試飲会(代官山2)
2012年最後のブログ。何度も言いますが、時間が経つのは本当に早い。
1年を振り返れば、公私に渡り多くの転機を迎えられた年。
いろいろとチャレンジし、得たものあり、失ったものあり。
総じて実りが多かった1年。
そんな1年の締めくくりブログは、
今年も多くのお客さまにたまじ珈琲を販売いただいたルピシア・ボンマルシェさん。
先週実施した代官山店の第2回試飲会の様子をつらつらと。
9月から毎月1回のペースで開催しているボンマルシェさん店舗内での試飲会。
今回で4回目ということもあり、気持ちに余裕をもって会場へ。
代官山店は2回目。前回と同じスペースに向かうと、そこではワインの試飲会中。
余裕があったはずが、その瞬間に動揺。「日時を間違えたか」と不安に。
店長さんの顔が見えて挨拶すると、「お待ちしてました」と挨拶。
ホッとするとともに、どうしたものかとその場で立っていると。
店長さんから「今回は上のフロアです。」との言葉。「上」と思わず聞き返す。
そんな気持ちを察した店長さんから
「代官山アドレスのオープンスペースで試飲会をお願いします。」との一言。
「了解しました。」と答えながらも、オープンスペースという言葉に少々不安に。
エスカレーターで上のフロアに移動し、指定された場所で試飲会の準備開始。
本当にオープンスペース。アドレスに入ってくる人たちが必ず通過する通路の真ん中。
率直な感想としては「恥ずかしい・・・」。
そこへアドレスの副支配人さんが挨拶に来られ、
一言二言会話を交わしながら、早速、珈琲を淹れはじめる。
すると副支配人さんが淹れる様子に興味津々。
こちらも、淹れ方を解説しながら本日最初の珈琲を淹れ、店長さんと副支配人さんに提供。
Xmasバージョンのエーデルワイスを3人で試飲しながら、思わずニンマリ。
これで、妙な緊張感と恥ずかしさが吹っ切れた。
その後はいつものペースで珈琲を淹れ続ける。
その様子がこちら。
生憎の雨模様で寒かったこともあり、
アドレスに入ってくる人が珈琲の香りに誘われて、立ち寄ってくれる。
ひとりの方が立ち止まって飲み始めると、次から次へと。
一度に15杯分ぐらい淹れる試飲カップがあっという間に消えていく。
それを横目で見ながら、次の珈琲を淹れる。
ただひたすらそれを繰り返しながら、あっという間の2時間が経過。
試飲会が終了し、いつもと同様に快適な疲労感。
今回は約150名の方々に試飲を提供。
珈琲を飲みながらニコッとしてくれる何人ものお客さまの顔を想い出す。
やめられませんね、この仕事。
試飲会が終わって、アドレスの外に出ると真っ暗。
その真っ暗の中にアドレスのイルミネーションが綺麗に浮かび上がる。
その写真がこちら。
1年の締めくくりに最高の写真。(と思いませんか)
自分で撮りながら、かなり気に入ってる。
皆さん、1年間お疲れ様でした。良い年でしたか
良かった方も、あまり良くなかった方も、もうすぐ新しい年のスタート。
新たな気持ちで1日1日を大切に過ごしましょう。
5年目がスタートした、たまじ珈琲。
2013年は「進化」をテーマとして取り組みたいと思います。
どんな「進化」があるかはお楽しみに。
今週のブログはこのあたりで。
今年もブログをご愛読いただいた皆様に、感謝
ではでは。
冬の味覚
寒くなりましたねぇ~。
自分の限界を超える日が増えてきた。つまり寒すぎて歩く気がしないという日が・・・。
とは言え、歩かないのは気持ち悪いので、最近は「中で」歩く。
中にも2つあって、それは地下街と家。快適空間で、1日 20,000歩は継続中。
さて、今週のブログは久しぶりに珈琲から少し離れて「冬の味覚」と題してツラツラと。
まず紹介するのは新幹線で良く食べるもの。
それが、こちら。
ご存じ、「崎陽軒」のお弁当。
