珈琲癌予防
今週のブログは、先日ネットで読んだ記事から興味深い話題を。
それは、珈琲が日本人の癌予防に効果があるという記事。
珈琲党の皆様(たまじ珈琲のお客様)に朗報として、つらつらとお伝えしますね。
まず、その記事を書かれた先生を紹介。
西園寺 克(さいおんじ かつ)先生
臨床検査の中で臨床細菌学、臨床薬理学、臨床免疫学を専攻。
医学に関する幅広い知識をベースに、医学情報の洪水が起こっているインターネットの中で、
正しい情報を提供することを目指していらっしゃる先生。
その先生の記事からポイントを抜粋させていただきますね。
+++++ ALL ABOUT(健康と医療)より http://allabout.co.jp/r_health/gc/298739/
日本人の1/3はいわゆる癌死です。これは1/3以上の人が癌を経験する事を意味しています。
珈琲は動物実験では食道癌、胃癌、結腸癌、直腸癌の発育を抑えます。
日本人では、珈琲党は直腸癌、胃癌が少ないと報告されていました。
これに加えて最近、珈琲党は肝癌も少ないと報告されました。
一時期、珈琲には発癌性があるとされた事があります。
その後の研究で喫煙、飲酒の影響が間違って珈琲の影響とされた事が判りました。
珈琲は発癌に関しては無罪となりました。
逆に、珈琲の成分の分析から制癌作用がある可能性があります。
その成分はクロロゲン酸といいます。
酸とアルコールが結合するとエステルと呼びます。
クロロゲン酸は、酸とついていますが珈琲酸とキナ酸(一種のアルコール)が結合したエステルです。
実はクロロゲン酸は珈琲の香りそのものです。
クロロゲン酸には、その構造からいわゆる抗酸化作用があります。
癌の場合はもともと、男性と女性で差があります。
男性は女性の1.5倍以上癌で死にます。男性の前立腺癌、女性の乳癌、子宮癌を
抜いて計算すると男性は女性の約2倍癌で死にます。癌の統計’03によると2015年の推定では
男性では1位肺癌、2位胃癌、3位結腸癌、4位肝癌、5位直腸癌となります。
女性では1位結腸癌、2位乳癌、3位胃癌、4位肺癌、5位肝癌、6位胆のう癌・胆管癌、7位膵臓癌、8位直腸癌
の順となります。
男女に共通している複数の癌を予防できる生活習慣で実行可能なものが珈琲と言えます。
珈琲の場合、豆の種類、焙煎の程度、入れ方によって成分が変わってしまいます。
簡単に何杯が良いということはできません。また、多ければ効果が高いと言う報告もありません。
珈琲と心臓病との関係については現時点では明確な関係は否定されていますが欧米では研究は続行中です。
通常の生活では食後を含めて5杯程度までが妥当な杯数ではないでしょうか。
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皆さん、いかがでしたか
自分は、「癌予防の生活習慣で実行可能なものが珈琲」というフレーズが最も響きました。
珈琲を日々の生活の中に取り入れることは、
味や香りから心身ともにリラックスするだけではなく、
体内において癌予防という大きな効果につながる。
この事実は、珈琲を商品として販売しているものとして、
今後も然るべきタイミングに、然るべきメッセージとして、
一人でも多くの方にお伝えできればと思っています。
記事の中にもありましたが、珈琲に発癌性があると言われた時期もありました。
今後も、医学の研究が進む中で、プラスの情報ばかりではなく、
マイナスの情報が新たに出る可能性もあると思います。
いずれの場合でも、珈琲に関係する総合的な情報を、
自分なりに解釈して、分かりやすい表現でお客様にお伝えしていければと思っています。
今週のブログは、内容的に少々堅い感じになりましたが、
たまには、いいのではと勝手に解釈して、このあたりで終わらせていただきますね。
ではでは。