たまじのつらつら記 「ゆっくり・ゆったり」コンセプトとしたたまじブログ。

珈琲フィルター

夏と梅雨をいったりきたり・・何だかスッキリしない天気ですよね~。
珈琲もホットにしようか、アイスにしようか、毎日悩みます。
さて、今週のブログは、お客さまの質問に回答したいと思います。
テーマは、「珈琲フィルター」!
私もあまり考えることなく、手軽という理由だけで「ペーパーフィルター」ばかり使っていますが、
今回改めて調べてみて、金属やセラミックフィルターもありかなぁ~などと
思い始めてるところです。
例えば、
『スイス・エルフォ社製ゴールドコーヒーフィルターM:3,990円』
http://saqwa.jp/7.1/BA0042/?gclid=CPKfxueI6JsCFZYtpAodcEeI6Q
『日本:多孔質セラミックス(有田焼):2,352円』
http://www.toucera.co.jp/shop/filter/s_03/index.html
しらりんさん、ご質問ありがとうございました!自分も勉強になりました。
では、本題に入りますね。
〔Q〕金属フィルターとペーパーフィルター、どっちが美味しい珈琲を淹れられますか?
〔A〕基本的な部分から、順番に回答しますね。
◆珈琲フィルターとは
珈琲フィルターは抽出されたコーヒーをろ過して、出し殻になったコーヒー豆と分けるが主な役割です。
他にも、コーヒー豆と抽出液を切り離すことでコーヒーの濃度が強まり過ぎないようにしたり、
コーヒー豆の後始末を簡単にするなど、コーヒーを淹れる上で、様々な役目を果たしてるんです。
◆珈琲フィルターの種類って
違いを分かりやすく理解いただくために、「ペーパー」「ネル」「金属/セラミック」の3つに分類します。
「ペーパー」
濾紙を使ってコーヒーを抽出するペーパードリップ式で使用されるコーヒーフィルターです。
使い方が簡単なこともあって、一般的なコーヒーフィルターといえます。
欠点は、紙の特性上、使い捨て方式になっているため、やや不経済かつ環境に優しくないと思います。
「ネル」
綿織物のフランネルで作製されたコーヒーフィルターです。
ペーパーフィルターよりもクセがなく、洗えば何度でも使える経済性が特徴です。
また、コーヒー豆に含まれている微量の油をシャットアウトする特性から、
コーヒー通に強く好まれています。
欠点は、利用後に綺麗に洗い、冷蔵庫の中で水に浸するなど保管に手間がかかることです。
「金属/セラミック」
紙や布のフィルタに比べて、濾過能力が低いため、上記のコーヒーオイルや、
その他の多くの成分を抽出することが可能となります。
(多くの成分を抽出できるということは、良い豆の場合は美味しい成分を、悪い豆の場合は
不味い成分を抽出しますので、ご注意を!また、ネルよりも油=コクを多く抽出できます。)
また、珈琲にフィルターの匂いが移ることがありませんので、香りにおいても
他のフィルターよりも強く感じることが可能です。
欠点は、他のフィルターに比べると高価であること、ネルほどではありませんが、
保管に手間とスペースを必要とすることです。
◆回答
「金属/セラミック」は、「高価+味に大差なし」という先入観があり、これまで購入を具体的に
考えたことがありませんでしたが調査の結果、意見が変わりました・・・というか勉強不足でした
最後に、回答をまとめますね。
「金属/セラミック」フィルターをご自宅用に購入するのは良い選択だと思います。
ただ、しらりんさんは、チャンガイミナ・イエガチェフなどのすっきりした味を好まれていますので、
「金属/セラミック」の特徴である「珈琲成分がしっかり抽出=コクが強くなる」が、しらりんさんにとって、
より美味しいと感じられるかどうかがポイントだと思います。
このあたりは試してみるしかないですよね!ぜひ、挑戦して感想を聞かせてください
ちなみに、自分は環境問題に興味があるので、その点でも「ペーパー」から「金属/セラミック」に
変更しようかなぁ~と思ってますよ!(しらしんさんより早く購入するかも・・・
参考になりましたか?また珈琲へのご質問等、お待ちしておりま~す。
では、また来週

日記 2009.07.25

大好物?

13日の月曜日。サラリーマン仕事を終えて帰宅すると、自宅の机の上に、郵送物が。
汗だくのスーツを着たまま手にとって、宛名をチェック。
高校のバスケットボール部のM先輩からの贈り物でした。
というわけで・・・、今回は、「M先輩からの贈り物」の話を。
M先輩は、仕事の相談をしたり、年に何度かバーベキューをしたり、高校のOB会に参加したり、
たまじ珈琲のお客さまだったり・・・と。何かとお世話になっている大事な御方です。
さて、そんなM先輩からの贈り物は、単行本でした。4冊も。
その題名を見て、思わず顔がにやけました。というのも、
『コクと深みの名推理① 名探偵のコーヒーのいれ方』
『コクと深みの名推理② 事件の後はカプチーノ』
『コクと深みの名推理③ 秋のカフェ・ラテ事件』
『コクと深みの名推理④ 危ない夏のコーヒー・カクテル』
自分が大好物の「コーヒー」と「推理小説」が合体してるんです~。もう、感動っす
こんな本があるなんて・・・。M先輩、ありがとうございます。
ちなみに、著者はアメリカの作家 クレオ・コイルさん。
ネットで調べたら、夫婦合作のペンネームだそうです。
早速、通勤の電車で読み始めました。もう、夢中です。
最高の珈琲をお客さまに提供するカフェを舞台に事件が勃発!!
その”謎解き”を刑事に混じって、バリスタがというストーリー。
本の中から、たまらないフレーズをちょっとだけ抜粋しますと・・・
 ただし、完璧な一杯のコーヒーとの出会いにはリスクがつきもの。
さがし求めた末に完璧なコーヒーに出会ったとする。そして完璧な
コーヒーを飲むことにはまる。それはじつにあやうい事態だ。
なぜなら、完璧なコーヒーを飲むことがかなわない朝が来ないとも
限らないから。そういうときには-ここは前夫の言い草を拝借しよう。
”ズタボロで立ちなおれない” 
<『名探偵のコーヒーのいれ方』 12ページの一節より>
う~ん、たまらない 
たまじ珈琲のお客さまにこんなことを言ってもらえるようになることを夢に見つつ・・・
改めて頑張ろうと思う今日この頃です。
珈琲好きな皆さま、おすすめですよ。夏休みの読書にいかがですか?
私は、今年の夏、たまじ珈琲の水出しアイスとこのシリーズで過ごすことにしようかと。
最後に・・・M先輩の”おちゃめ”な部分を紹介して本日のブログを〆たいと思います。
贈り物の宛名(受取人=私の名前を書くところ)に、”上野 たまじ様”って書いてあったんです。
M先輩から、名前が思い出せなくて、ついこう書いちゃった~って連絡ありました。
おちゃめ、でしょ。
では、また来週

