たまじのつらつら記 「ゆっくり・ゆったり」コンセプトとしたたまじブログ。

磐音

「磐音」って、読めますか
すぐに「いわね」と読めた方は、きっと時代小説 佐伯泰英さんのファンなのでは
何を隠そう、自分は佐伯さんの「居眠り磐音 江戸双紙」に2か月余りどっぷり嵌ってるんです。
居眠り磐音は、現在34巻が発売され、50巻ぐらいまで続くのではと言われている長編時代小説
最近は1.5日に1冊のペースで読み進め、昨日、ブックオフで購入できる33巻まで読破
もうしばらくすれば、最新刊である34巻もブックオフで売り出されるので
しばらく我慢の日々を過ごそうかと
この本、一言でいえば、読むと気持ちが大きくなる。
自分のことを、なんか小さいなぁなどと感じる時は、手に取ってみてください。
読み終わると、ゆったりと、大きな気持ちになれますから
さて、どんな内容かと言えば・・・

「居眠り磐音 江戸双紙」は、春風のように穏やかで思いやりの深い青年武士、
坂崎磐音(いわね)を主人公とする書き下ろし長編時代小説である。
江戸下町の人々との心あたたまる交流、居眠り猫が突然目覚めたかのごとく
鮮やかに悪を斬り捨てる磐音の剣さばき
、胸をしめつける男女の心の機微。
まさに“剣あり、恋あり、涙あり”の痛快な物語は、長編小説を読む喜びを
満喫させてくれる。
江戸中期の明和9年(1772年)4月下旬、九州・豊後関前(せきまえ)藩の藩士、
坂崎磐音は3年間の江戸勤番を終え、朋輩の河出慎之輔、小林琴平とともに
国許へと帰参した。3人は江戸で剣の腕を鍛え、経済の新しい潮流を学び、
藩政改革の希望に胸をふくらませていた。3人は幼なじみでもあり、
特別な絆に結ばれている。慎之輔の妻・舞は琴平の妹であり、
その妹の奈緒もまもなく磐音と結婚することになっていた。
だが、帰藩早々事件が起こる。磐音ら改革派をうとましく思う藩の守旧派が
仕掛けた罠だ。彼らは、慎之輔の妻・舞が不貞をしたかのように吹聴する。
策謀にはまった慎之輔が舞を手討ちにし、妹を殺された琴平が慎之輔と流言を
発した男を斬ってしまう。腕の立つ琴平を誰も捕らえることができず、
ついに磐音に上意が下り、琴平を討ち取らざるをえなくなる。
親友たちを一夜にして失っただけでなく、許嫁・奈緒の兄を斬ってしまった磐音は、
もはや藩にとどまることはできない。
奈緒を残し、失意のうちにひとり豊後関前藩を後にする。
江戸に舞い戻った磐音は深川六間堀の長屋で暮らしはじめる。
だが、慣れない浪人暮らしで家賃もとどこおり、見かねた大家の金兵衛に、
鰻割きと両替商・今津屋の用心棒の仕事を紹介してもらう。
波瀾の江戸暮らしの幕あきである。
『居眠り磐音 公式ホームページ(http://inemuriiwane.jp/about.html)より』
というストーリー。
(立派な公式ホームページがあるのに驚き。1,200万部も売れてるんです。)
大事な話しをする際、膝を突き合わせて「お茶を一献」。
また、何か事件が解決すると「お酒を一献」。
とにかく、人の語らいにおいて、シーンに合わせた飲み物がキラッと存在する。
これを旨そうにいただくシーンの描写も見事。思わず、生唾を飲み込む始末。
江戸時代なので、珈琲なるものは登場しませんが、読みながらこのシーンは珈琲だろ
突っ込みたくなる場面も。
そんなお気に入りの小説を読みながら現代で珈琲を飲んでいる時間が今は極上
とにかくあっという間に過ぎていく。
天気の良い日は、公園でウォーキングをしながら読書
あっと間に目標の5kmに到着するのが嬉しい
二宮金次郎の気持ちがちょっとわかる。
今週は、思いつくまま、つらつらと書きすぎて、珈琲とは全く関係がない内容に
とりとめがないので、今週はこのあたりで。
ではでは

