ブラジル(食事)
先週に続いて、今週はブラジル旅行の「食事」編をつらつらと。
ブラジル料理と言えば、皆さんは何を思い浮かべますか
自分は「シュラスコ」ぐらいしか知らなかったというのが正直なところ。
強めの塩味で焼き上げた牛の様々な部位を机まで運んできてくれて
豪快にカットしてくれるパフォーマンスが魅力。
リオに到着したその日の夜に、サンパウロに住んでいる友人と楽しみました。
27時間のフライトでの寝不足や疲労など何のその。
友人との久しぶりの時間が楽しかったこともあり、旺盛な食欲でいただきました。
一緒に飲んだカイペリーニャというお酒もうまかった。
そしてリオ2日目の夕食。
前日が肉だったこともあり、ブラジルの魚介料理ということで「バカリャウ」。
バカリャウとは塩漬けにして軽く乾燥させた鱈のこと。
ポルトガルはもちろん、イタリアなどの南欧ラテン各国でよく食べられている食材。
ブラジルの場合はかなりな高級食材。
日本に置き換えるなら、アンコウと同じくらいの扱いだとか。
豪快な野菜の下に、どでかい鱈。
見ためとは違ったやさしい味わいで、これもうまい。
このあたりからブラジル料理に嵌りはじめる。
ブラジル到着5日目。
ヴィトリアから車で1時間ほどにあった洒落たレストラン
。
昔ながらの小屋を適度に改装されていて雰囲気抜群。
こちらのお店は従量課金。
30種類ぐらいあるブラジル料理から好きなものを好きな量だけチョイス。
大皿に1.5杯分で約600円。かなり大満足なランチ。
ブラジルに到着してから6日目。
ヴィトリア在住の日系ブラジル人のご夫婦に連れていっていただいた夕食。
この日は朝から珈琲農園などへ1日ドライブして腹ペコでお店に。
今回のブラジル旅行で一番食べたかった「ムケッカ」を体験。
ムケッカは、ブラジル式海の家の定番メニュー。
大元はアフリカの海岸部でよく食べられていたシーフードのシチューだとか。
煮込み料理でありながら水は使わず、シーフードと野菜と油だけで煮るのが特徴。
これ、「最高」。
まさに、癖になる味・嵌る味。
もう動けないというぐらい頑張ったが完食できず。
ブラジル最終日。
最後となればこれしかない。今や世界的に有名となった「フェイジョアーダ」。
ここでフェジョアーダだけに豆知識。いつもどおりWikipediaより
。
ブラジルのフェジョアーダは、世界で最も有名なフェジョアーダである。
代表的なブラジル料理のひとつで、ブラジルの国民食と呼ばれる。
「完全なフェジョアーダ」という意味のフェジョアーダ・コンプレタ(feijoada completa)とも称される。
フェイジャオン・プレトと呼ばれる黒いフェイジャオン(隠元豆)と豚の脂身、
豚や牛の干し肉または燻製肉、リングイッサという生ソーセージ、
豚の耳や鼻、豚足、尾、皮などを、ニンニクと岩塩の塩味でじっくり煮込んだ料理。
素焼きの壺に入れ、皿に盛ったバターライスや籠に入れたパン、
繊切りにして炒めたコウヴェ、ファロファと呼ばれるバターやベーコンで炒めたマンジョッカ芋の粉、
オレンジのスライスと一緒に供される。
見ためは、真っ黒のかなりグロテスク。
最初にきつい塩味がきて、その後に奥深い味わい。
コメにフェジョアーダをカレーのようにかけ、
コウヴァとマンジョッカを混ぜながら食べる。
それぞれが個性ある強烈な味にもかかわらず、一緒にすると複雑で妙に後を引く味わいに。
オレンジのスライスがこれまで絶妙。
長く、深い歴史を経て現代に伝わる世界的なレシピ。
それだけに安い食材でしっかりと栄養補給ができて、さらに「おいしい」。
ブラジルという国をダイレクトに感じられる食事。
皆さん、ブラジル料理に興味がでましたか
ボサノバを聴きながら、ブラジル料理をチャレンジするのもいいかも。
今週のブログはこのあたりで。
ではでは。