日記 2009.07.18

今週は・・・

土曜日なので、いつもどおり、つらつらとブログに向かってます
今週、たまじ珈琲でどんなことがあったかなぁ~と考えたんですが、
あんまり「これ!」ってものが浮かばないので、こんな時は”珈琲豆知識のコーナー”
とさせていただきますね。
『珈琲』 豆知識
〔Q〕 珈琲の成分はどうやって抽出されますか?
〔A〕 今回は、しっかりと回答しますね
まず、「抽出」を説明します。「抽出」とは、珈琲を挽いた粉にお湯を注いぐことで、珈琲の中に
含まれている成分がお湯に移ること(お湯を注ぐことで、珈琲の成分を取り出すこと)なんです。
抽出過程は、大きく2つのステップに分かれます。
<第1ステップ>粉の”表面”とお湯の間で成分が移るステップです。移動する速さは、
粉の表面の珈琲成分が濃いほど「速く移動」します。
<第2ステップ>粉の”中心部”から”表面”への珈琲成分の移動です。第1ステップで
粉の表面から成分が溶け出して、表面の成分濃度が薄くなることによって第2ステップが起こります。
第1ステップと第2ステップを比べると、第2ステップの成分移動は「ゆっくり」と進行します。
さらに、その「ゆっくり」進行する第2ステップの中でも「酸味」成分は「苦味」成分に比べて、
早いうちに出てきます(移動します)。
以上のことから、次の2つのことを覚えてもらえれば、OK!です。
 珈琲の味に影響を及ぼすのは、第2ステップの影響が大きい!!
 「苦味」を強く出すには、ゆっくり・ゆっくり抽出した方が良い!!
ちょっと、ややこしい内容でしたが、ご理解いただけましたでしょうか??
珈琲の粉に、それぞれの味があり、特徴がありますが、「抽出」の方法によって、その成分を
どう引き出すか、特に「酸味」と「苦味」のどちらを強く引き出すかなども調整できるんです。
まとめますと・・・
今回の豆知識は、珈琲の味は「粉そのものの持つ成分」はもちろんですが、
「その成分をどう取り出すか=抽出」を工夫すると更に味の特徴が出せますよ!というのが
ポイントです。
では、また来週をお楽しみに~

日記 2009.07.11

生活のリズム

数日前のことです。
会社の元部下、今はたまじ珈琲のお客さまと神楽坂で食事をしてたんです。
彼が予約してくれたお店は、私が大好物の「鳥」料理。むちゃくちゃ、美味しかったっす。
いろんな部位のお刺身、七輪で焼き鳥・・・う~ん、想像すると涎が(ゴメンなさい)。
そんなお店で・・・
たまじ珈琲を日々どんな飲み方をしているかを語ってくれたんです。
「毎日、朝にたまじ珈琲を珈琲メーカーで入れて、マイポットに入れて会社で朝とランチ後に
飲んでるんですよ。」って。
そのマイポットを鞄から取り出して実際に見せてくれながら。
(何だかちょっと誇らしげで。。。笑)
そんな話を聞きながら。珈琲って、いいなぁ~って思ったんです。
お客さまの生活に溶け込んで、毎日のリズムを刻んでる気がして。
決して特別なものじゃなく、あたり前に必要と思ってもらえるものだって感じられて。
お客さまからの言葉に支えられて、今日も珈琲仕事を週末に励んでおります!
たまじ珈琲のお客さま!こんな飲み方をしてる~なんてメール、お待ちしています。
それをパワーに変えさせていただきやす!
最後に、恒例のFAQを!今回は、ちょっと新しい趣向で「コーヒー豆知識」にて。
[Q1.gif” /> 珈琲の酸味の正体は何ですか?
[A1.gif” /> 生豆を焙煎すると、諸成分が化学反応を起こして酸がつくられるんです。
その代表的な酸は、「キナ酸」です。これが酸味を作り出す主成分と言われてます。
ちなみに、焙煎を進めるにつれて、どんどん酸の量が増加して酸味が強くなるんです。
ところが、焙煎を続けるとある状態から酸の熱分解が始まって、酸味が減っていくんです。
そんなわけで、深煎りは「酸味が弱い」と一般的には言われてます。
参考になりましたか??
次回をお楽しみに~

日記 2009.07.04