珈琲道
5月5日。GWも後半に入ったこの日。
両親や弟家族が新居に遊びに来るということで、自宅でのんびり待機。
言うまでもなく、朝からたまじ珈琲をゆっくり・ゆったり楽しみつつ。
少しだけ夏の気配を感じる5月の爽やかな日差しと風が本当に気持ちいい。
こんなときはテレビを消してボサノバに。
ボサノバを聴くだけで去年夏に行ったブラジルを想い出す。
5月5日はこどもの日。端午の節句。
端午というのは、もとは月の端(はじめ)の午(うま)の日という意味なので
5月に限ったものではなかったのが、午(ご)と五(ご)の音が同じなので、
毎月5日を指すようになり、やがて5月5日のことになったとのこと。
5月5日が端午の節句となるまでの時間の流れを感じますよね。
ボサノバのCDが終わり、なにげなくテレビをつける。
そこには、なんと。
画面の右上にある「松井引退、国民栄誉賞の同時受賞」というフレーズが目に入り納得。
世紀の瞬間をLIVEで見逃すところだったことに気づき、慌ててテレビの前に。
国民栄誉賞の授与式は首相官邸が通例。それを東京ドームでって、凄い。
しかも、とても厳粛な雰囲気と球場の活気がいい感じ。
徳光さんの解説を聴きながら、始球式を観ていたら思わず涙が。
松井が投げ、長嶋が片手でスイング、原が内角寄りの球をキャッチ。
バッターボックスに集まる3人。子供のようなキラキラした表情。
それを観ていた瞬間に涙がポロリ。
感動した。心から。
何とも久しぶりの感情。涙が出ることも久しぶりだけど、感動の涙っていつ以来・・・。
なんてことを思いながら、テレビにくぎ付けに。
長嶋さんを見つめる松井さんの表情。2人が会話している表情。
何より、長嶋さんから少し離れて歩く松井さんの謙虚さ。
羨ましくなるほど師弟関係。信頼の積み重ねがあって今があることを実感。
そんなセレモニーが終わった後。
松井さんのお父さんが登場して、ある言葉を紹介。
それがこちら。
「努力できることが才能である」
才能とかセンスに縁のない自分。
なのに努力できる才能がなかったのかなと過去を振り返って思ったり。
ただ、なんにでも努力できるわけじゃないと思う。
他人にはできないけど、自分にはできる、自分にしかできない努力が。
自分ができる努力を見つけ、その努力を地道に重ねていくことが重要なんだと。
珈琲の仕事も、ITの仕事も、病気との闘いも。
そんなことを改めて思い出させてくれた今回のテレビ番組。
チャイムが鳴って、家族の声が。
現実に引き戻され、玄関へお出迎え。新居をひととおり紹介。
新たに購入したダイニングキッチンにみんなが座っている姿を観ながら、
いつものように珈琲を淹れる。
ちなみダイニングキッチンはこちら。
いつものようにだけど、いつもとちょっとだけ違う。
テレビ番組からもらった刺激で少しだけ背中がピンとして。
好きが高じてライフワークになってきた珈琲。
自分の人生で見つけた数少ない自分が努力できるもの。
長島さんが会見で松井さんに送った言葉。
「もっと野球道にまい進し、国民に愛される指導者に・・・」
スケールの違いはあれど、自分もここからメッセージを受け取ることに。
もっと珈琲道にまい進し、ひとりでも多くのお客さまに愛される珈琲屋に・・・。
もっとIT仕事にまい進し、ひとりでも多くのお客さまに選ばれる製品に、会社に・・・。
なれるように、よりコツコツと努力をせねばと。
2013年のGWを締めくくるのに最高のテレビ番組。LIVEで観れて良かったぁ。
今週のブログはこのあたりで。
ではでは。