これだけだと量がちょっと足りないので、シウマイが6個入ったものを別買い。
お弁当の中にも2個入っているので、これで8個のシウマイを楽しめるわけ。
さて、こちらのお弁当の中身は・・・。
かにご飯、ブリの照り焼き、鶏の生姜煮、煮物(蓮根煮、人参煮、筍煮)、
根菜のごま炒め、がんもどき煮、味噌大根漬け、シウマイ、玉子焼き、小粒大福
赤字にしたのが好物。
いぶし銀的な存在の「筍煮」が第1位。
甘いものが苦手な自分でも楽しめる小粒大福が第2位。
甘み控えめで、親指ぐらいの一口サイズがいい。
王道のかにご飯とシウマイは敢えて言うまでもなくうまいが定番なので、揃って第3位。
ご飯の量がちと少ないけど、追加で購入した6個入りシウマイでそこを埋める。
冬の味覚はいろいろあれど、今回もう1つ紹介するのはデザートから。
それは「みかん」。昔の同僚から購入する愛媛のみかん。
それが、こちら。
中生と書いて、「なかて」と読む。ブランド名は「中生みかん」。
なんで、中生というのかちょっと調べてみた。
極早生:9月から10月に掛けて収穫
早生:10月から12月に掛けて収穫
中生:11月から12月に掛けて収穫
みかんが収穫される時期によってグループが分けられ、
その中でも11月~12月に収穫されるものを中生と呼ぶらしい。
中生みかんというブランドの中にさらにいろいろな品種があるようで、
自分が購入したのは「菊間中生」というもの。
みかん食べてみたいみかんのこともっと知りたいという方は以下まで。
【西方農園】
http://www.nishikata-noen.com/nakatemikan.html
「たまじ珈琲 上野」から紹介されたと伝えれば、ちょっとおまけしてもらえるかも。
冬は本当においしいものがいっぱい。皆さんの冬の味覚も教えてくださいね。
今週のブログはこのあたりで。
ではでは。
TVショッピング
2012年も残すところ2週間。
昨年の盆暮れの記憶が明確にあるうちに1年が経過。
学生(特に高校生)時代のあんなに長かった1年間と本当に同じ時間なんだろうか。
高校時代の思い出といえばダントツで部活(バスケットボール部)。
高校1年で経験した1週間の夏合宿。場所は長野県諏訪湖。
いまでも諏訪湖を目にし、耳にすると、その頃の思い出が鮮明に蘇る。
早く2年に、3年になりたかった。とにかく先輩になりたかった。
なかなか終わらない高校1年。とにかく長い長い1年だった。
辛く苦しいと感じた1年間は長いと考えれば、
現在のようにあっという間の1年を過ごせているということは幸せなのか。
そう思って、時間の早さを納得することに。はぁ、もっと時間が欲しい・・・。
前置きはこれぐらいにして今週のテーマに。
今週は「TVショッピング」と題してつらつらと。
運用開始して5年目に入った、たまじ珈琲。
ひょんなご縁から「TVショッピング」で販売することに。
放映されるのは地方の地上波TV。長野県、秋田県、山梨県の予定。
最初の放映は12月21日の長野県(テレビ信州)。
定期郵送サービスと同じパッケージを、番組限定のトライアルとしてご提供。
商品イメージはこちら。
映像製作会社の方と相談しながら、作り上げていくビデオ。
ビデオの中で流されるナレーション。
すべてが初体験なだけに、何が良くて何が良くないのかまさに手探り状態。
今後のために、今回は「結果」よりも「体験」に重点を置いて焦らずじっくり取り組むことに。
取り組む前までは、もっと簡単なものかと思っていたというのが正直な感想。
実際に取り組んでみると驚くことの連続。
中でも、テレビ局の審査が厳しい。
視聴者にきちんと伝わるか、ナレーションがその目的にフィットしたものか、などなど。
スイッチを入れれば、常に何かしらの番組が放送されているTV。
その1つ1つが、こんなに手間暇かけて製作されているものと知って驚く。
