珈琲の淹れ方
今日はやっと、やっと春らしい天気でしたね~。
念願だった沈丁花の香りもバッチリと。
サクラもあちらこちらで。
ベランダで、エメラルドマウンテンをゆっくりと味わいました。
お湯の温度を低めにして、抽出時間も長めにして、いつもと違う味わいで。
ちなみに、この抽出方法だといつもよりしっかりした、苦味の強い味になるんです。
というわけで、本日のブログは、珈琲豆知識を。
珈琲の淹れ方と題して、湯の温度、抽出時間、粉の大きさが
珈琲の味にどんな影響を与えるかを紹介しますね。
そもそも、珈琲を淹れるということは、ざっくり言えば、焙煎した豆に含まれる
さまざまな成分を抽出する作業。その抽出量を温度、時間、粉の大きさなどで
コントロールすることで同じ焙煎豆からも様々な味わいが楽しめるというわけなんです。
湯の温度
湯の温度を高くすると、それぞれの成分の足が速くなるんです。
酸味成分はもともと足が速いので、さらに速くなっても一定時間内に粉の中心部から
表面にたどり着く量にあまり違いはありませんが、苦味成分は足が遅いので、
湯の温度が高くなることによって表面にたどりつける量がぐっと増えるんです。
つまり、湯の温度が高ければ、さまざまな味がたくさん出て、特に苦味の比率が増える
というけわけです。
抽出時間
抽出時間の長さを長くすることは、前述の温度を高くするのと同じ効果が期待できます。
つまり、長くすればするほど、さまざまな味がたくさん出ることになり、かつ、味の遅い
苦味成分の比率が増すわけです。
粉の大きさ
粉の大きさは、細かく挽くことで成分にとってゴールが近くなることを意味します。
よって、粉が細かいことは、前述の湯の温度を高く、抽出時間が長くするのと同じ効果が
期待できます。
つまり、粉を細かくすればするほど、さまざまな味がたくさん出ることになり、かつ、苦味成分
の比率が増すわけです。
万人にとって100点満点の味は、珈琲にないと思ってます。
よって、自分が気に入っている豆から、更に自分好みの味をどう抽出するかは、
温度・時間・粉の大きさのベストポイントを見つけること。
気持ちのいい天気の休日に、ちょっとだけ時間を見つけて。
自分好みの珈琲の味を探してみませんか?
参考になりましたでしょうか?本日のブログはこのぐらいで。
ではでは。