日記 2010.11.27

豆吉本舗

昨日お休みされた方は、今日が4連休の最終日。
明日からの仕事を考えると・・・なんて重たい気持ちになっている方も。
2010年も早いもので、あと「24営業日」を残すのみ。
この連休で蓄えた力で一気に走り抜けて、悔いのない1年にしてくださいね。
さて、本日のブログでは珈琲を飲みながら、楽しめる珈琲菓子の紹介を
そもそも甘いものがあまり得意ではない自分。
よって、菓子なるものを好んで食べるのは極度に疲れて糖分を体が欲するときのみ。
そんな自分が、珈琲と一緒に味わって「うまい!」と思わず
声を出してしまったお菓子に出会ったので紹介を。
その菓子とは、「抹茶珈琲豆」。
ネットで調べてみると、豆菓子に拘った専門店である「豆吉本舗」。
全国13店舗ありましたが、東京、大阪、名古屋と言った所謂大都市にはなく、観光地に点在。
江戸情緒溢れる街並みに展開されている(と推測)。
「豆吉本舗」
http://mame-kichi.jp/
さて、こちらのお店の豆菓子を何種類か試食。中でも「抹茶珈琲豆」は絶品
そもそも珈琲キチガイの自分ですが、珈琲豆が入った菓子は発見するたびに
トライするものの、正直どれもいまいち
ところが「抹茶珈琲豆」は焙煎された珈琲豆を噛んだ時の強い苦さや触感を
計算してコーティングされた味と触感が見事
お値段はちょっと高いけれど、これは一口でお気に入り。
抹茶珈琲豆
http://mame-kichi.jp/goods/
芳ばしく焙煎された「ブラジル豆」を使用と、珈琲豆へのこだわりも書いてあり、
そういう部分も素晴らしい(という単純に嬉しい)。
こちらのお店には、それ以外にも気になる豆菓子が多数。
興味ある方は、HPでチェックしてみてくださいね。
珈琲はスウィートがお供にあると何倍も美味しくなる。
これは、甘いものが苦手な自分も何度か体験してそう実感。その理由は、
スウィートは、珈琲そのものがもつ特徴をより鮮明にするから。」
だと自分は分析してます。
今回の「抹茶珈琲豆」は、中にある珈琲豆の強い苦みが最初にドカンと来て、
その後でまわりにコーティングされている抹茶の香りと甘みがふわっと感じられる。
つまり、後味は甘い。
よって、そのあとに珈琲を飲むと味の特徴がより鮮明となる。
珈琲キチガイの自分にとっては、異なる珈琲の味で抹茶を挟み込んでいるようで。
これはクセになる
機会があれば、是非お試しを。
今週のブログはこのあたりで。ではでは

日記 2010.11.23

名護珈琲 続々編

秋晴れの気持ちいい日が続いているので、日々の歩数がうなぎ上りの1週間。
本日のブログは、今年の3月と5月に「名護珈琲」「名護珈琲 続編」の続々編を。
それなぁにという方は以下を先にご覧の上、お読みください
〔名護珈琲
http://tamajicafe.blog38.fc2.com/blog-entry-66.html
〔続編 名護珈琲
http://tamajicafe.blog38.fc2.com/blog-entry-75.html
まずは、本日の結論から
念願の名護珈琲農園に行く日を、2011年1月29日(土)と決めました~
名護珈琲の代表である藤田さんから、収穫時期の1月~2月を提案されていたことから、この日に決定。
当日は、まずオフィスにお邪魔し、そこから農園へ
農園を見学した後、オフィスに戻って、今年収穫された珈琲を試飲という計画。
ちなみに、移動は沖縄在住の元上司の車で
宿泊も、ご自宅にお世話になるつもり(いまだOKの返事はないんですが・・・)。
ちなみに、名護珈琲ってと思われている方もいらっしゃると思うので、簡単に紹介を。
(名護珈琲のホームページより)
 名護珈琲とは
コーヒーベルトとは、南北の緯度25度以内を指します。
沖縄という土地は、そのコーヒーベルトの北限にかすっているのです。
更に、温暖な亜熱帯でありながらも、昼夜の寒暖の差がある土地が、適しているといわれます。
沖縄のやんばる地方は、その土地に適合しているので、弊社でも農園を営むことができるのです。
世界地図を何気に見てみると、有名なブルーマウンテンの産地から、ハワイのコナコーヒーを結び、
その延長線上に、沖縄が示されている事に、運命を感じずにいられません。
事実、沖縄産のコーヒーも、とても風味豊かでコクがあり、自信をもって提供できるからこそ、
この地での、生産を続けているのでございます。

