つかず離れず
10年以上、つかず離れずの付き合いをしている友人。
この年齢になると、こういう友人、皆さんも両手ぐらい存在するのでは。
そんな友人の中のひとりとある出来事がきっかけで
毎日のようにスマホで連絡をとり、定期的に会って真剣に今後を語り合った。
タイミング、縁、相互の利益、環境など複雑に絡み合う条件が
不思議なぐらい綺麗に解れて、ある一定の方向に動き出す。
動き出すと、一気にビジネスの重要な仲間に、さらに生涯の友になったり。
何とも人間関係とは摩訶不思議なものですね。
たまじは、いったい何が言いたいのか・・・と首を傾げる方もいらっしゃるかと。
頭の中に浮かんだフレーズをつらつらと書き綴った乱暴な入り方、お許しを。
この半年の間に自分が経験したことを立ち止まって振り返ったらこんな感じに。
何年後にこの時期に起こったことを振り返れば、
少なからず自分の人生に影響を及ぼした1年だったと思うだろうと。
そんな出来事が進行している最中に、別のつかず離れずの友人が
直接的ではないにせよ、少し離れたところから状況を見守ってくれて。
彼ともきっと近い将来にビジネスで一緒になり、
付かず離れずから、生涯の友になりそうと勝手に感じている。
最近の彼はベトナムを拠点とした仕事が急増しているらしく、
2~3ヶ月に1回のペースで出張している。
そんなMさんからお土産でいただいたのがこちら。
ベトナムの珈琲(約400g)と珈琲道具。
全部合わせて日本円で700~800円ほど。
物価が日本の10分の1程度と思えば、そんなものかと思えるものの、それにしても安い。
たまじ珈琲でもベトナムの豆は水出しアイス専用に扱っている。
珈琲の消費量が減少する暑い夏の救世主として、いい仕事をしてくれている。
アイス専用と書いたように、お湯で抽出するベトナム珈琲は
お世辞にもおいしいとは言い難い。深く焙煎し、細かく挽いたものを
麦茶と同じ要領で専用ドリップに入れる。適量の水を入れたポットに
その専用ドリップをほうり込んで冷蔵庫で10~15時間放置して出来上がり。
ポイントは温度が低い水で時間をかけて抽出することにより、
お湯でおいしくなかったベトナムが滑らかな、まぁるい味になり、
美味しくいただけるように変化する。そんな風に思っていたので、
今回のベトナムをお湯で楽しむお土産は正直恐る恐るという感じ。
道具の使い方はまともな説明書がないのでYouTubeで確認。
豆を見る限り、かなり深めの焙煎。焙煎度合が豆によりばらつきが
あるので、かなり大雑把な焙煎仕事。この時点でお湯で飲むのを
躊躇する気持ちがムクムクと目覚めるが、
郷に入らば郷に従えの精神で、とにかく試してみることに。
できあがったベトナム珈琲をまずは、味に厳しいたまこさんが試飲。
少し複雑な表情をした後に、ぼそっと「おいしいかも」。
次に、たまじが試飲。我々がおいしいと思っているストライクゾーン
ではないところに、ストライクと判断できるところがあったのか
これが率直な感想。確かに「不思議だけどおいしい」。
練乳がベトナム珈琲のごつごつした粗さを柔らかく包んで
舌触りも、味わいも丸く、一体感が感じられる。
疲れたときに、ショットグラスでぐびっと一口飲むと最高かも。
2012年の夏に訪れたブラジル。
灼熱の太陽のもとでガッツリと砂糖が入ったブラジル珈琲。
最初は、「あまっ!」「まず」という感想がブラジルの気候に体が馴染んでいくに
したがって体が求める=おいしいと感じるように変化して。
今回はベトナムという現地で飲んでいないので、決して同じ経験とは
言えないですが、異国の珈琲の美味しさを体で感じられたようで。
現在はつかず離れずの友人に感謝
そして、この友人と将来一緒に仕事をするであろういう自分の予感が当たり、
それが彼の人生にとってプラスとなることを祈りつつ。
そんな気持ちにさせてもらったベトナム珈琲でした。
今週のブログはこのあたりで。
ではでは。