メディアとしての影響力が大きいだけに、そうあるべきだとわかっていても、
5分程度の珈琲を紹介するビデオにまで・・・と。
ご苦労様です。
そんなプロセスを1つ1つクリアして、やっと最初の放送局と放送日が決まったのが先日。
それだけに妙な達成感。まだ何もはじまっていないのに、やり遂げた感。
12月21日の放映に向け、現在は画像の最終調整。
(このタイミングで、これで間に合うのか・・・)
今回も多くの方々に助けられ、形になってきただけに一人でも多くの方に観てもらえれば。
「TVショッピング」終了後は、ビデオの一部を二次利用できるので、
たまじ珈琲のオフィシャルサイトからもご覧いただけるようにするつもり。
長野県、秋田県、山梨県の皆さま、ご覧になった方がいらっしゃればご連絡を。
初「TVショッピング」の記念として、
「×月×日に放送された××番組で、たまじ珈琲を観たよ」
と連絡いただいた方全員に、記念品として以下をもれなくプレゼントしますので。
たまじ珈琲(3杯分)
たまじオリジナル しおり
たまじオリジナル バッチ
今週のブログはこのあたりで。
ではでは。
腹落ち
とうとう12月に入りましたね。
2012年は例年以上にあっという間の1年でした。
総括すれば、これまで取り組んできたいろいろなことが形になり、とても充実した1年。
そして何より、これまでよりもずっと多くの方々に助けられました1年。
この場を借りて御礼を。
「ありがとうございました。」
たまじ珈琲を運用開始してから5年目に突入。
毎週更新してきたブログもかなりの量に。最新版(先週)のブログURLは「208」。
つらつらと200本以上書いてきたことを自分で驚く。
このままのペースで行くと、1,000本を超えるのは16年後。そのとき自分は「60歳」。
かなり先のようで、きっとあっという間なんでしょうね。
今週のブログは、「腹落ち」と題して今年1年を振り返りながら、思うところをつらつらと。
この1年で自分自身に起きた変化(成長)と言えば。
「なるようになる」という言葉が腹落ちするようになったこと。
英語では、「Whatever Will Be, Will Be」
スペイン語では、「Que sera sera(ケセラセラ)」
「なるようになる」ではなく、「そうなるように行動する」派だった自分。
年齢を重ねて諦めが良くなって、考え方が変わったと思ったときもありますが、
どうやらそうではないみたい(自分のことってなかなか分からないもんですね)。
自分が腹落ちしている「なるようになる」をもう少し解説すると。
「そうなるように自分なりに準備したら、
どんな結果でも納得できる(=なるようになると心底思える、口に出して言える。)」。
という感じ。
プロスポーツ選手がインタビューで良く使うフレーズに
「最高の準備をする」
「自分のベストが出せればいい」
これらの言葉に共通しているのは「それにより自ずと望む結果がついてくるはず」という想い。
想いというか、経験を重ねた結果、たどり着いた境地みたいな。
このフレーズをテレビで聴くたびに、「そうだなぁ」と共感。
結果で評価され、結果しか残らないことが多い世の中。
それに固執することで自分自身を無駄に苦しめていることも多いのでは。
自分も性格的に典型的な目標設定・達成満足型だけに、
それに向かっていくモチベーションは良い部分と思いながらも、
結果を意識し過ぎるあまり、短期的な視野で間違った決断をしたり、無駄に悩んだり。
そんな自分に起こった変化(成長)が「なるようになる」の腹落ち。
これは、様々な経験を重ねてきたことも一因ですが、何より大きいのは環境の変化。
日々行動を共にする身近な人たちとの関係がこれまで以上に充実し、
自分が目指すべき姿がこれまで以上に明確になってきたことが要因かと。
逆に、改善すべき事柄は・・・。
