たまじのつらつら記 「ゆっくり・ゆったり」コンセプトとしたたまじブログ。

軟水と硬水

9月に入り、秋の気配を感じながらも、まだまだ暑い日が。
熱中症、9月に入って急増しているようなのでお気を付けください
さて、今週のブログは久しぶりに珈琲豆知識を。
今回は、珈琲の味に大きな影響を与える「」をテーマに。
一般的に、珈琲を淹れるのは「軟水」が適していると言われてます
自分もコーヒーコーディネイターの試験勉強で、そう学んだ。
体験から、そう実感してますが、あまり自信を持って言えないのが本音
そんな背景もあり、改めて調べてみたことを、つらつらと
日本の水は、ほとんどが軟水。
水が軟らかいのは、水の中に含まれるカルシウムやマグネシウムの量が少ないということ
硬度の基準は次のとおり。
硬度100以下 軟水
硬度101~300 中硬水
硬度301~ 硬水
マグネシウムやカルシウムの含有量が少ない軟水の方が、
硬水に比べると珈琲豆の成分をまろやか(マイルド)に抽出できるというのが自分の感想
では、珈琲豆の成分っていったいなに
私も詳しくは知らなかったので、ちょっと調べてみると。
全多糖類(デンプン グリコーゲンなど) 24~39%
脂質 14.5~20%
たんぱく質 13~15%
腐食酸 16~17%
小多糖類 0~3.5%
クロロゲン酸類1.2~1.3%
カフェイン 0~1.0% 
トリゴネン 0.5~1.0%
脂肪族酸 1.0~1.5%
無機成分 3.5~4.5%
という成分で構成されているとのこと。
これらの成分の配合やバランスが異なることにより、
珈琲豆のそれぞれの特長が創り出されているわけですね
中でも、クロロゲン酸は珈琲の色・香り・渋みの、
カフェインは苦みの重要な要素
最近はノンカフェインの珈琲なども商品化されてますが、
重要な苦みの部分はどうやって実現しているのだろうか
掘り下げていくと、さらなる疑問がわき出てくるので、
カフェインは苦みの重要な成分というところで思考停止することに。
さて、本題に戻って・・・
珈琲には軟水が適してる、硬水は適していないという通説が本当に正しいのか
これを、少し調べてみると、珈琲に一番合うのは「中間硬水」と説明されている
サイトがありました。とても興味深い
苦味の強いのを好まれる方は硬水で、マイルドな味は軟水で
◆珈琲には「中間硬水」(両方のいいとこどり)
「軟水」は、とろみがあるようなマイルドな仕上がりで、
それぞれの珈琲豆の特長(素材の特長)が出やすい
「硬水」は、味にボリューム感が出て、苦みが強くなる。
「中間硬水」は、両方のいいとこどりができる。
もしかしたら、少ない体験と先入観から珈琲は軟水と思いこんでいたかも
今回、「水」をテーマとして調べてみた結果、
軟水と硬水、それぞれが珈琲の抽出にもたらす効果を知識として理解できたので、
次は体験として、自分の味覚として、どうなのかを検証してみようと
そして、「水」というテーマに自分なりの結論を出たら、ブログで紹介しますね。
それにしても、珈琲は拘りだすと奥深いなぁ・・・。
それがおもしろいんですけど
今週のブログはこのあたりで。
ではでは

日記 2011.09.17