日本で生産される珈琲。
そもそも日本で珈琲農園が営まれている。それもビジネスとして。
最初にそれを知った時には感慨深いものがありました。
いつかは農園に足を運んで、見て・収穫して・味わってみたいという思いが以前から強くあり、
ブラジルエチオピアグァテマラハワイなどの珈琲国に行くつもりだったので。
こんなに早く、こんなに身近でそれが経験できると考えただけでも胸が高鳴る
将来の夢として、
名護珈琲を生豆で仕入れ、たまじ珈琲として販売したい
農園を営みたい
なんてことも思ってます。
いつからどうやるかなどは、さておき。ただただ、今は想いを馳せるのみですが・・・
2008年10月から開始した「たまじ珈琲」が、お蔭さまで3年目を迎えました
名護珈琲との出会いは、振り返った時に、大きな1歩だったと思い起こせるような予感が。
今後の展開(なりゆき)をゆっくりと楽しみたいと思う今日この頃です。
本日のブログはこのあたりで。
ではでは

日記 2010.11.13

イルガチェフ

週末、ある自家焙煎珈琲屋さんに尋ねた時のエピソードを紹介しますね
場所は、高円寺駅から徒歩5分。自家焙煎豆とエスプレッソ珈琲のお店。
お店の前にあった看板の文字が気になって、フラッと入店。
その文字とは「イルガチェフ再入荷」。
イルガチェフ」とは、コーヒー発祥の地とされるエチオピア産のモカ。
モカマタリと並び称されるモカ・シダモで有名なシダモ地方の奥地で、
標高が2000m程度のイルガチェフと呼ばれる地区で栽培されたモカの中でも群を抜く品質
モカマタリが、非水洗式で珈琲の実を残して乾燥させることでフルーティーな酸味を強く感じられるのに対し、
イルガチェフは水洗式でフルーティーさが柔らかくなり、酸味と甘みがバランスのとれた味に。
モカが苦手という方にも喜んでいただけるストレート珈琲なんです
さて、高円寺のお店。
店員さんに迷うことなく「テイクアウトでイルガチェフを1つお願いします。」と注文
「抽出に4分ほどお時間いただきますが、よろしいですか」との質問。
美味しい珈琲を飲むための待ち時間。望むところとばかりに「はい。」とすかさず回答。
待っている間、店内にあるちらしを熟読。(どんなお店なのか知りたくて
お店の特徴を抜粋すると・・・
コーヒー豆は具体的な農園まで指定し、確かな品質のものだけを使用
バリスタは米国のラテアートコンペティションで決勝進出した実力者
豆の購入、ドリンクのテイクアウト、店内で飲食が可能
将来、たまじ珈琲のアンテナショップを持ちたいと思っていることもあり、
自家焙煎珈琲のお店がどんなスタイルで経営しているか、とても参考になる
そんなことを考えていると、あっという間の4分が経過。
テイクアウト用のカップに入ったイルガチェフが登場。
ちょっと悴んだ両手でカップを持つと心地よい暖かさ。
お店を出て蓋を開けた瞬間に、ほわっとモカの甘い香り
早速ひとくち。味の入り口は上品で、飲んだ後にしっかりとした珈琲の味と香り。
期待していたモカの特徴を感じられる満足な味
たまじ珈琲でもイルガチェフを扱っているが、味が違うことに珈琲の奥深さを感じる
そんなことを考えながら、珈琲を飲んでいると体の疲れとストレスがスッと抜けていく。
そういえば・・・
先日読んだ雑誌で、珈琲はストレスを緩和する効果があると医学的に実証されたことを思い出す。
なんでも珈琲の豊かな香り、苦味と酸味が自律神経に働きかけて疲労回復に効果を発揮。
また、カフェインがストレスを緩和し集中力を回復させるとのこと
気になる自家焙煎珈琲屋さんをご存知の方、オーナーまでメールくださいね。
本日のブログはこのあたりで。
ではでは

日記 2010.11.07