分かっていながら一番自分が苦手なこと。「休養」。
とにかくじっとしていられない。メリハリをつけ、「休養」をしっかりとる。
敢えてブログに書くことで、自分に改めて言い聞かせてるつもり。
残り少ない2012年。
この1年を振り返りながら1日1日を大切に、丁寧に過ごせればと。
12月に予定している、たまじ珈琲のイベントは残り「2つ」。
12月15日(土)14:00~16:00:ルピシア・ボンマルシェ「代官山店」での珈琲試飲会
12月中:テレビショッピング(地方3局:長野/秋田/山梨)
多くの方々に支援いただき実現しているイベントなので、
残り2つも無事成功となるよう、「最高の準備をして」取り組むことに。
皆さんはどんな1年でしたか珈琲でも飲みながら、振り返ってみませんか
今週のブログはこんなところで。
ではでは。
BRUTUS
ちょっと前の話になりますが・・・。
サラリーマン仕事で出会い、現在はプライベートでもお付き合いいただいている
同世代の男性から以下のようなメールをいただきました。
本屋で雑誌をみてたら、ブルータスの最新号でコーヒー特集をしてました。
条件反射的に上野さんの顔が浮かんだのでついメールしてしまいました。
既にチェック済みかもしれませんが、ご連絡までです。
新たな珈琲情報に喜んだのは言うまでもなく、
それ以上に「条件反射的に上野さんの顔が浮かんだ」という
フレーズがとても嬉しかった。
珈琲屋というイメージが浸透してきたわけですからね。
地下鉄東西線の早稲田駅近くの本屋。雑誌コーナーに足早に向かう。
大きな文字で「GOOD COFFEE」という題名でBRUTUSを発見。
特集が組まれるのかと思いきや、本一冊が珈琲特集。
中身をみることなく、レジへダッシュ。
少し迷ったことと言えば、2冊買うかどうか。とりあえず1冊にすることに。
自宅に戻り、気持ちを落ち着けてから1ページずつゆっくり読書。
今回のテーマは「おいしいコーヒーの進化論。」
解説しているメッセージから一部抜粋。
「スペシャリティコーヒーを置くことが特段にスペシャルでもなくなってきた」時代だからこそ
今後は豆のキャラクターへのより深いアプローチが重要視されるでしょう。レベルの上がった
豆を前提に、焙煎や抽出でも多くの試行が繰り返され、そこからトレンドも生まれるはず。
このフレーズ、自分には深かった。
学生だった頃、珈琲と言えば、白いコーヒーカップにピーナッツを添えて。
その珈琲は、ドロッとして真っ黒。ミルクも砂糖も入れないで飲めるのがカッコいい。
ドトール、スターバックス、タリーズなどが続々と出店することで、
日本人の珈琲に対する距離感や味覚は確実に変わった。
喫茶店が減っていく一方で、カフェや自家焙煎店は徐々に増加傾向とか。
まさにBRUTUSがテーマとしている「コーヒーの進化論」が始まっていることを実感する。
健康飲料として注目される珈琲。
味や楽しみ方をさらに追及し、まさに進化していくことで
より身近な、より深い、なくてはならない飲み物として進化していく予感にワクワクする。
長年、夢に見ている、たまじ珈琲の直営店(というか小さな、小さな工場)。
そこで珈琲を焙煎し、全国のお客様に郵送販売する。
一方で、香りに誘われてお店に足を運ばれたお客様にも販売できるようにする。
ブラジルで体験したカフェのように、セルフサービスで珈琲はいつでも試飲できる。
BRUTUSの中で見つけた写真の一部。
まさに、カフェではない直営店でも、お客様が珈琲を気軽に試飲できる。
それを実現するアイデアとしてお店の壁に埋め込まれた木のベンチ。
お客様の会話を、笑い声を聞きながら、進化した珈琲を焙煎して提供したい。
この雑誌に出会えたことで、自分の夢がより具体的に。
メールに心から感謝。ありがとうございました
今週のブログはこのあたりで。
ではでは。