たまじのつらつら記 「ゆっくり・ゆったり」コンセプトとしたたまじブログ。

シェードツリー

ちょっと、暖かくなってきましたね。
コートを着ないで、マフラーだけで、ちょうどいい感じ。
やっと春を感じるようになりましたよね。
ちなみに、自分が歩いていて春を感じるのは沈丁花の香り。
かなり癒される香りなんです。好きな方も多いのでは?
さて、今週のブログは久しぶりに「珈琲豆知識」を。
いきなりですが、”シェードツリー”ってご存知ですか?
実は私もついこの前まで知らなかったんですが、珈琲農園の写真集をみていて
はじめてこの単語に出会って調べてみたんです
意味はそのまま、日陰をつくってくれる木なんです
なんで、珈琲に日陰が必要かについて簡単に説明しますね。
珈琲のという植物の種類には、アラビカ種とロブスタ種というものがあります。
アラビカ種は、現在生産されいてる珈琲の65%程度を占めています。
モカ、キリマンジャロ、ブルーマウンテンなど、なじみの深い珈琲の多くはアラビカ種です。
このアラビカ種が育つための重要な1要素が、シェードツリーによる日陰なんです
アラビカ種は、あまり日光を必要としない植物で原産地エチオピアでは高知の日陰に自生するからです。
シェードツリーの役割は、日陰を作ることだけではありません。
強い風から珈琲の木を守ってくれることもあります。霜の害を防ぐ役割もあります。
しっかりと張られた根は土の中の養分を逃さないように保持してくれます。
最近では、シェードツリーに守られた木のつける実は大きく、熟度のばらつきが少ないこと、
さらには年による収穫量のばらつきが少なく、木が長持ちすることも報告されてるんです
珈琲は、熱帯植物ですので赤道近くの暖かい地域でしか育ちません。
でも、上品な部分があり、日陰を作ってくれるシェードツリーに助けてもらいながら、
おいしくなるわけです。
普段、何気なく飲んでいる珈琲が壮大な自然の中で、じっくりと育っている姿が
目に浮かぶようですよね。
将来、珈琲農園に行くのが夢の1つですが、その時にはシェードツリーもばっちり見てきて、
その日陰を感じてみたいと思うわけです。
参考になりましたでしょうか?
今週のブログはこの辺で。
定期的に、珈琲豆知識、掲載させていただきますね
ではでは。

日記 2010.02.27