしっかりと栄養補給ができて、さらに「おいしい」。
ブラジルという国をダイレクトに感じられる食事。
皆さん、ブラジル料理に興味がでましたか
ボサノバを聴きながら、ブラジル料理をチャレンジするのもいいかも。
今週のブログはこのあたりで。
ではでは。
ブラジル(珈琲)
8月も後半。あと1週間で9月ですね。
皆さま、どんな夏休みを過ごされましたか
ブログ・Facebookなどでご紹介したとおり、
自分は長年の夢だった珈琲大国「ブラジル」に10日間行ってきました
いきなり結論になりますが、本当に最高の旅行でした。
人生観が変わるぐらいに貴重な体験となった時間でした。
写真をたくさん使いながら、自分が感じたことをつらつらと書きますので、
週末のゆったり時間に楽しんでくださいね。
1回ではまとめきれないので、以下のテーマで4回に分けてお伝えします。
珈琲
食事
子供たち
その他
今週は「珈琲」をテーマに。
まずは最大の目的だった珈琲農園。
ヴィトリアという街から車で4時間ほど北へ向かった場所。
標高1,500m以上の山肌にに広大で美しい珈琲農園が広がる。
ちょうど収穫を終えたばかりで緑一色。
近づいてみると白い花や赤い実がちらほらと。
その赤い実をはいでみると出てくるのが珈琲豆。
それが以下の写真。白いのが珈琲豆。
この豆(正確には種)を取り出し、乾燥させて、さらに焙煎して、
それを挽いて、お湯でエキスを抽出して飲むという手の込んだ方法を
よくぞ昔の人は思いついたとブラジルの地で感動。
その珈琲農園からすぐ近くに、ドライブスルー的なカフェ。
決してきれいじゃないけれど、長距離を運転してきたドライバーがひとやすみ。
入ってくるなりポットに入っている珈琲をカップについでゴクリ。
ゴクリとしながら、好みのパンや惣菜を注文して腹ごなし。
ブラジルの珈琲は日本ではお茶にあたる飲み物とこのとき実感。
無料で珈琲を提供しているカフェが多い。
驚くのはそのカフェにデフォルト大量の砂糖が入っていること。
最初に飲んだときは「甘っ」と思わず叫び、あまりおいしくないと思ったのが正直な感想。
ところが、数日いると徐々にそれに慣れてくる。
小さなカップに甘い珈琲を少し注ぎ、それを一口で飲み干す。
これが何とも気持ちよくなり、おいしくなる。
郷に入らば郷に従え。
リオデジャネイロの市内のカフェ。
こちらは有料。お値段は3.5レアル(約140円)。
無料のカフェはポットに入っていてセルフサービス、
有料はカップに珈琲を淹れて提供。
重要なポイントは有料は砂糖が入っていないことと、
無料は基本立ち飲みであること。
2つのスタイルがありますが、ブラジルという国でのカフェの楽しみ方は、
前者の無料スタイルが主流であり、それが一般的であることを理解したのが大きな収穫。
2つのスタイルで感じたのは店員とお客さまの距離感。
無料カフェはとにかく距離が近い。
たまじ珈琲でも将来アンテナショップを持つ計画ですが、
その時のスタイルは無料カフェできないかと試行錯誤中。
お客さまが気軽にお店に立ち寄れて、何気ない会話をしながらポットから珈琲をゴクリ。
もちろん立ち飲み。気に入った味の珈琲を買って家で楽しんでもらう。
今回の体験で感じたことを忘れずに、将来の計画にいかせればと。
ブラジルの珈琲事情、伝わりましたか
たまじ珈琲のアンテナショップへのご意見などもお待ちしておりま~す。
今週のブログはこのあたりで。
ではでは。
夏休み
本日8月18日(土)はブラジルにおります。
来週からのブログで、その様子をたっぷりとお伝えしますので、
今週はブログも夏休みとさせていただきます。
皆様、良い夏休みをお過ごしください。
ではでは。