オープン(5日前)
2008年10月に運用開始した、たまじ珈琲。
2009年5月から、たまじカフェ(ブログ)を開始し、週1回のペースで更新。
いつまで続くことやらと思いながらも振り返ると53ヶ月が経過。
最初の頃は何を書いていいのやらと悶々としていた日々を思い出す。
ブログなんて始めなきゃ良かったと何度思ったことか。
ひとつ書くのに3時間ぐらいかかるし。
文書はビジネスメールみたいに堅すぎと突っ込まれるし。
継続は力なりなのか、4年以上が経過したいま、
1時間もかからず、自然体で書けるようになった。
しかし、その内容は乱筆乱文の嵐になっているような。
思うことを、自然体で書けるようになったのと、
時間をかけずに(乱筆乱文で)書けるようになったのを
はき違えていたかもと振り返りながら反省。
すべては、たまじ珈琲のコンセプトである「ゆっくり・ゆったり」を
自ら有言実行できていないことに起因していると分析。
そんなこんなを反省をしたくなった2013年10月。
目標の1つである店舗をオープンすることに決定。オープン日は25日に。
この時期を目標としていたわけでもなく、
場所もコンセプトも決めていたわけではなく。
ただ漠然と今年のはじめあたりから、店舗オープンを真剣に考え始めた。
いざ探してみると店舗ってなかなか見つからない。
近所の不動産屋に足を運んでも運んでも、まったくと言っていいほど
条件にあった店舗の紹介はなし。
自分の足で見つけるしかないかと、自宅から徒歩10分圏内あたりを中心に
暇さえあれば歩き回って店舗物件を物色。
探すのに疲れはじめたころに父親がネットで偶然見つけた物件。
それが、今回オープンした店舗。
店内2.6坪、テラス1.6坪の合計4.2坪しかない狭小店舗。
最初は家賃の安さに惹かれ、次にこの狭さをどう活用するかの面白さに惹かれ。
ここにすると決めてからは、あの手この手で工夫を重ね、
何とか自分たちのスタイルで自家焙煎珈琲を販売できる形に。
限りある予算の中で、できるだけメリハリをつけて取捨選択。
これ、本当に難しい仕事でした。
そして、出来上がった店舗がこんな感じ。
【店舗全体:店内2.6坪、テラス1.6坪の日本一小さな自家焙煎珈琲屋】
【店内:屋根裏スペースへの秘密の入口】
【テラス:メキシコタイルを埋め込んだオリジナルベンチ】
オープンまであと5日。
いまはスーパー焙煎機と格闘しながら、味の調整に専念する日々。
珈琲の味に100点満点は一生あり得ないけれど、
オープンまでに、最高の準備をして、いまの最高と言える商品を
ひとりひとりのお客さまに届れられればと。
(最近スポーツ選手が良く使う言葉「最高の準備」。
使いたくなりますね。なんだか気持ちが引き締まる。)
前回のブログで掲載した写真が60点の珈琲豆。
本日は75点ぐらいまでアップした写真がこちら。
生豆が全体的にふっくら。
皮がピンと伸びてるところと皺が寄るところにメリハリ。
水分をばっちり飛ばして、芯までしっかり焙煎。
豆の状態ではそれほど強くない香りも、
ミルでカリカリ挽いてドリッパーに落とした瞬間に、
パッと珈琲ならではの芳ばしさと甘みがふわっと一気に広がる。
この香りが強烈であればあるほど、焙煎直後に急冷することで、
キュッと閉じ込めることに成功してる証拠。
皆さん、珈琲、飲みたくなってきましたか
来週末、予定のない方は、井の頭線に乗って途中下車の旅はいかがですか
西永福駅には、大宮八幡宮や善福寺川公園など自然がいっぱい。
たまじ珈琲でテイクアウト珈琲して、のんびり散歩。
自分の散歩コースをご案内しますよ。
今週のブログはこのあたりで。
ではでは。